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2018-11-30
日陰

 今日の出勤前の散歩は調布から京王多摩川まで。これを書いている21時現在、すでに眠くて死にそうなので、さらっと流してさっさと布団に入る。あと、昨日は朝から晩まで台湾で撮った写真の整理をしていたんだが、ざっと数えたところ、少なくとも19回の連載になることが判明した。今のところ7回分までは現像が終わっているが、文章の推敲にも時間がかかるので、全部載せ終わるのは1月下旬ぐらいになるかも知れない。
 1匹目に遭遇したのは日の出の30分後。黒い背景に黒猫という悪条件だが、目が光っているので分かりやすいと思う。
調布市の猫

調布市の猫

 体に草の種がついている。きっと若い黒だな。
調布市の猫

 キューティクルで被毛もさらさら。やっぱり若い猫だ。

 路地に日が差し始めたのは7:20ごろ。といっても大部分はまだ日陰で、猫もその漆黒に潜んでいる。
調布市の猫

調布市の猫

 窓桟に張り付いてご飯待ち中。毛色はごくごく一部にレッドが見えるような気がするが、今日のところはキジトラということで。
調布市の猫

 一方こちらは普通の二毛。空っぽのトレイを前にして、情けない顔をしていた。
調布市の猫

 なお、逃げ足は速い。
調布市の猫

調布市の猫

調布市の猫

 逃げた先でも情けない顔をしている。それ地顔だったのね。
調布市の猫

 あ、こっち向きだと愛くるしいかも。
調布市の猫

調布市の猫

 散歩終盤になっても、路地の奥はまだ日陰。黒猫ってこういう場所で活動的になるのかしら。
調布市の猫

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2018-11-28
台湾の東西南北の猫(4)

 「早安喵!(おはニャー!)」
萬榮郷の猫

萬榮郷の猫

 台湾猫旅の2日目、11月13日の花蓮県萬榮郷紅葉村は涼やかな朝を迎え、巡回の猫のあとをついてテラスへ出ると、椅子やテーブルが朝露で濡れていた。この子はとても人懐っこくて、こちらが猫好きと分かると、肉球が濡れるのも厭わず、あちこちついて回って落ち着きがない。
萬榮郷の猫

 昨夜も23時すぎまでこの子と遊んでいたので、まだちょっと眠い(前回の記事はこちら)。
萬榮郷の猫

 宿の外観。俺のような観光客だけでなく、ひとっ風呂浴びに立ち寄る地元の人も多いようだ。営業時間は7:00〜23:00で、入浴のみの料金は200元。現在のレートだと約736円だから、日本の温泉の日帰り入浴と同じくらい。ちなみに今回の宿泊料はAgodaで1ヶ月前に予約して4,988円だった。
萬榮郷の猫

 黒白は嗅ぎ回りに余念がない。そろそろ時間だから行くよ。
萬榮郷の猫

 宿泊料は朝食込みだが、瑞穂駅を8:00に発車する莒光号に乗ることにしており、それを食べて行く時間はなかった。宿の小姐は片言の日本語を話せたので、そのことは昨夜のうちに言っておいた。無人の帳場に部屋の鍵を置き、見送りに出てきた黒白としばらく戯れ、名残を断ち切るように駅へ向けて出発したのは6時半のことだった。駅までの道のりを猫を探して歩くのが、この日最初の予定だった。
 「瑞穂温泉山荘」と名乗ってはいるものの、宿は瑞穂郷ではなく隣村の萬榮郷にある。萬榮郷の人口は瑞穂郷の半分強の6,500人ほどで、住民の多くは太魯閣タロコ族と呼ばれる原住民で占められている。台湾東部には様々な原住民が暮らしていて、部族ごとに街の意匠が異なるので、散歩していて楽しいのは都市部よりもむしろこういう田舎町だ。とはいえ今回の旅は猫旅であるから、猫がいてくれないと始まらないわけだが、そちらの方も心配なさそうだった。宿から300mほど歩いたところで、こちらを窺う子猫の姿があった。
萬榮郷の猫

