マコの鼻腔内リンパ腫治療記録

  • 2025年12月26日更新

1. このページについて
  • 概要
    • このページでは2024年5月25日に鼻腔内リンパ腫と診断されたマコの体調推移や治療の記録を公開しています。
    • 2025年9月17日に基底細胞癌の疑いと診断されましたが、こちらについては顕著な変化があった場合のみ記載します。
    • 治療が一段落したり体調のいい状態が続いている時は更新が途絶えます。
    • 症状が悪化している時の写真や動画を載せる場合があります。
    • 獣医師との会話を記憶に頼って記述しているため、内容に誤りが含まれている場合があります。ご容赦ください。
    • ペット保険には加入していません。
    • ここに書かれていることが他の猫に適用できるとは限らないことにご注意ください。愛猫への対応は獣医師の診断・指示に従ってください。
  • ご覧いただく環境について
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  • マコのプロフィール(詳しくはこちら
    • 生年月日:2009年5月20日(16歳)
    • 性別:オス
    • 出生地:東京都調布市西つつじケ丘
    • 品種:雑種
    • 毛色:カメオクラシックタビー白
    • 性格:大雑把で力任せ。小心者で逃げ足はとても早い。気分によって多くの鳴き声を使い分ける。
    • 同居猫:サチコ(2025年6月7日死亡)
2. 体重減少と元気喪失
  • 我が家ではおおむね5〜7日ごとに猫の体重を測定して記録している。
  • 2024年4月初旬から体重が減り続けていることに気づいた。
    • 2024年4月10日に5.25kgだった体重が4月29日に5.03kgとなり、20日間の体重減少率は約4.2%。30日に換算すると約6.3%となって要注意レベルの5%を超えた【図1】。
    • 従前よりも明らかに元気がなく、目立たない場所でじっとして過ごしていることが増えた。
    • 鼻水、くしゃみのような症状がある。

【図1】2024年体重推移(画像クリックで別ウインドウ表示)
2024_weight

  • 5月2日、かかりつけ医を受診。触診、問診、血液検査実施【資料2/PDF】。
    • 甲状腺ホルモンT4は2023年7月の3.58μg/dL→2.47μg/dLに改善しており甲状腺機能亢進症の所見なし。
    • 同様にGPTは87IU/L→55IU/L、GOTは59IU/L→29IU/Lでどちらも基準値内に改善している。
    • BUN、Creは元から基準値内で腎臓病の所見なし。
    • 基準値を外れているのは総蛋白量(8.7g/dL)とグロブリン(5.6g/dL)で、体のどこかで炎症が起きていることを示している。
    • 体温が37.7℃とやや低く、心筋症の可能性も考えられるため、希望に応じて追加検査(高感度心筋トロポニンI)の提案を受ける。
    • 抗生物質(ジスロマック細粒)を投与。様子を見て追加検査に進むかを決めることにする。
費用明細(2024年5月2日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥2,900 1 ¥2,900
診察料 ¥1,650 1 ¥1,650
採血料 ¥1,100 1 ¥1,100
血液検査セット ¥6,600 1 ¥6,600
内分泌検査(T4 ¥5,500 1 ¥5,500
処方料 ¥550 1 ¥550
(抗)ジスロマック ¥1,760 1 ¥1,760
合計 ¥20,060
累計 ¥20,060
  • 2024年5月15日、呼吸器症状が悪化。鼻水を啜るようなずるずる音が大きく、くしゃみを頻発。鼻詰まりによる無呼吸症状や口呼吸を認める。
    • 5月11日の映像。くしゃみを連発する(動画1)。
    • 5月11日の映像。鼻に違和感があるのか口吻を拭うような仕草(動画2)。
    • 5月13日の映像。鼻呼吸が困難で息苦しいような仕草を繰り返す(動画3)。
  • 同日より何も食べない。水も飲まない。
    • 食事の仕度を始めると台所で座って待ったり、盛りつけた皿の前までは行くものの、食べるのを諦めるような素振りをすることから、鼻詰まりのため匂いが分からなくなっていると推測。
  • 2024年5月16日、かかりつけ医を受診。血液検査【資料3/PDF】とレントゲン撮影(腹部と頭部)実施。
    • 白血球数は6,800個/μLで基準値内。
    • SAA(急性炎症指標)は3.75μg/dLで基準値内。
    • 肺炎や気管支炎などの炎症を示す画像所見なし。
    • 頭部(咽頭〜鼻腔)についてはレントゲン画像だけで診断することは困難との説明を受ける。
      • 希望に応じて内視鏡検査やMRI検査などに対応できる二次医療施設を紹介するとの提案あり。
    • 強制給餌と点滴を実施。今後の対応を家族と相談するため、持続性抗生剤を投与して一旦引き上げることにする。
    • 同日より自宅での強制給餌を開始(a/d缶)。
      • シリンジの扱いに慣れておらず誤嚥が怖いので、指ですくって与えた。
      • 水分はa/d缶に含まれているが、念のためスポイトでも与えた。
費用明細(2024年5月16日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥2,800 1 ¥2,800
再診料 ¥880 1 ¥880
採血料 ¥1,100 1 ¥1,100
血球計数 ¥2,200 1 ¥2,200
猫SAA(炎症検査) ¥2,970 1 ¥2,970
X線検査(2方向) ¥6,600 1 ¥6,600
注射料(持続性抗生剤)5kgまで ¥4,400 1 ¥4,400
a/d缶 ¥572 1 ¥572
合計 ¥21,522
累計 ¥41,582
  • 強制給餌が上手くできないため、翌5月17日から19日にかけて通院し、かかりつけ医に強制給餌と点滴を依頼。18日ごろから指ですくって与えることに慣れてきた。誤嚥を避けるため不慣れなシリンジは使わないことにした。
  • 5月17日朝、左側の鼻から出血を確認【写真1。同日夜、強制給餌のためかかりつけ医の元を訪れて報告したところ、腫瘍の可能性が高まったとの説明を受けたため、二次医療施設(東京農工大学小金井動物救急医療センター)の紹介を依頼。
費用明細(2024年5月17日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
再診料 ¥880 1 ¥880
皮下点滴料 ¥1,980 1 ¥1,980
a/d缶 ¥572 1 ¥572
合計 ¥3,432
累計 ¥45,014

費用明細(2024年5月18日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
再診料 ¥880 1 ¥880
皮下点滴料 ¥1,980 1 ¥1,980
合計 ¥2,860
累計 ¥47,874

