先月27日の夜、Twitterのタイムラインを眺めていたら、日野駅前で迷い猫を保護したという内容のポストが目に入った。日野駅なら知っている子の可能性もあると思って写真を見ると、上から撮ったアングルで顔は見えなかったものの、左目の上にある小さな色斑ですぐに誰か分かった。それは駅から150mほど離れた民家で暮らしている猫で、俺が寝坊助四天王と呼んでいる猫グループの最後の1匹だった。すぐにそのポストへリプライを送り、最終的にその猫は警察を経由して一時預かりしていた人から飼い主の許へ戻ったが、恐らくそれなりに長い期間放浪していたと思われ、聞いた話では四肢の爪が巻き爪になって肉球に食い込むなど、身体的にかなりダメージがあるとのことだった。
寝坊助グループの1匹を初めて見かけたのは2012年7月で、何度か訪れるうちにその家のキジ白が3匹いることが分かり、全部まとめて寝坊助三羽烏という称号で呼ぶようになった(のちに野良が1匹加わって寝坊助四天王になった)。日野駅で保護されたその子も2016年8月に出会ってから10年経っているし、のちに飼い主が教えてくれたところでは少なくとも16歳にはなっているそうなので、認知症か何かで徘徊してそのまま帰れなくなったのだろう。俺が最後に見かけたのは1月中旬で、プスプス言っても反応がないことから、耳が遠くなっている可能性もあった。飼い主からは「手元に置いて最後まで見届ける」とのメッセージを受け取っていたが、やはり高齢の体に放浪生活は堪えたようで、一昨日の夜、あの世へ旅立ったと連絡があった。寝坊助四天王には夏の日も冬の日も何度もお世話になった。とりわけ最後の1匹は多少懐いて、鳴いて挨拶してくれることもあった。今は高尾の動物霊園でほかのメンバーとの再会を喜んでいるころだろう。
たまたま寝坊助邸には訃報を受ける前の一両日中に赴くつもりだった。行ったところで会える見込みは薄かったし、死んでしまったのではなおさらだが、これは俺の中で踏ん切りをつける儀式なので、今朝早く涼しいうちに(すでに暑くなってはいたが)定番コースの日野〜甲州街道を散歩してきた。
猫の気配が消えた寝坊助邸を通りすぎ、最初に見かけたのはたぶん初めてのサバ白。

念のため儀式的に呼んでみたけど、逆にその場に落ち着いてしまった。

……なので、物陰に隠れて隠れんぼ作戦。案の定こちらに興味を持ったようだ。なお、この辺りでサバトラ白(青トラ白)というとこいつぐらいしかいないので、その親戚筋の可能性はある。

背中に当たる日差しが強烈。禍々しいエネルギーが伝わってきて、まだ6時すぎなのに日なたには長くいられない。

この辺りにサビが複数いたころは「ガングロのサビ」と呼んでいたけど、ガングロなんてとっくに死語だよなあ。

定点の猫拠点にはいつもの黒ではなく、顔見知りのキジトラが陣取っていた。

この場所は少なくとも3匹の猫でシェアしているようだ(もう1匹はこちら)。人目につかない特等席だからね。

「この季節は朝しかいられないんだよ。ここはとても暑くなるからね」

しかし、車の下へ逃げてしまった。ここには猫が何匹かいるけど、茶系はどれも臆病なのばかり。

例えば霜降りのこいつなんかも。

場所によっては一昨日から連日40℃を超えているらしいし、この辺りも時間の問題だろう。黒い被毛はツライな……。

7時前には30℃を超えて散歩はここで店仕舞い。最後に覗いた猫拠点では、猫もまたこちらを覗いているのであった。

思い出してもらえたのか、最後ににゃーと鳴いて、いい感じに散歩を終えることができた。寝坊助はいなくなってしまったが、周囲で暮らす猫たちの元気な姿を見られて、やはり地元はいいなーと思った散歩だった。




























