三毛(クリームトラ+灰+白)

三毛(クリームトラ+灰+白)

dilute calico|稀釋三色

レア度:★★★
タグ分類:三毛

  1. 解説
  2. 遺伝子型
  3. カラーポイント

 いわゆる黒三毛(茶トラ+黒+白)の毛色が薄まって、クリームトラ+灰+白の構成になったものです。管理人は灰三毛とか薄色三毛などと呼んでいます。パステル三毛と呼ぶ人も多いようです。
 D遺伝子座の遺伝子型が劣性のddに変異すると全体の毛色が薄まり、黒は灰色に、茶色はクリーム色になります。色素粒子の数が減ったり色が薄くなるのではなく、色素粒子が凝集してまばらになるため、光の吸収率が下がって、より明るく(薄く)見えるようになります。白い毛には凝集すべき色素粒子が存在しないので、D遺伝子座の遺伝子型に影響を受けず白いままです。
 この毛色はノンアグチ(A遺伝子座の遺伝子型が劣性のaa)なので、灰色の部分はソリッドですが、O遺伝子由来の茶色やクリーム色は、ノンアグチであっても必ず模様が生じます。
 色斑が小さい場合など、灰色の部分がソリッドなのかタビーなのか、判別が困難な場合があります。クレオパトラ・ラインやM字ラインの有無で見分けるのが良いと思います。

ww Oo aa B- C- ii dd S- Mc- spsp uu

 元となる毛色(クリームトラ+灰+白)の遺伝子のうち、C遺伝子座の遺伝子型が劣性ホモ接合になると、対立遺伝子に応じたレベルのカラーポイントが生じます。外見から劣性対立遺伝子を特定することは不可能なので、以下に遺伝子型の一例を紹介します。遭遇したことがないので写真はありません。

遺伝子型:ww Oo aa B- cscs ii dd S- Mc- spsp uu
呼称:dilute calico point

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