white|白色

レア度:★★
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  1. 解説
  2. 遺伝子型
  3. カラーポイント

 全身の被毛を白くするW遺伝子座は、毛色に関するほかのすべての遺伝子座に対して上位で、優性のW遺伝子を1個でも持つ猫は必ず白一色になります。私たちが通常目にする白猫の大部分はこのタイプです。W遺伝子起因の白猫は、ほかにどんな色や模様の遺伝子を持っているのか、外見からはまったく分かりません。生まれてくる子猫がどんな毛色になるかも見当がつきません。また、一定の割合で聴覚障害を持っていることが知られています。
 そのほか、全身が白い猫でWが関与していないケースが二通りあります。一つはC遺伝子座が最劣性のccのアルビノで、この場合はレッドアイになります。猫のアルビノは極めて稀なので、遭遇することはまずないと思います。
 もう一つはS遺伝子座が優性ホモ接合SSで、白斑が体全体に及んでいる場合です。こちらも極めて稀なので、見かけることはそうないはずです。
 なお、ブルーアイの白猫は65~85%の割合で難聴が見られるそうですが、W遺伝子起因でなくても、カラーポイントが潜んでいればブルーアイになると思われるので、実際の割合はもう少し低いのではないかと思います。

W- * * * * * * * * * *

 白にカラーポイントが生じても白なので、外見から判定することはできません。

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