萬榮郷の猫

 2〜3分歩くと富源渓の支流を渡って瑞穂郷に入る。瑞穂というのは極めて日本的な地名だが、調べたらやはり日本統治時代につけられたそうで、それより前は水尾と称した。主な産業は農牧業で、有名なところでは、瑞穂温泉から紅葉渓を渡った1.5kmほど南に瑞穂牧場というのがある。台湾のコンビニに「瑞穂鮮乳」というブランドの牛乳が置かれているので、記憶にある人も多いと思う。日本の東京都にも同じ名前の瑞穂町というのがあり、以前住んでいた拝島からだと八高線で2駅なので、何度か猫を探しに行ったことがある(一例)。同名のよしみで姉妹都市にでもなっているかと思ったが、東京都瑞穂町の姉妹都市はアメリカのモーガンヒル市。一方、花蓮県瑞穂郷の姉妹都市は秋田県美郷町だそうだ。まったく同じ名前同士だと、分かりにくくてやりにくいのかも知れない。
 なだらかな坂の向こうに見えるのは中央山脈の山並み。振り返る俺を見つめるのは門扉の向こうの子猫。
瑞穂郷の猫

 さすがにヒントなしでこの子を見つけることは難しい。か細い鳴き声が聞こえたので見つけられたが、声の主を探し回っている間、犬に吠えられまくって辛かった……。
瑞穂郷の猫

瑞穂郷の猫

 子猫を撮影して一安心して振り向くと、そんな俺たちを眺める猫がいた。
瑞穂郷の猫

瑞穂郷の猫

 凜々しい顔立ちの白。丈夫な首輪には予防接種済の鑑札がぶら下がっている。近所の飼い猫かな。
瑞穂郷の猫

 青い目の白にいざなわれて先へ進むと、また白いのが出てきた。
瑞穂郷の猫

 あらー、君は黄色い目だけど、さっきの子にそっくりだねー。
瑞穂郷の猫

 民家に張りついているのはセミロングの白。台湾って白猫が少ないと思っていたけど、そんなことないのかな。被毛を真っ白にするW遺伝子は、猫の被毛色を司る中では最強の遺伝子なので、閉ざされた集団で交配が進めば、自然に増えていく摂理ではあるけれども。
瑞穂郷の猫

 白の住む家を通過したのは7:15。予想以上に猫に会えるため、出発から45分経っても宿から800mしか進んでおらず、8:00発の莒光号に乗ることは難しいように思えてきた。台東線は列車本数が少なく、8:00発がダメなら9:00発の太魯閣号になるわけだが、それだと次の散歩地の玉里が詰まってしまう。玉里までタクシーかなーと思いながら、とある農家に差しかかると、塀の向こうのスクーターに猫が乗っかっていた。
瑞穂郷の猫

瑞穂郷の猫

 わあ、台湾的猫農家だ!
瑞穂郷の猫

瑞穂郷の猫

 家の人に挨拶して中へ突入。私は日本の猫好きです。しばらくお付き合い願いますよ。
瑞穂郷の猫

 突然の闖入者に、三毛は目を丸くするばかり。
瑞穂郷の猫

 みんな思い思いに動き回っているので、正確な数は分からない。ざっと12〜13匹って感じかな。
瑞穂郷の猫

 そしてここにも白がいた。
瑞穂郷の猫

瑞穂郷の猫

 隙間から覗いているのは子供たち。正確な数が分からないのは、こういうのが何匹も見え隠れしているから。
瑞穂郷の猫

 敷地に招き入れてくれた阿姨おばさんに、「オッドアイは珍しいね」と伝えようとしたものの、どう頑張ってもダメ。わざわざ筆談するほどの話題でもないので、諦めてお礼だけ言ってその場をあとにした。瑞穂駅への散歩は次回へ続く。
瑞穂郷の猫