費用明細(2024年5月19日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥1,650 1 ¥1,650
再診料 ¥880 1 ¥880
皮下点滴料 ¥1,980 1 ¥1,980
データ作成料 ¥1,100 1 ¥1,100
合計 ¥5,610
累計 ¥53,484
  • 2024年5月20日、二次医療施設を受診。問診や触診のほか下記の検査を実施。
      • レントゲン撮影【写真2】(参考)
      • CT検査
      • 血液検査【資料4/PDF】
      • 遺伝子検査
      • 細胞診検査
      • 生体検査
    • 担当医からの説明は下記の通り。
      • 鼻腔内リンパ腫の可能性が高い。
      • CT画像からすると右鼻腔、鼻咽頭、眼窩内に腫瘍の可能性あり。症状に比して浸潤が広範囲で一部は眼窩の近くにまで達している。今のところ脳への浸潤はなさそう。肺やリンパ節への転移はなさそう。転移力は強くなさそうだが浸潤力は強そう。
      • 遺伝子検査、細胞診検査、生体検査は1週間ほどかかるとのこと。その結果をもって確定診断とのこと。
      • 鼻腔内リンパ腫だった場合その治療法は、放射線療法、化学療法(抗癌剤治療)、またはそれら二つを組み合わせたものが一般的との説明を受ける。
        • 放射線療法:
          • 治療期間が短い。
          • 麻酔に適応できることが必要。
          • 皮膚炎や白内障の副作用。
          • 費用が高額。
        • 化学療法:
          • 治療期間が長い。
          • 嘔吐、下痢、食欲不振などの消化器症状や骨髄抑制による感染症、脱毛などの副作用。
          • 単剤療法と多剤併用療法がある。前者は費用が抑えられる反面、再発が早く薬剤耐性がつきやすい。
      • 放射線療法を希望する場合、予約が多いため、2ヶ月ほど待ち時間が発生する可能性あり。費用は概算で160万円ほど。
      • 病態にもよるが、化学療法と放射線療法は同程度の効果が見込まれる。
      • いずれの治療法も寛解〜再燃を繰り返しながら延命を図るもので、根治の可能性は低い。
      • 小金井市まで通院することが難しければ、府中キャンパスの動物医療センター(東京農工大学農学部附属動物医療センター)への転科も可能。両機関が情報連携しながら対応するので、どちらでも都合のいい方を選べるとのこと。
    • この日の処方薬は止血剤(アドナ)のみ。「あまり効かないかも知れないが」との断り付き。
費用明細(2024年5月21日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥3,600 1 ¥3,600
嫌気性菌培養同定:AMT ¥7,260 1 ¥7,260
一般細菌同定:AMT ¥7,260 1 ¥7,260
SAA:AMT ¥1,815 1 ¥1,815
遺伝子検査+細胞診 ¥27,951 1 ¥27,951
生検 ¥18,150 1 ¥18,150
初診料 ¥2,805 1 ¥2,805
抹消静脈留置 ¥4,147 1 ¥4,147
入院注射(皮下、静脈、留置針等) ¥451 4 ¥1,804
点滴注射(微量点滴含む)/1日 ¥3,245 1 ¥3,245
造影検査料 ¥5,500 1 ¥5,500
CT検査(撮影料・診断料) ¥45,100 1 ¥45,100
血液化学的検査 AMT ¥902 18 ¥16,236
一般検査 血球計算 AMT ¥5,060 1 ¥5,060
採血料(静脈)外来 ¥1,232 1 ¥1,232
全身麻酔(吸入)<20kg 開始〜1時間 ¥16,808 1 ¥16,808
処方箋作成(院内処方) ¥330 4 ¥1,320
一般入院 <20kg ¥5,038 1 ¥5,038
調剤料 ¥1,122 1 ¥1,122
アドナ錠10mg ¥22 3 ¥66
生食注 500mL ¥319 1 ¥319
ビジパーク320 ¥231 23 ¥5,313
ソルアセトF ¥319 1 ¥319
エフェドリン「ナガイ」注 ¥176 1 ¥176
プロポフォール静注1%20mL「FK」 ¥660 1 ¥660
レペタン注 ¥198 1 ¥198
アトロピン硫酸塩注「タナベ」 ¥176 1 ¥176
CT造影剤チューブ料 ¥5,214 1 ¥5,214
合計 ¥187,894
累計 ¥241,378
  • 5月22日、1週間ぶりに自力で水を飲む。鼻血がほぼ止まる。
  • 5月25日、二次医療施設の担当医より鼻腔内リンパ腫との確定診断の連絡あり。対応方針を家族で話し合うため、治療を継続するかの回答を一旦保留。
    • 積極的治療に進むか、それとも消極的対応(緩和ケアなど)に留めるか。
      • 鼻腔内の腫瘍が大きくなると、顔面の膨大や眼球の突出が進むなど、外見が悲惨なだけでなく、呼吸が困難になって非常に苦しませる可能性がある。15年も一緒に暮らしてきた家族としてそれは耐えがたい。治療して楽にしてやりたい。
    • 再発の可能性が高い疾患を治療するのは単なる問題の先送りではないか。一時的に良くなったように見えても、いずれ再発すれば結局は苦しむことになるのではないか。
      • 何もしなければ早期に死亡することは明白。マコは発症時14歳(人間換算75歳)という高齢なので、治療することで死期や死因を老衰まで引っ張れるかも知れない。確率が低いとはいえ根治の可能性もなくはない。
    • どの医療施設にかかるか。
      • 二次医療施設は東京都小金井市で自宅から行きにくく、継続的な通院は負担が大きい(妻が病弱、夫が交代勤務のため)。
      • 府中キャンパスの動物医療センターは小金井キャンパスよりも通院しやすい一方、大学病院である以上、待ち時間の長さや費用が不安。
      • かかりつけ医で化学療法を受けられればベスト。
  • 5月27日、かかりつけ医へ化学療法に対応可能か問い合わせるも、不可との回答。二次医療施設の担当医へ、府中キャンパスの動物医療センターへ転科して、治療を継続したいとの希望を伝える。
    • 転科の初回予約は二次医療施設の担当医にて行うとのこと。連絡待ち。
  • 5月28日、約2週間ぶりに自力で摂食を再開(5月13日以来)。
  • 5月30日、ウェットフードやドライフードを選り好みなく食べるようになったため、強制給餌を中止。

