« 11月 2018 12月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1月 »

2018-12-31
三つ指の大晦日

 台湾猫旅シリーズはあと7回分残っており、先にそちらを片付けたいところだが、今日はそうせずに、久しぶりに早起きして日勤前の散歩に出た。ここのところ引越し準備などで忙しく、散歩の時間がなかなか取れずにいるので、大晦日や元旦くらいは馴染の猫の元へ挨拶に行くことにした。
 とはいえ、この時期の朝の散歩はきつい。しかも、クリーニング屋に行くのを面倒臭がっているうちに、着る服がなくなってしまい、昨日から春秋物のスーツで通う羽目になっている。もちろんコートを着ているので、見かけ上は真冬の格好だが、通気性が良すぎて、背中や足元に冷たい風が入ってくる。今朝歩いたのは京王八王子~片倉という軽いコースだったが、体が冷え切ってしまって死ぬかと思った。
 猫の方はぼちぼち。歓楽街の顔見知りに会えることを期待していたが、そこで見かけたのは、サドルの上で三つ指を突く茶トラ白のみ。
八王子市の猫

 ご飯待ちの猫は礼儀正しい。
八王子市の猫

 一方こちらは水飲み中のキジトラ。ここからじゃ見えないけど、凍ってはいないようだね。
八王子市の猫

八王子市の猫

 雲が切れて日の差す畑で猫が1匹ぽつねんとしていた。
八王子市の猫

八王子市の猫

 こちらに気付いて睨んでいるが、動くつもりはなさそうだ。
八王子市の猫

 茶渦一家の縄張りにやって来た。といっても彼らの住んでいた家は1ヶ月ほど前に取り壊され、現在は同じ場所に新しい家の基礎が出来上がりつつある(取り壊し前の様子)。土地所有者が変わったとかではなく、単なる建て替えのようなので、茶渦君たちは新居が完成するまでどこかに疎開しているのかも知れない。
 なお、写真に写っているのは、隣のアパートのくたびれたキジトラ。
八王子市の猫

八王子市の猫

 隣の工事が騒がしいからか、こいつは最近、ここと250mほど離れた猫アパートを行き来して、それぞれからご飯をもらっているようだ(こちら)。くたびれているようで、意外にちゃっかりしたヤツだ。
八王子市の猫

 巡回中の猫が高架下から出てきた。
八王子市の猫

八王子市の猫

 とことこ。
八王子市の猫

 落ち着きなく動き回っていた黒白だったが、こちらに気付くと一瞬だけ止まってくれた。散切り頭は初めてではないような気がして、帰宅してから調べたら、2年近く前に一度だけ会っていた(こちら)。
八王子市の猫

 川べりの遊歩道を覗いてみると、常駐の茶トラが日に当たっていた。
八王子市の猫

 この距離でも背中の毛が逆立っているのが分かる。ここ何日か氷点下が続いているからなあ。
八王子市の猫

 「日が差してくれると、生き返ったような心持ちになるね」
八王子市の猫

 日なたを求めて出てきたのがもう1匹。あれもここの常駐だ。
八王子市の猫

八王子市の猫

 いつもより一段と背中を丸めたサビ婆さん。2018年の猫はこれでおしまい。
八王子市の猫

Classification tagging : | | | |

2018-12-30
台湾の東西南北の猫(12)