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2018-11-27
新しい傘

 中高生のころ好きで読んでいた作家の一人に宮脇俊三がいる。この人は1977年に国鉄の全路線をすべて乗り潰すという偉業を達成した。今でも時々そういうことをする人はいるが、1977年以前の国鉄と現在のJRでは難易度が違う。例えば北海道に数多く見られた枝葉のような盲腸線や、福岡県の筑豊地区に存在した迷路のような炭坑路線を乗り潰すには、大変な根気と時間とお金が必要で、小学生のころから夜行列車で一人旅に出ていた俺でさえ、宮脇さんのようなことをしたいとはまったく思わなかった。
 ところが最近、台湾ならそれができると思うようになった。台湾は日本以上の山岳国だけあって、山脈を縦横にぶち抜く路線は存在せず、台湾島を輪っかのように結ぶ環島路線のほかは、短い支線がいくつかあるだけだ。何なら「環島之星」と呼ばれるクルーズ列車に乗れば、13時間半で台湾を一周してくれる。宮脇さんが「台湾鉄路千公里」で台鉄を乗り潰した1980年当時、南迴線がまだ未開通で、鉄道だけで台湾島を一周することはできなかった。何より当時の台湾は1947年から続く戒厳令下にあり、鉄道施設は写真撮影すら禁じられていた。台湾鉄路の乗り潰しも日本と同様に、昔より今の方がはるかにやりやすいはずだ。
 長くなるのでこの続きはまた後日。今日の猫は近所のサビから。
日野市の猫

日野市の猫

 猫ヶ丘の急坂で時々見かける子。坂ばかり歩いているから足が太いかと思ったら、そうでもないようだ。
日野市の猫

 猫ヶ丘坂下の民家では、馴染の三毛がバケツの水を飲んでいた。
日野市の猫

日野市の猫

 猫は頻回には水を飲まないが、一度飲み始めるととても長い。
日野市の猫

 道端に突っ立って待っていたら、駆け寄ってきてごろーんが始まった。可愛いねえ。
日野市の猫

日野市の猫

 ぐわー。
日野市の猫

 最近俺はメス猫のボディラインの色っぽさが分かってきたような気がする。
日野市の猫

 散歩本番は西八王子から八王子まで。何も考えずに駅に行ったら京王八王子行きが来て、2駅先の北野に着いたら後追いの高尾山口行きが来たので乗り換えて、それが特急だったので次の停車駅がめじろ台で、めじろ台で降りたら西八王子駅行きのバスが来たので何となく飛び乗ったという次第。俺の人生は気分と偶然に支配されている。
 猫の方は初っ端から分かりにくくて済みませんね。
八王子市の猫

八王子市の猫

 寝ているわけではなかったのね。
八王子市の猫

 「おうよ。おてんと様が気持ちよくってよお」
八王子市の猫

 「……ていうかお前は見かけない顔だなっ」
八王子市の猫

 はるか前方の線路端に猫が1匹佇んでいる。ちょうど列車の音が近づいてきたので、一緒に撮ろうと待ち構えていたら……、
八王子市の猫

 かすかな振動を感じたのか、道路向かいの畑に逃げてしまった。よくよく見ると可愛らしい女の子。
八王子市の猫

 「あら、嬉しいこと言うのね」
八王子市の猫

八王子市の猫

 そんな俺たちのやり取りを傍らで眺めるキジ白。さては彼氏か。
八王子市の猫

八王子市の猫

 このたびの恋はわずか2分で終わった。
八王子市の猫

 柳の小路の歓楽街にたどり着いたのは13:45。お昼寝タイムに入ってしまって、大方の猫はどこかへ引っ込んでいたが、辛うじて駐車場の隅に黒いのが見え隠れしていた。
八王子市の猫

八王子市の猫

 オレンジラインの上にいられると、色の調整が面倒だからどいてくれとお願いしてみたが、テコでも動かない。
八王子市の猫

 民家の隙間にも1匹。この街で白を見るのは初めて。
八王子市の猫

 ちょうど飼い主さんが現れて、ミルクという名前だと教えてくれた。一緒に家の中へ入っていったので、普段は室内で過ごしているのだろう。
八王子市の猫

八王子市の猫

 最後の猫は定点の駐車場にて。雨避けの傘は定期的に交換されているらしく、9月に来た時より新しくなっていた。1月に来た時は透明なビニール傘だったので、それよりだいぶ高品質になった。
八王子市の猫

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