台湾猫旅の出発まで2週間となり、その間にブログを何回更新できるか分からないので、今のうちに5泊6日の旅程をざっくり紹介しておく。ちなみに現時点で5日目の宿が決まっておらず、険阻な山中で選べるほどの数もないので、もし予約できなかった場合は多少旅程を変更するかも知れない。
1日目と2日目は瑞芳、暖暖、菁桐といった定番の猫拠点を中心に馴染の猫を訪ねて回る。いずれ世界に4つだけという「猫のつく駅」を制覇したいと思っていて、その第一弾として貓空ロープウェイの貓空駅を訪ねることも考えていたが、どう頑張っても旅程に突っ込めなくて今回は諦めた。残り3つの猫のつく駅はどれも条件つきで、黒部峡谷鉄道の猫又駅は災害復旧工事が終わるまでの期間限定だし、中国の班猫箐駅と甲猫駅は国際情勢次第ということもあるので、到達の容易な貓空駅はいちばん最後でいいだろうとの判断になった。
3日目と4日目は午前中の飛行機で高雄から七美へ飛び、澎湖県のいくつかの島を巡る。澎湖県は澎湖諸島と呼ばれる島嶼や岩礁で構成される人口11万人の県で、去年3月に訪れた連江県よりも空路や海路が充実しているため訪れる観光客も多い。北回帰線を挟んで南北35kmほどの範囲に点在し、連江県よりもかなり温暖でリーフラグーンにも恵まれており、台湾ではリゾート地として認識されているとのこと。
4日目の午後に七美から嘉義へ飛び、5日目の朝に嘉義市内を散歩したあと、冒頭に書いた高雄市の那瑪夏と呼ばれる山中へと分け入っていくが、冒頭書いたように現時点で宿泊施設が決まっていないので、この辺りは今後旅程を変えるかも知れない。那瑪夏の先は行き止まりで、そのまま山を越えてどこかへ抜けるということができず、高雄から行って戻るだけでも8時間以上かかるので、運転本数の少ない路線バスで日帰りすることは無理なのである。
帰国日となる6日目は花蓮県玉里鎮のホテルで目覚め、定番の猫散歩コースを巡回したあと、普悠瑪号で一路北へ。途中の羅東で下車してバスに乗り換え、寒溪、羅東を散歩したのち、再び普悠瑪号に乗って台北松山空港へ向かうという段取りだ。寒溪は宜蘭県大同郷の小さな集落で、ここで暮らす原住民の泰雅族は宜蘭クレオールと呼ばれる日本語+泰雅語のクレオール言語を操ることで知られている。クレオール言語というのは、異なる言語の話者が商いなどの経済活動を行ううちに、両者がちゃんぽん的な共通語を生成して定着し、それらが母語として子孫に伝わるようになったものをいう。日本語の語彙がたくさん残されている宜蘭クレオールは言うまでもなく日本統治時代の落とし子であり、実際に住民が話すのを聞いてみたくて旅程に入れたが、時間的に少し無理しているので、電車が遅延するなどのトラブルがあるとお流れになるかも知れない。
……というわけでようやく出番が巡ってきた猫は稲田堤の黒白から。昨日の朝は見かけた猫が微妙に多く、写真の数を無理無理29枚に抑えたので、やや駆け足の紹介になってしまうかも。

のらぼう農家に隣接するこの場所を猫の巣窟として認識したのはおよそ10年前、2016年秋のことだったが、猫たちが身を寄せていたアパートは次第に空室が増え、この日行ってみると納屋を含むすべての建物が更地になっていた。最後まで残っていた白い2匹は行方が分からず、この黒白は整った毛並みからして疎開先を見つけられたものと思う。4月になったらのらぼうを買いに訪れる機会はあると思うが、改築された母屋の雰囲気などから代替わりして離農したようにも見え、いつもの無人販売所にのらぼうが並ぶかは分からない。

のらぼう近傍の路地奥にも猫発見。あれは遠目にものらぼうメンバーじゃないね。

初めて見る子。稲田堤を散歩するようになって14年近くになるけど、まだまだ知らない子がいるんだなあ。

この家の黒には12月にも会ったけど、黒白は2024年1月以来の約2年ぶり。このフェンスが好きなのかしら。

去年の9月以来だから降臨ってほどでもないか。1年3ヶ月会えなかったこともあるからね。

目尻の上がった美人さんなので、瞳孔は細い方が切れ味よく見えるのかな。そのうち夜に来て真ん丸お目々も撮ってみようか。

冬毛のせいか、ずいぶん巨大化して見えるな(去年9月のふてニャン)。それとも老化でたるんできているのかしら。

こちらは12月以来の猫路地。常駐のキジ白がこちらを窺っている。

口元や目元がサチコに似ていて親近感を覚えるけど、手を出すとシャーなんだよなあ。

言い忘れていたけど、この日のコースは矢野口〜登戸、黒川〜はるひ野、多摩センター〜天野バス停という3本立て。なので数としては芳しいものではなく、冒頭では大切な猫拠点が消滅して悲しかったりもしたが、懐かしいメンバーにも会えたので複雑な気分。

松が谷の黒は出会って12年目という古馴染。呼ぶと鳴きながら出てきてくれるんだけど……、

カメラを向けると引っ込んじゃうシャイな性格。黒という毛色も晴天下では難しく、次は曇りの日に来ようっと。

多摩センター勤務時代はずいぶんお世話になった子で、見かけるのは2023年6月以来。今は姿の見えなくなった黒白ボスの伴侶の1匹であり、2022年3月には交尾しているところも目撃されているが、その後生まれた子猫の毛色は黒白とサビだったそうなので、茶系の遺伝子を持った別のオスとの同期複妊娠だった可能性が高い。黒白ボス、元気にしているなら会いたいなあ。

最後に立ち寄った猫民家では白ほか何匹かの猫がお昼寝していた。

多摩旧タウンと呼んでいた猫たちの憩いの路地は、多摩センター勤務時代の定番の散歩コースだった。白は当時ずいぶんお世話になったオッドアイだと思うんだけど、そんなに細目じゃ分からないな。ここにはもう1匹、イエローアイの白もいるからね。

気を引いたり角度を変えてもまるでダメ。帰宅して写真を拡大して明度を上げてようやくオッドアイであることを確認した。多摩センターから異動する3週間前、2024年9月8日以来の再会だった。



