【写真1】鼻血を認める(5月17日)
5月17日の鼻血

【写真2】レントゲン画像(参考)
5月20日レントゲン写真


  • 2024年6月3日、元気度や体調、食欲などがほぼ平常通りに戻る。回復の原因は不明だが、5月16日に投与した持続性抗生剤が効いたのではないかと推測(それ以外の治療行為をほとんどしていないため)。
  • 同日、転科手続きの進捗を二次医療施設へ確認。6月7日を予約。
  • 6月7日、転科先の東京農工大学農学部附属動物医療センターを初診。
    • レントゲン撮影と血液検査実施。
    • この日から化学療法を開始。
      1. 週に一度、複数の抗癌剤をローテーションで4回に分けて投与する(多剤併用療法/CHOPプロトコル)。使用する抗癌剤はオンコビン→エンドキサン→オンコビン→アドリアシンの順。
      2. 一回休みを挟んで1.を4回繰り返す(図2のイメージ)。
      3. 上記のローテーションとは別にステロイド剤を投与し続ける。
      4. 2.の終了後、再燃が確認されるまで経過観察(維持期間)とする。
      5. 再燃したら1.に戻る(投薬内容やスケジュールは変わる可能性あり)。

【図2】(化学療法プロトコルのイメージ)
化学療法プロトコル

  • 元気度と食欲の評価基準(当家基準)
評価(割)元気度食欲
10活発に動き回り積極的にスキンシップを図る飲食ともに活発
9活発に動き回るが10ほどではない飲食ともに活発だが10ほどではない
8よく動き回る食べる量がやや少ない
7たまに動き回る食べる量が少ない(普段の5割程度)
6よく居場所を変える食べる量がかなり少ない
5たまに居場所を変えるほとんど食べない(普段の1割以下)
4あまり動かない何も食べず水分もほとんど取らない
3ほとんど動かない何も食べず水分も取らない(強制給餌実施)
2動かないが呼びかけに反応する何も食べず水分も取らない(強制給餌未実施)
1動かず呼びかけに反応しない2の状態が複数日に渡る
3. 化学療法開始
  • 2024年6月7日週(1期1巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 0.5 7,590 63.6 4.70(6月6日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 3日目、ステロイド剤を吐き出すためa/d缶に混ぜて与えた。
    • 3日目夜、鼻水あり。
    • 3日目夜〜4日目の日中にかけて食欲が普段の4割程度に低下。6日目に7割程度に回復。
    • 1日目の元気度が普段の5割程度で、一旦回復するも3日目夜から元気度が普段の7割程度に低下。
    • 3日目と6日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年6月7日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,100 1 ¥5,100
初診料 ¥2,550 1 ¥2,550
静脈注射(直接)外来 ¥2,950 1 ¥2,950
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 0.5 ¥1,859
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 7 ¥154
処方料 ¥220 7 ¥1,540
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.45 ¥252
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
一般検査 血液塗抹検査 ¥2,140 1 ¥2,140
血液化学的検査 1項目 ¥820 11 ¥9,020
単純X線撮影 ¥4,790 1 ¥4,790
薬価調整 ¥95 1 ¥95
合計 ¥36,170
累計 ¥277,548
  • 2024年6月14日週(1期2巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
エンドキサン100mg 1 5,300 4.54(6月12日) あり 血液検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 全体的に元気度がやや低めで普段の5〜6割程度に留まる。
    • 食欲も低調でお鉢の前までは行くが食べないことが多い。4日目に普段の3割まで低下したためa/d缶の強制給餌を実施。
    • 2日目、4日目、6日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年6月14日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥4,510 1 ¥4,510
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
静脈注射(直接)外来 ¥2,950 1 ¥2,950
ラシックス注射液 20mg 2mL /A ¥99 1 ¥99
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 7 ¥154
注射用エンドキサン 100mg /V ¥470 1 ¥470
処方料 ¥220 7 ¥1,540
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.49 ¥275
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 4 ¥3,280
単純X線撮影 ¥4,790 1 ¥4,790
薬価調整 ¥-1,548 1 ¥-1,548
合計 ¥23,870
累計 ¥301,418
  • 2024年6月21日週(1期3巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 0.5 4,620 71.7 4.48(6月17日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 全体的に元気度が低く普段の5〜6割程度。
    • 食欲も低調で普段の6〜7割程度。4日目〜5日目は5割程度まで低下。
    • 3日目、6日目に排便なし。7日目に軟便。
    • 4日目〜6日目に嘔吐あり。
    • 発熱、痛みの様子なし。
費用明細(2024年6月21日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
静脈注射(留置針から投与)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 0.5 ¥1,859
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 7 ¥154
処方料 ¥220 7 ¥1,540
調剤料 ¥1,020 1 ¥1,020
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.43 ¥241
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 5 ¥4,100
単純X線撮影 ¥4,790 1 ¥4,790
薬価調整 ¥206 1 ¥206
合計 ¥31,150
累計 ¥332,568