 昨日に続いて台湾猫旅の3日目(11月14日)を。
 昨日の記事では、朝の高雄市内で2時間半の散歩を堪能し、左營から高鉄に乗るところまで紹介した。7時にホテルを出発してから飲まず食わずだったので、左營駅で駅弁を買い込み、列車の発車と同時に食事タイム。台湾の駅弁は基本的に排骨飯であり、注意して食べないと、硬い豚の骨にやられてひどい目にあう。俺は初めてこの料理を食べた時、「排骨」すなわち骨は排除されていると思っていて、盛大にガブっとやって歯が折れそうになった。もともと食べるのが遅い上に、骨を警戒しながらだったため、ノロノロやっているうちに50分が経過して、列車は彰化に着いてしまった。
 高鉄の彰化駅と台鉄の彰化駅は25kmも離れていて、両者の接続性はまったくない。次の目的地である車埕へ向かうには台鉄に乗り換える必要があり、それには2.4km離れた田中駅を利用することになる。そんなことなら高鉄の駅名を新彰化とでもして、混乱を避ければいいのに、高鉄は駅名に関しては頑なに原理主義を貫いている(苗栗とか)。
 まあそんなわけで、この日二度目の散歩は、高鉄彰化駅~台鉄の田中駅と相成った。気温はさらに上がり、11時半のスタート時点で27.5℃ほど。照り返しの強い田舎道をとぼとぼ歩いていると、道路脇の農家から2匹の猫が出てきた。
田中鎮の猫

 キジトラとキジ三毛の組み合わせ。夫婦者かな。
田中鎮の猫

田中鎮の猫

 こんな天気でよく出てきたねえ。俺もう熱中症になりそうだよ。
田中鎮の猫

 スクーターは通らないし人通りもまったくない。2匹の猫はすっかり寛いでいる。
田中鎮の猫

田中鎮の猫

 結局この日の気温は29.2℃まで上がった。ほどほどに曇ってくれれば、もう少し丁寧に探せたと思うが、リュックを背負って歩き回るのはそろそろ限界。どこか涼しいところで休まないと死ぬと思い、先を急いでいると、煉瓦にもたれて休む猫を発見した。
 うーん、でもなんか不自然。
田中鎮の猫

田中鎮の猫

 やっぱり! 尻尾の角度がおかしいと思ったんだよ。
田中鎮の猫

 しかし次の瞬間、子猫は逃亡(2匹いた)。お昼休みを邪魔された母は抗議の眼差し。
田中鎮の猫

 今回の猫旅は子猫率が高い。洗濯物の下の小さな茶トラが分かるかな?
田中鎮の猫

田中鎮の猫

 入れ替わりで様子を見に来た二毛の妹。なるほど、サビ色って枯葉と影のコントラストに紛れるんだね。
田中鎮の猫

 「ご名答ー!」
田中鎮の猫

 田中から乗った莒光号は、わずか6分で集集線の乗換駅・二水に到着した。当初は14:40発の車埕行きが出るまでの間、二水駅の周辺で猫を探すつもりだったが、6分の乗車時間では疲れが取れず、かといってコンビニのイートインやカフェに留まるのは時間がもったいない。こういう時は「移動しながら休む」のが俺の旅の掟であり、予定より1本前の列車に乗って車埕へ向かうことにした。台湾の乗り物の多くは過剰なくらい冷房を効かせている。火照った体を車内で冷やし、たっぷり水を飲めば、充分休憩になるはずだ。
 そして50分後、果たして俺は、車埕の山の中で復活を遂げていた。
水里郷の猫

水里郷の猫

 ゴミの隙間から覗いていた黒白。こちらが猫好きと悟ったのか、恐る恐る近寄ってきた。
水里郷の猫

水里郷の猫

 長い階段の下からも1匹現れた。物音を立てたわけじゃないのに、どうして分かるのかな。猫同士のテレパシーがあるのかな。
水里郷の猫

 脇目も振らず、一直線に登ってくる。
水里郷の猫

水里郷の猫

水里郷の猫

 因為是很難得的機會、你吃日本製造的豪華貓乾乾嗎? (せっかくの機会だから、日本製高級カリカリでも食べる?)
水里郷の猫

 「我也想吃!(私も食べる!)」
水里郷の猫

水里郷の猫

 南投県水里郷の山中に位置する車埕駅だが、標高は330mほどで意外に大したことはない。写真正面には堤高61mの明潭ダムがあり、さらに山を越えれば有名観光地の一つである日月潭に至る。
水里郷の猫

