マコちゃんは相変わらず四肢のふらつきやナックリングといった神経症状を呈してはいるものの、癲癇発作は先月17日を最後に起きておらず、表面上は安定しているように見える。先月の血液検査でフェノバルビタール(抗癲癇薬)の血中濃度が治療域の17.7μg/mLになっていることからも、7.5mgに割った錠剤を1日2回という服用が合っているのかも知れない。いくつかある不具合の中で最も危険なのは癲癇発作であり、3ヶ月に1回以下に抑えることが目標だそうだが、獣医の見立てによればマコちゃんはすでに看取りの段階なので、本当にリンパ腫が脳に浸潤しているのであればその目標は空虚だ。次の発作が起きるころ、マコちゃんはこの世を去っていることになるからだ。
この安定期は恐らく短くて、落ち着いて過ごせる最後のひとときになるのだろうが、少しでも良い兆候があるとどうしても一縷の望みを賭けてしまう。四肢のふらつきが気になり始めたのは1月だったし、ナックリングは5月、癲癇発作を現認したのは6月末だ。本当に脳浸潤だったらとっくに死んでいるか重篤な状態になっていてもおかしくない。偏食で落ちていた体重は増え続けて今や4kgを超えている。脳圧が上がっていないか確認するために時々「おでこごっつん」を試しているが、いつも喜んで付き合ってくれる。こんなにのんびりしたリンパ腫があるのだろうか。
とはいえ現実が甘くないことも理解はしていて、いずれ今の服薬量では脳圧の亢進を抑えられなくなり、激しい頭痛に襲われてうずくまったままご飯も喉を通らなくなり、薬を増やそうにも意識が混濁して嚥下することもできなくなる。それでもまだ生かすのか、それとも楽にしてやるのか、俺たち夫婦は選択しなければならない。それがマコちゃんのこれから辿るであろう転帰で、避ける術はないのだと覚悟している。
今はまだ調子の良さそうなマコちゃんは4時になったら俺を叩き起こす(前夜の食餌量を誤ると3時になる)。猫の食欲と飼い主の睡眠欲は相反しがちで、相手が病身だと思って舐めてかかっていると、ためらうことなく爪を使ってくるので、やはりネコ科動物というのは獰猛なのだなと寝床の中で思う。人間の弱点が目だと分かっているので洒落にならないのである。そんなわけで今朝は不承不承という体で早く目覚め、マコちゃんの薬とご飯を用意しながら窓の外を見たらいい感じの天気だったので、そのまま身仕度して猫散歩へ出かけることにした。7月12日の散歩でぴんちゃんと揺れる想いに会えなかったことが心残りだった。
今日のスタートは津田山から。溝ノ口〜久地のフルコースだと時間が足りないので、短縮バージョンで猫峠を越えることにした。急な上り坂で今日の1匹目に遭遇。

この辺りには黒が何匹もいるので特定不能。ちなみに7月12日に会ったのは左耳に切り欠きがあったので別人。

急坂を上り切ってぜいぜい言いながら歩いている俺を高みから眺めているのがいた。

バンザイしてカメラを向けてみるとなかなかの美形。下りてこないかなと思って呼んでみたけど、涼しい顔で見つめるのみ。

この組み合わせは初めて会った時と同じだね。あれはちょうど4年前、2022年9月6日のことだった。どちらも元気に大きくなって何より。

なお、地面にいたもう1匹は逃げた。4年前に初めて会った残りの1匹(こちら)かどうかは分からない。

定点の猫民家はサワリだけ。今朝は南武線が遅れていたので時間がないのだよ。

車の下や民家の軒下にもたくさん潜んでいるんだけど、ここの猫たちは近寄るとたいてい逃げてしまう。残ったのは人懐っこいとかではなく、単なる無関心。

7月に来た時にも会った麦わらさん。前回と同じ場所だけど今朝は目線をくれるだけで動かない。さては俺が手ぶらなことを知って興味を失ったな。

今日のところは麦わらさんでおしまい。写真の数が中途半端に多かったので、残りはまた明日載せる。






