費用明細(2024年6月24日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 6 ¥132
処方料 ¥200 6 ¥1,320
薬価調整 ¥8 1 ¥8
合計 ¥1,460
累計 ¥334,028
  • 2024年6月28日週(延期)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
骨髄抑制が顕著なため延期 2,210 51.5 4.42(6月23日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 抗癌剤投与は延期。
    • 元気度、食欲は3日目まで普段の6〜7割程度だったが4日目には回復。
    • 5日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年6月28日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 7 ¥154
処方料 ¥220 7 ¥1,540
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
超音波検査 胸部 ¥4,380 1 ¥4,380
薬価調整 ¥6 1 ¥6
合計 ¥20,890
累計 ¥354,918
  • 2024年7月5日週(1期4巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
アドリアシン10mg 1 5,090 71.0 4.27(7月5日) なし 血球検査
  • ステロイド剤:なし
  • 気づき:
    • ステロイド剤は投薬に失敗することが多いため一旦中止。
    • 2日目〜5日目にかけて食欲が普段の4割程度に低下。
    • 元気度はさほど低下せず全体的に普段の7〜9割程度を維持。
    • 1日目、3日目〜5日目に排便なし。便は良便。
    • 5日目に嘔吐あり。
    • 4日目に右前肢を舐める仕草あり。痛みなのかは不明。
    • 発熱なし。
    • 2024年7月5日のマコ
    • ↑1期目の治療を終えたマコ(2024年7月5日)
費用明細(2024年7月5日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,200 1 ¥5,200
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
アドリアシン注用 10mg /V ¥2,299 1 ¥2,299
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
薬価調整 ¥7 1 ¥7
合計 ¥18,850
累計 ¥373,768
  • 2024年7月19日週(2期1巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 0.5 4,140 56.5 4.31(7月16日) なし 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:なし
  • 気づき:
    • 3日目から食欲が普段の4〜5割程度に低下したまま回復せず、7日目にa/d缶の強制給餌を実施。
    • 元気度は全体的に普段の6〜9割程度で推移。
    • 3日目、6日目、7日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年7月19日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥6,000 1 ¥6,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 0.5 ¥1,859
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.3 ¥168
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥63 1 ¥63
合計 ¥21,670
累計 ¥395,438
  • 2024年7月26日週(延期)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
骨髄抑制と食欲不振が顕著なため延期 2,640 47.7 4.20(7月22日) なし 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:なし
  • 気づき:
    • 抗癌剤投与は延期。
    • 前週から食欲不振が続いていて1日目は普段の5割ほど。1日目にa/dの強制給餌を実施したものの嫌がったため失敗。2日目に成功。
    • 昼夜問わず猛暑が続いており、4日目から居間の冷房を24時間つけっ放しにしたところ、徐々に食欲が回復。6日目にはほぼ普段通りに戻った。冷房と食欲との時期的一致以外の関連は不明。
    • 元気度は普段の7割〜10割で安定推移。
    • 全日排便あり。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
    • 耳の裏表の抜け毛が目立つようになってきた【写真3】。
    • 食欲不振が長引き体重が減少している点を主治医に相談。主治医からも白血球数の回復が遅いとの指摘があり、協議の上、折を見て抗癌剤治療を2週間おきに変更することにした
費用明細(2024年7月26日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 7 ¥154
処方料 ¥220 1 ¥220
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥1,326 1 ¥1,326
合計 ¥16,510
累計 ¥411,948
  • 2024年8月2日週(2期2巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
エンドキサン100mg 1 7,880 66.3 4.16(8月2日) あり 血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 投薬器を導入し、ステロイド剤の投薬に失敗することはほぼなくなった。
    • 全体的に調子が良く、元気度、食欲ともに普段通りで問題なし。
    • 3日目、5日目に排便なし。2日目に軟便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年8月2日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
ソルラクト輸液 500mL /袋 ¥330 0.24 ¥79
ラシックス注射液 20mg 2mL /A ¥99 1 ¥99
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 7 ¥154
注射用エンドキサン 100mg /V ¥517 1 ¥517
処方料 ¥220 7 ¥1,540
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
薬価調整 ¥81 1 ¥81
合計 ¥14,820
累計 ¥426,768
  • 2024年8月9日週(2期3巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容
オンコビン1mg 0.5 7,460 70.9 4.14(8月9日) あり 血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 翌週(8月16日)はお盆休みで休診日のため、次回の抗癌剤治療は翌々週(8月23日)を予定。このタイミングで今後の抗癌剤治療を2週間おきに変更
    • 4日目〜7日目にかけて食欲が普段の4〜6割程度に低下。9日目から徐々に回復し、11日目以降は普段通りに戻った。
    • 6日目、7日目は元気度が普段の3〜4割程度に低下。
    • 4日目、5日目に排便なし。便は良便。
    • 7日目の体重測定で過去最小値の3.90kgを記録。12日目の測定でやや持ち直して4.09kg(過去最大値は2014年12月の7.30kg)。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年8月9日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,300 1 ¥5,300
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
静脈注射(留置針から投与)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 0.5 ¥1,859
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
薬価調整 ¥9 1 ¥9
合計 ¥23,020
累計 ¥449,788

費用明細(2024年8月17日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
プレドニゾロン錠 5mg50錠(タケダ)個人輸入 ¥2,796 1 ¥2,796
合計 ¥2,796
累計 ¥452,584
  • 2024年8月23日週(2期4巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
アドリアシン10mg 1 5,100 71.2 4.09(8月20日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 元気度、食欲ともに好調。11日目の食欲のみ普段の6割程度に低下(最高気温36.9℃でバテ気味)。
    • 13日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
    • 口元の脱毛が目立つようになってきた【写真4】。
費用明細(2024年8月23日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,100 1 ¥5,100
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
アドリアシン注用 10mg /V ¥2,299 1 ¥2,299
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥9 1 ¥9
合計 ¥24,600
累計 ¥477,184

【写真3】耳の表裏に脱毛が見られる(8月28日)
マコの脱毛1

【写真4】口元に脱毛が見られる(9月6日)
マコの脱毛2


  • 2024年9月6日週(3期1巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 1 5,210 73.3 4.08(9月5日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 気づき:
    • 食欲が3日目に普段の4割程度まで低下。5日目には回復したものの6日目〜9日目までは再び4割程度に落ちる。6日目〜9日目については後述する便秘との関連性が大きいと推定。
    • 元気度は2週間を通じて好調。
    • 1日目、3日目、5日目〜8日目、11日目に排便なし。特に5日目からは連続していたため、8日目にかかりつけ医に電話で相談したところ、排便したがる様子がなければもう少し様子見で良いでしょうとの回答。9日目にトイレで息んだもののほとんど排便できず、食べたものを嘔吐したりお尻を引きずって歩くなどしたため、10日目にかかりつけ医にて浣腸処置を実施。その後14日目にかけて徐々に定期的な排便に戻ってきた。便質は浣腸時のみ水様便でその他は良便。
    • 上記の便秘症状に関連して、かかりつけ医より繊維質を多く含む食餌に切り替えるよう勧められたため、10日目からドライフードを療法食のキドニーケアプラスに変更。
    • 発熱、痛みの様子なし。
    • 7日目ごろから脱毛した部分に少しずつ毛が生えてきていることに気づいた。
費用明細(2024年9月6日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,300 1 ¥5,300
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 1 ¥3,718
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥20 1 ¥20
合計 ¥26,230
累計 ¥503,414