 この子は人懐っこくて、行く先々について回るが、お腹が出っ張ってしまって痛々しい。死亡した胎児が子宮内に留まる、稽留流産というやつだろうか。
水里郷の猫

 落ち着いた傍らには旦那と思しき猫がいた。優しそうな旦那で良かったね。
水里郷の猫

 この日の散歩はこれでおしまい。
 当初組んだ旅程では、このあとさらにバスで山奥へ分け入り、翌11月15日の朝は日月潭の湖畔を散歩する予定だった。ところが出発の1ヶ月ほど前、ウェブで台湾旅行ガイドを眺めていたら、新竹県にとても良さげなスポットを見つけてしまい、どストライクの11月中旬が見ごろだというではないか。行くなら今しかないとの思いに駆られ、日月潭をキャンセルして新竹を捻じ込んだ結果、夕方の気動車で田中に戻り、16:51発の莒光号に2時間半近く揺られることになったのだった(続く)。
水里郷の猫

2018-12-29
台湾の東西南北の猫(11)

 今日は引っ越しの準備の一環として、最も手間のかかる2階和室(という名の物置部屋)の整理をしていたので、猫関係業務はお休みした。
 今日紹介するのは台湾猫旅3日目(11月14日)、高雄散歩の後半編。高雄というのは古くから栄えた港町で、かつて街の中心部と港湾地区を結ぶ高雄臨港線という貨物線があった。戦前からの主要輸出品目の一つだった砂糖が衰退し、鉄道貨物の斜陽化も手伝って、風前の灯だったこの路線の最後の区間(高雄〜前鎮車場)が廃止されたのは、今回の猫旅のわずか1ヶ月半前のことだ。できればひと目列車の走るところを見ておきたかったが、2017年1月に高雄を訪れた時は、偏頭痛になりかけだったのに加え、PM2.5がひどく、気力が萎えてしまって無理だった。この日、念願叶ってようやく線路端に立てたわけだが、すでに路盤の改修が始まっていて、貨物線時代の面影はなかった。高雄臨港線の廃線跡は、路面電車に移行することが決まっているのだった。
 いつもいつも前説が長くて申し訳ないが猫に免じて勘弁。
高雄市の猫

高雄市の猫

 後半1匹目は仏具屋さんの黒白。不意にカメラを向けられて、線路端から自宅へ逃げ帰ったところ。
高雄市の猫

 工事中の線路端に黒白がもう1匹。きっと猫の遊び場になっていると思っていたよ。
高雄市の猫

高雄市の猫

 君はなかなか可愛らしい顔立ちをしているね。
高雄市の猫

 なので、もう少しだけ近寄らせてね。
高雄市の猫

 「僕は写真なんか撮ってもらわなくたっていいんです」
高雄市の猫

 新しい軌道もすでに猫の縄張りになっているようだ。架線がないのはバッテリーで走る路面電車だから。停留所に止まっている数十秒間で急速充電するそうだ。
高雄市の猫

 線路端から離れて裏路地に入ると、薄暗い空き地の奥でまったりしているのがいた。
高雄市の猫

高雄市の猫

 スクーターのシートって猫にぴったりフィットするのね。
高雄市の猫

 高雄散歩の最後を飾るのは2匹の麦わら姉妹。
高雄市の猫

 カゴも居心地良さそう。ステップで香箱を組んでいるのもよく見かけるし、スクーターって猫のための乗り物のような気がしてきたよ。
高雄市の猫

 まだ9時を過ぎたばかりなのに、気温は26℃を超えている。これからもっと暑くなることが分かっているのか、猫は日陰から出てこない。
高雄市の猫

高雄市の猫

 地面には逃げかけのキジ渦もいて、最後を飾る猫は3匹に訂正。このあと俺は西子灣から高雄捷運に乗り、左營で高鉄に乗り換えて彰化へと向かった。この日は高雄からぐっと北上して、最終的には新竹へ至るという不自然なルートを辿る。次の猫散歩は炎天下の彰化県田中鎮から。
高雄市の猫

Classification tagging : | | | | |