常に何かをしていないと落ち着かず、暇ということのあまりない性格ではあるが、それでも時間を持て余した時はiPhoneやMacで麻雀ゲームをすることが多い。以前、SNSでとても美しい工芸品レベルの麻雀牌を見かけて(一例)、それがアメリカ麻雀用のセットと知ってから、ほかにどんなローカル麻雀があるのか色々調べているうちにシンガポール麻雀に行き当たった。シンガポール麻雀の特徴は、花牌、季節牌、動物牌といういわゆる「抜きドラ」が存在することや、王牌のドラをめくらないこと、役の点数が「台」という単位で数えられ、満貫の5台が最大であることなど。動物牌は鶏、ムカデ、猫、ネズミの4種類で、中にはそれらがとても可愛らしくデザインされているものもあって夢中になった。日本では当たり前に存在する上がり役もシンガポール麻雀では無効なものが多く、例えばリーチ、タンヤオ、三色同順、純全帯么九、一盃口、七対子といった役が存在しない。面白いのは点数が喰い下がりしないことで、例えば平和は門前でも鳴いても1台だし、抜きドラを持っていなければ4台という高得点になる。またフリテンという概念がなく、自分が捨てた牌であっても同順内であっても、ツモ上がりはもちろんロン上がりもできる。
こうした独自のルールを覚えようにも今まではなかなか機会がなかったが、今はAIに聞けば詳しく教えてくれるし、Pongzという本場シンガポール製のアプリを見つけてからはよく遊ぶようになった。開発途上で機能は限られているものの基本設計は秀逸で、グラフィックもきれいなので気に入っている。メンツが4人揃えば実戦でも試してみたいところだが、あいにく俺には友達がいない。従来のPongzはCPU対戦だけだったが、最近のアップデートでネット対戦のランキング機能が実装されたので、今はそれで腕を磨いているところだ。CPU対戦は一荘戦だったのでかなり時間がかかっていたが、ランキングはいわゆる東風戦で、鳴きまくるというシンガポール麻雀の性質上、あっという間に終わってしまって逆に物足りない。
猫の方は先週土曜日(2月28日)の後編を。この日、最初にサイクリングした新秋津~東所沢で最後に見かけたサビはとても懐かしいサビだった。

このマンションで見かけることは時々あったが、東所沢まで来ること自体がほとんどなくなっていて、もう会えないだろうと諦めていた。何と2018年7月以来の7年8ヶ月ぶり!

そしてこの子、初めて会ったのは子猫時代の2014年12月に遡る。当時は母子3匹のセットだったが、茶トラ白は行方が分からず、母は2019年3月に会ったきり。何万年も連綿と続いてきた系統樹の1本はこの子で途絶えることになる。

新小平〜武蔵大和のサイクリングでは比較的多くの猫を見かけたが、4年あまり前に武蔵大和駅近くで見かけた白い兄妹には再会できなかった。裏窓が細く開いていて、軒下にカリカリが置かれていたので、今でも誰かしら出歩いているものと思われた。
日なたと日陰の境目にキジトラ発見。

知らない人間を警戒して一度は生垣の向こう側に隠れたけど……、

しばらく待っていたら様子を見に出てきた。基本的には人懐っこい性格みたいね。

滅多に来ない街だけど、たまたま去年の暮れにも会って逃げられたんだよね。

あらま、そっくりだったからその場では気づかなかった。よく似た毛色は兄弟かしら。

10時になってだいぶ日が高くなったからか、寝床に引っ込んだまま出てこない。

最後のサイクリングコースである日野駅をスタートしたのは正午ちょうど。寝坊助四天王のキジ白は箱の中で爆睡しており撮影不能で、次に見つけたキジ白はすでにこちらへお尻を向けていた。

呼び止めたら奇跡的に振り返ってくれた。君、知ってる子だっけ?

床屋で髪を切り終えたらもう14時半を過ぎていて、猫ヶ丘の細い路地には木立の長い影ができていた。

姿が見えなくても舌を鳴らすと時々どこからか出てくる猫。今日は茶色いお友達はいないのかな。

近寄りすぎてフレームいっぱいになっちゃったので構図を微調整中。付き合ってもらって悪いね。

いつの間にか現れた茶トラ白がそんな俺たちの様子を眺めていた。猫ヶ丘ではほかに黒いのを1匹見かけただけで、日の傾いた急傾斜地は誰もがお昼寝しているかのように静かだった。




