費用明細(2024年9月15日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
診察料 ¥1,650 1 ¥1,650
皮下点滴料 ¥1,980 1 ¥1,980
制吐剤(点滴に加) ¥550 1 ¥550
浣腸処置 ¥2,200 1 ¥2,200
キドニーケア プラス 480g ¥1,980 1 ¥1,980
合計 ¥8,360
累計 ¥511,774
  • 2024年9月20日週(3期2巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
エンドキサン100mg 1 6,980 76.4 3.94(9月17日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を8日目、10日目、12日目に投与
  • 気づき:
    • 9月10日〜14日の便秘症状とかかりつけ医での浣腸処置を主治医に報告。便秘薬(モビコール配合内用剤LD)を処方され、必要な時に適宜服用させることに。
    • 3日目ごろから食欲が落ち込み、5日目には4割程度になってほとんど何も食べず水も飲まなくなったため、5日目~7日目に強制給餌を実施(a/d缶)。
    • 食欲とともに元気度も低下し、4日目~7日目には普段の1〜3割程度となり、一日の大部分を部屋の隅でじっとしている【写真5】。姿勢はいわゆるスフィンクス座りで、時に喉をごろごろ鳴らしているため、痛みに耐えていることを疑い、8日目(9月27日)に二次診療機関を受診。血液検査【資料5/PDF】、血球検査【資料6/PDF】および補液実施。主治医からの説明は下記の通り。
      • 赤血球、白血球、好中球に異常所見なし。
      • BUNは19.5mg/dL、Creは1.3mg/dLで腎機能は正常。
      • GPTは78U/Lで肝機能は正常。
      • 2期2巡目にも今回と同じ抗癌剤(エンドキサン)を投与しているが、その時は1週間を通じてとても体調が良かったため、抗癌剤との相性が原因とは考えにくい。
      • 現時点では偶発的な症状と考えられる。今後も食欲不振が起きる可能性はあり、体重も減ってきていることから、食欲増進剤を使ってみてはどうかとの提案を受ける。
        • 食欲増進剤の使用は飼い主側からも提案しようと思っていた。サチコに投与しているミルタザピン錠(15mgを8分割したもの)を流用してもいいならそうしたいと申し出たところ、マコは経口薬を嫌がる傾向が強いので、ミルタザピンと同じ成分のミラタズ(軟膏)はどうかとの回答。こちらは国内未承認なので価格は高いが、錠剤よりも遥かに投与が楽で、食欲不振の時に頓服的に使えばいいと思うとのこと。この翌日(8日目)から投与することにした。投薬ミス防止のため投与は原則として奇数日とし、投与方法は手袋をつけた指先に1.5in(3.8cm)を取り、耳の内側に擦り込むように塗るようにした【写真6】。
      • 受診時に提出している日々の健康記録【資料7/PDF】に「痛み」の項目があるが、これはどのように判定すればいいのかと質問したところ、痛みに限らず痒みなど特定の部位を気にするような仕草があれば「あり」でいいとのこと。
    • 8日目から元気度や食欲が戻ってきて、10日目にはどちらも普段通りにまで回復。
    • 6日目、8日目、11日目、13日目に排便なし。便は良便で、特に12日目と14日目は今まで見たことがないような量。療法食に含まれるという「可溶性繊維」の威力を実感した。
    • 8日目の体重測定で3.66kgを記録し過去最小値を更新。14日目の測定でやや持ち直して3.70kg。
    • 9月14日から与え始めた療法食(キドニーケアプラス)はそれほど好まないため、12日目からカロリー補充用として猫用牛乳(ねこちゃんの国産牛乳)を適宜与えることにした。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
    • 10月1日より夫の勤務地と勤務形態が変わり、平日の日勤のみになった。
費用明細(2024年9月20日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥4,900 1 ¥4,900
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
ソルラクト輸液 500mL /袋 ¥330 0.12 ¥40
ラシックス注射液 20mg 2mL /A ¥99 0.2 ¥20
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
注射用エンドキサン 100mg /V ¥517 1 ¥517
処方料 ¥220 20 ¥4,400
モビコールLD /包 ¥165 20 ¥3,300
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥81 1 ¥81
合計 ¥23,600
累計 ¥535,374

費用明細(2024年9月24日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
a/d缶 ¥572 3 ¥1,716
合計 ¥1,716
累計 ¥537,090

費用明細(2024年9月27日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,400 1 ¥5,400
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
ミラタズ軟膏 5g ¥8,492 1 ¥8,492
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥88 1 ¥88
合計 ¥23,790
累計 ¥560,880

【写真5】天袋でじっとして動かない(9月27日)
天袋でじっとしている

【写真6】ミラタズの投与法
ミラタズの投与法


  • 2024年10月4日週(3期3巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 1 6,720 71.0 3.70(10月3日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を2日目、4日目、10日目に投与(7日目のみミルタザピン錠)
  • 気づき:
    • 全体的に調子が良く、元気度、食欲ともに普段通りで問題なし。
    • すべての日に排便あり。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
費用明細(2024年10月4日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 1 ¥3,718
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.36 ¥202
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥42 1 ¥42
合計 ¥25,930
累計 ¥586,810
  • 2024年10月17日週(3期4巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
ドキソルビシン10mg 1 13,920 3.73(10月14日) あり 血液検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を1日目、7日目、9日目に投与
  • 気づき:
    • 全体的に調子が良く、元気度、食欲ともに普段通りで問題なし。
    • 6日目と8日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、嘔吐、痛みの様子なし。
    • 耳の表裏や口元など脱毛していた部分の毛が少しずつ生えてきた。ただし猫の被毛は完全に生え揃うまで数ヶ月〜半年程度かかるとのこと【写真7
    • 10月27日より妻が入院したため、食欲や元気度の判定は、朝夕の配膳時の反応や深夜の寝室来襲の有無など、夫の在宅中に可能な範囲で行うことにした。居室にウェブカメラを設置して観察の補助にした。また不在が増えて細やかな食餌管理が難しくなったため、食欲増進剤の投与を一旦中止した。
    • 今回投与した抗癌剤「ドキソルビシン」は毎期4巡目に投与しているアドリアシンと同一(アドリアシンは販売名)。表記は診療明細書に従った。
費用明細(2024年10月17日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
生理食塩水 100mL /B ¥198 1 ¥198
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
ドキソルビシン塩酸塩注射用 10mg /V ¥693 1 ¥693
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥97 1 ¥97
合計 ¥23,180
累計 ¥609,990

【写真7】少しずつ毛が生えてきた(10月22日)
脱毛が回復してきた


  • 2024年11月1日週(4期1巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 1 7,810 68.6 3.68(11月1日) あり 血液検査
血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を1日目、3日目、5日目、7日目、9日目に投与(11日目のみミルタザピン投与)
  • 気づき:
    • 4日目に食欲が普段の5割程度に低下。5日目に一旦回復したものの9日目から再び不振となり、11日目に4割程度まで低下。その後は7割程度を維持した。前者はタイミング的に抗癌剤の副作用とも考えられるが、下記の理由により少なくとも後者は偏食が原因と推定。
      1. 元気度は2週間を通じてほぼ問題なく、毎日明け方になると寝室へ起こしに来るほどだった。
      2. フードを食べない時でも猫用牛乳は好んで飲んだ。
      3. 特定のドライフード(シーバデュオ)だけは比較的好んで食べたが、このフードはかかりつけ医より便秘になりやすいとの指摘を受けていたため、できるだけ避けたかった。
    • 元気度は普段の8〜10割で問題なし。4日目からコタツを出したところ、中に入り浸るようになり、細かな観察が難しくなったため低めに見積もった結果が8割。
    • 7日目、9日目〜12日目に排便なし。8日目に軟便が2回。それ以外は良便。
      • 12日目、13日目に便秘薬投与(モビコール配合内用剤LD)。
      • 9月10日〜14日の便秘と異なり、今回はそもそもあまり食べていなかったことと、元気度は高かったことから、便秘薬の投与にて様子見とした。
    • 8日目に嘔吐あり。
    • 発熱、痛みの様子なし。
    • 10日目の体重測定で3.49kgを記録し過去最小値を更新。
    • 2024年4月の発症以来、少しでも食べさせたいとの思いから多くの種類のフードを試した結果、飽きられることを繰り返すなどして迷走していたため、12日目からもともと与えていたものに戻すことにした(基本的にドライフード1種類、ウェットフード1種類)。
    • 食欲増進剤に対する反応が見られないため、11日目を最後に投与を中止した。
    • 8日目(11月8日)に妻が退院した。
費用明細(2024年11月1日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,000 1 ¥5,000
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 1 ¥3,718
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.3 ¥169
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥73 1 ¥73
合計 ¥22,540
累計 ¥632,530

費用明細(2024年11月2日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
再診料 ¥1,793 1 ¥1,793
処方箋作成(院内処方) ¥330 14 ¥4,620
プレドニゾロン錠(タケダ) ¥30 14 ¥462
合計 ¥6,875
累計 ¥639,405
  • 2024年11月14日週(4期2巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
エンドキサン100mg 1 14,350 3.49(11月10日) あり 血液検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:12日目にミルタザピンを投与
  • 気づき:
    • 食欲は普段の7〜8割程度で始まり、5日目には9割程度まで回復。7日目〜9日目に普段の5〜6割程度まで低下したため、8日目と9日目にa/d缶の強制給餌を実施(ただし猫用牛乳は多少飲む)。その後一旦は回復したものの、15日目に大量の下痢と嘔吐があり、コタツに潜ったまま食餌も水も口にしなくなった。
    • 元気度はほぼ全日に渡って普段の7〜10割を維持したが、15日目の下痢と嘔吐とともに2割かそれ以下に低下。コタツに潜ったまま身動きしなくなった。
    • 12日目に嘔吐が2回あり。
    • 2日目、3日目、6日目、9日目、14日目に排便なし。4日目、5日目、7日目、10日目、12日目、13日目は少量。13日目には居室で息んだり、お尻を床に擦りつけて動き回るなど、排泄したがるような動作を見せた(便は出ない)。14日目〜16日目朝の下痢と嘔吐については下記に列記
      • 14日目の朝、コタツの内外に排泄物が残っていたがマコのものかは不明。排便の少ない日が続いており、お尻を引きずったり息む仕草を見せていたため、出勤前に便秘薬(モビコール配合内用剤LD)を投与。
      • 15日目、お昼ごろに軟便の塊が出て、それ以降は断続的に下痢と嘔吐(泡)を繰り返した。夕方ごろからひどくなり、下痢はほぼ垂れ流し状態で嘔吐は15〜20回ほどに及んだ。
      • 16日目(4期3巡目受診予定日)未明にも居室で大量の下痢をしており、衰弱した様子でこたつの中にうずくまっていた。
      • 以降は2024年11月29日週の項目を参照。
    • 14日目の体重測定で3.40kgを記録し過去最小値を更新。
    • 15日目朝に夫が発熱し、夕方に近所のクリニックを受診。新型コロナウイルス感染症との診断を受けた。
費用明細(2024年11月14日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
注射用エンドキサン 100mg /V ¥517 1 ¥517
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
薬価調整 ¥29 1 ¥29
合計 ¥14,350
累計 ¥653,755
  • 2024年11月29日週(延期)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
体調不良が顕著なため延期 5,860 3.40(11月27日) あり 血液検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を毎奇数日に投与。2日目のみミルタザピンを投与(かかりつけ医による投与)
  • 気づき:
    • 夫が新型コロナウイルス感染症のため妻が連れて二次診療機関を受診。体調不良のため抗癌剤治療は2週間延期とする。レントゲン撮影を実施し、便秘や下痢については腸内に異常は見られないとのこと。症状からして補液程度は実施してもらえるものと考えていたため肩透かしを食った印象。鼻腔内リンパ腫については画像からはきれいに消えているように見えており、体調不良が続くならここでプロトコルを終了する選択肢もあるとのこと。
    • 食欲増進剤は効果がないように思えてもマイナスにはならないので続けるよう主治医から指導あり。
    • 2日目午前、かかりつけ医を受診し、触診や口腔内の視診を実施。下痢や嘔吐などの症状から膵炎の可能性があるとのことで血液検査【資料8/PDF】を実施したが、v-リパーゼの数値は25IU/Lと規定内だったため除外。SAA(急性炎症指標)の値が基準値0〜5.49μg/dLに対して135.0μg/dLと極めて高いため体のどこかで炎症や感染が起きている。脱水を認めたため点滴(制吐剤入り)と強制給餌を実施しミルタザピンを投与。一晩様子を見て翌日(3日目)も容態が変わらなければ再受診とする。
    • 元気度、食欲ともに1日目〜3日目までは最低レベルで、コタツの中でうずくまったまま動かず自発的な摂食・摂水ともにまったくなし。2日目〜5日目までa/d缶の強制給餌を実施。3日目にもかかりつけ医をを受診し、点滴(制吐剤入り)と持続性抗生剤を投与。なお3日目の夜から急激に体調が回復しており、4日目以降の食欲不振は偏食が原因と推定(強制給餌の傍ら特定のドライフードは自発的に食べたため)。6日目以降は普段の9割〜10割に回復。
    • 3日目と4日目に排便なし。6日目と12日目に軟便。それ以外は良便。
    • 発熱なし。3日目と5日目に嘔吐あり。痛みの様子を外見から判定することは難しいが、1日目〜3日目はコタツの中でじっとしており、呼びかけや指にも反応せず虚脱状態で触られることも嫌がったため、何らかの疼痛に耐えていたと推定。6日目以降は普段通りに回復。
    • 3日目から食欲増進剤の投与を毎奇数日に変更。
    • 11月28日の激しい下痢と嘔吐のあとは衰弱してこたつの中で固まっている状態が続き、摂食や摂水を一切しなくなっていたため、これ以上の闘病は難しいのだろうと感じて看取る覚悟をしていた。3日目夜からの回復はとても嬉しい出来事だった。
    • 夫は新型コロナウイルス感染症から回復し6日目より職場復帰(嗅覚障害と味覚障害あり)。
費用明細(2024年11月29日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
血液化学的検査 1項目 ¥820 5 ¥4,100
単純X線撮影 ¥4,790 1 ¥4,790
薬価調整 ¥2 1 ¥2
合計 ¥19,630
累計 ¥673,385

費用明細(2024年11月30日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
診察料 ¥1,650 1 ¥1,650
採血料 ¥1,100 1 ¥1,100
生化学検査(1項目につき) ¥550 1 ¥550
猫SAA(炎症の検査) ¥2,970 1 ¥2,970
皮下点滴料 ¥1,980 1 ¥1,980
制吐剤(点滴に加) ¥550 1 ¥550
(食欲)ミルタザピン ¥110 1 ¥110
a/d缶 ¥572 1 ¥572
合計 ¥9,482
累計 ¥682,867

費用明細(2024年12月1日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥1,430 1 ¥1,430
再診料 ¥880 1 ¥880
皮下点滴料 ¥1,980 1 ¥1,980
制吐剤(点滴に加) ¥550 1 ¥550
注射料(持続性抗生剤) ¥3,300 1 ¥3,300
a/d缶 ¥572 2 ¥1,144
合計 ¥9,284
累計 ¥692,151
  • 2024年12月13日週(4期3巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
オンコビン1mg 1 10,750 76.5 3.55(12月13日) あり 血球検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を毎奇数日に投与
  • 気づき:
    • 主治医より興味深い論文の存在を教わった。犬の末梢リンパ節性B細胞リンパ腫の代表的な化学療法プロトコル(CHOPプロトコル)において、シクロホスファミド(エンドキサン)投与量を最適化することで長期寛解率が大幅に上昇する可能性について述べられている。犬に比べると猫の研究は進んでいないものの、猫においても同様の結果が期待されるとのこと。以下翻訳の上引用(Comparison of CHOP-19 and CHOP-25 for treatment of peripheral nodal B-cell lymphoma in dogs: A European multicenter retrospective cohort study)。
      • シクロホスファミド誘発性の好中球減少症を3回以上経験した犬のうち、約25%が2年後にもまだ寛解状態を維持していた。ある研究ではCHOPプロトコルにおける再発はシクロホスファミド投与後に最も頻繁に発生し、別の薬剤に置き換える必要があると報告されている。別の研究ではビンクリスチンやドキソルビシン投与後よりも、シクロホスファミド投与後の腫瘍細胞減少率が低いことが示された。しかしシクロホスファミド反応例の約25%は1.5年後にもなお寛解状態にあり、非反応例と反応例との唯一の違いは体重の中央値が9kgに対して23.5kgと有意に高かったことであるため、非反応例は投与量が不足していた可能性が高いと著者らは示唆した」(Journal of Veterinary Internal Medicine: Volume 38, Issue 6)
    • 3日目〜5日目にかけて食欲が普段の4〜6割程度に低下。また突発的に9日目は激しい下痢とともに何も口にしない。10日目以降は普段の7〜9割程度に戻った。
    • 元気度は全体的に好調だったが、9日目のみ激しい下痢があり元気度も普段の3割程度に低下。10日目以降は普段通りに戻った。
    • 2日目、10日目、11日目に排便なし。9日目の便は朝の1回のみ良便で、その後徐々に柔らかい便になって昼ごろまで12回ほど下痢の便失禁が続き、午後には自然回復した。原因は不明。
    • 13日目の体重測定で過去最小値を更新し3.33kgを記録。
    • 1日目、3日目、7日目に嘔吐あり(泡状の吐瀉物)。9日目は下痢とともに胃の内容物を嘔吐。
    • 発熱、痛みの様子なし。
費用明細(2024年12月13日)
内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
タクシー等 ¥5,100 1 ¥5,100
再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
抹消静脈留置(留置針料含む) ¥3,770 1 ¥3,770
オンコビン注射用 1mg /mg ¥3,718 0.5 ¥1,859
生理食塩水 20mL /A ¥99 1 ¥99
プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 14 ¥308
処方料 ¥220 14 ¥3,080
マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
薬価調整 ¥20 1 ¥20
合計 ¥21,810
累計 ¥713,961
  • 2024年12月26日週(4期4巡目)
抗癌剤名 数量 白血球数(個/μL) 好中球(%) 直近体重(kg) ステロイド処方 検査内容(PDF)
アドリアシン10mg 1 12,030 3.33(12月25日) あり 血液検査
  • ステロイド剤:プレドニゾロン錠5mgを1日1回投与
  • 食欲増進剤:ミラタズ規定量を毎奇数日に投与
  • 気づき:
    • 化学療法プロトコルは今回で完了。主治医との確認事項は以下の通り。
      • 今後は基本的にプレドニゾロン(ステロイド剤)の投与は不要(抗癌剤の副作用が発現する可能性の高い今後2週間は従前通り毎日投与することに)。
      • ミラタズ(食欲増進剤)は食欲不振時に頓服的に投与して構わない(こちらも今後2週間は従前通り隔日投与することに)。
      • 次回の診察は1ヶ月後、それ以降は2ヶ月に一度程度の通院を推奨する。通院先は二次医療施設とかかりつけ医のどちらでも可。
      • 1年以内の再発率は8割程度。再発の兆候としては食欲不振、体重減少からの風邪様症状(くしゃみ、鼻水、鼻詰まり)が挙げられる。鼻血が出てくると再発の可能性はかなり高い。
      • 抜けた毛はいずれ生えてくるが、毛質は変わるかも知れない。
    • 1日目と2日目のみ普段の4割〜6割程度の食欲。3日目以降は回復して普段通りに戻った。
    • 元気度は2日目のみ普段の6割程度に低下。3日目以降は回復して普段通りに戻った。
    • 7日目に嘔吐あり(泡状の吐瀉物)。
    • 13日目に排便なし。便は良便。
    • 発熱、痛みの様子なし。
    • 1月31日に二次医療施設で検査を受ける予定。
    • 2024年12月28日のマコ
    • ↑4期目の治療を終えたマコ(2024年12月28日)
    費用明細(2024年12月26日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    タクシー等 ¥5,400 1 ¥5,400
    再診料 ¥1,630 1 ¥1,630
    抹消静脈留置(留置針含む) ¥3,770 1 ¥3,770
    アドリアシン注用 10mg /V ¥2,299 1 ¥2,299
    生理食塩水 20mL /A ¥99 1 ¥99
    プレドニゾロン錠 5mg /T ¥22 10 ¥220
    処方料 ¥220 10 ¥2,200
    マロピタット注 20mL /mL ¥561 0.4 ¥224
    採血料(静脈)外来 ¥1,120 1 ¥1,120
    一般検査 血球計算(自動計算機) ¥4,600 1 ¥4,600
    血液化学的検査 1項目 ¥820 3 ¥2,460
    薬価調整 ¥18 1 ¥18
    合計 ¥24,040
    累計 ¥738,001
    4. 化学療法中のデータ
    • 図表
      • 化学療法中(2024年6月7日〜2025年1月9日)の主な測定データは下記の通り(それぞれのグラフをクリックすると別ウインドウまたは別タブで表示)。なお元気度と食欲は化学療法完了後に数値を見直した。

    体温と気温
    体温と気温

    元気度と食欲
    元気度と食欲

    体重
    体重

    血液検査(血球)
    血液検査(血球)

    血液検査(生化学)
    血液検査(生化学)

    5. 経過観察
    • 1ヶ月検査(2025年1月31日)
      • 化学療法プロトコルを終えてから1ヶ月が経過したため、二次医療施設にてレントゲン撮影と問診を実施。
      • レントゲン画像に影などは見られずきれいな状態。
      • 再発時に最も気づきやすい症状は鼻詰まり。匂いが分からないと食欲がなくなり体重も落ちるので、その際は速やかに受診することを勧められる。
      • 次回の検査は2ヶ月後ぐらいで良いとのこと。
      • 当方から主治医への報告と回答は以下の通り。
        • 元気度はほぼ問題ないレベルで、本来の明るい性格が戻ってきた感じがする。体力はかなり低下しており、不安定な場所を歩く時など、後肢の踏ん張りが利かずによろけることがある。猫タワーに上るなどの垂直運動もしなくなった。高齢なこともあって病気や治療が原因なのかは分からない。季節的に一日の大部分をコタツの中で過ごしており、さらなる体力低下が心配。
          • コタツで過ごすのは止むを得ないと思うが、脱水には注意して欲しい。
        • 食欲はあるが食べる量は全盛期の6〜7割程度に落ちている。体重がなかなか増えず(直近で1月28日の3.40kg)、ミラタズなどの食欲増進剤にも反応しないので苦慮している。2024年秋に国内で承認されたという新しい食欲増進剤(エルーラ)が使えるなら試してみたい。
          • 化学療法終了後、一度復活した食欲が再び落ちたなら要注意だが、落ちっ放しということなら再発の可能性という点では低いと思う。従前から処方しているステロイド剤(プレドニゾロン)にも食欲増進作用があり、薬価も安いのでそちらを先に試してはどうか。結果が芳しくないようならエルーラやその他の食欲増進剤を処方することも可能。エルーラは現時点で未入荷だが、希望されるなら連絡をいただければ用意する。
        • 目の上や耳などに黒いシミのようなものができており、リンパ腫の影響なのか心配【写真8】。
          • 抗癌剤の副作用による皮膚障害。治療を終えているので徐々に回復してくるはず。
      • 当家の方針として、現在の状態が寛解(病理学的寛解)と呼べるのかについては追求しない。鼻腔生検や広範囲な組織採取はリスクが高い上に費用も高額で、仮にシロだったとしても根治(癌細胞ゼロ)を保証するレベルのものではないし、クロだったところでこれ以上の化学療法や放射線治療はマコの体力的に困難。つまり寛解かどうかを調査することには意味がない。
      • レントゲン画像は以下の通り(参考)【写真9】【写真10】。
    費用明細(2025年1月31日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    タクシー等 ¥4,900 1 ¥4,900
    再診料 ¥1,960 1 ¥1,960
    単純X線撮影(1部位) ¥5,750 1 ¥5,750
    画像書き込み料(CD・DVDなど) ¥2,690 1 ¥2,690
    合計 ¥15,300
    累計 ¥753,301

    【写真8】耳回りの皮膚障害(2025年1月31日)
    耳回りの皮膚障害

    【写真9】頭部レントゲン画像(2024年6月7日/抗癌剤治療初日)
    レントゲン画像(2024年6月7日)

    【写真10】頭部レントゲン画像(2025年1月31日)
    レントゲン画像(2025年1月31日)

    • 1ヶ月検査〜3ヶ月検査の間に起きたことや感じたこと。
      • 2025年2月8日、食欲が落ちてきたためドライフードをシーバデュオに固定化。食べやすく、香りを立てるため、小型のフードクラッシャーで軽く砕いてあげることにした。
      • 2025年2月28日、あまり食欲がない状態が続いている(普段の6〜7割)。プレドニゾロンを何日か投与して食べるようにはなった。
      • 2025年3月6日、どうやっても体重が増えない。
      • 2025年3月18日、生涯最低体重を更新(3.16kg)。
      • 2025年3月23日、普段はいつも夫のあとをついて回っているのに、4泊5日の台湾旅行から帰ってもコタツの中から出てこようとせず、水や食べ物もほとんど口にしない。体調不良なのか、それとも夫が不在で淋しがっていたのか判別不能。
      • 2025年3月24日、プレドニゾロンの毎日投与を再開。併せて二次医療施設に3ヶ月検査を予約する際、エルーラを1ヶ月分処方して欲しいと伝える。
    • 3ヶ月検査(2025年4月4日)
      • 化学療法プロトコルを終えてから3ヶ月が経過したため、二次医療施設にてレントゲン撮影と血液検査、問診を実施。
      • 鼻水や鼻詰まりなどの症状があれば、それらの分泌物から癌細胞を検出できることもあるとのこと。現時点でそうした症状はなく採取もできなかった。
      • レントゲン画像は1ヶ月検査時と同様、影などは見られずきれいな状態【写真11】。
      • 血液検査にて腎不全の所見なし【資料9/PDF】。
      • 5月25日には鼻腔内リンパ腫の確定診断を受けてから1年が経過するが、これからがいちばん再発しやすい時期になるので、注意して見守って欲しい。1年を乗り越えれば比較的長生きするケースが多いとのこと。
      • エルーラは在庫がないため同じ成分のEntyceを処方しているとのこと。Entyceは犬用の食欲増進剤としてFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されたカプロモレリン製剤で、エルーラはそれが猫用として国内承認されたもの。ただ、主治医としては食欲増進剤として最も反応が良いのはミラタズとの印象を持っているとのこと。エルーラやEntyceは価格が高いので、まずは10日間だけ投与して、効果を感じた時に追加で処方を受けてはどうかとの提案を受け、了承。カプロモレリン製剤は5日ほどで効果が出てくるとされているとのこと。
      • 次回の検査は2〜3ヶ月後で良いとのこと。
      • 当方から主治医への報告と回答は以下の通り。
        • 週に一度程度くしゃみや嘔吐することはあるが、今は寒暖差が大きく、花粉の季節でもあるので問題視していない。年齢なりに元気で、体重が増えないことだけが懸念点。
          • 体重が増えないのは悩ましいが、間もなく16歳という高齢や体質が原因なのかも知れない。低いなりに維持している点は良いと思う。Entyceで様子を見ましょう。
        • マコを心配してくれる人からサプリメント(リンパクトデリタブ)をいただいたが、当時は抗癌剤治療のまっただ中で飲ませるタイミングを逸した。今から投与しても問題ないか。
          • 問題ない。サプリメントとしては信頼性が高く、良いものだと思う。私も処方したことがある。
        • 鼻水から癌細胞を検出できることもあるとのことだが、検体の有効期限はあるのか。自宅で採取したものを持参したら検査してもらえるか。
          • それは無理。朝採取したものを午前中のうちに持ってくる程度なら可能性はあるかも知れない。
        • 生存率の起算日は確定診断を受けた日からで間違いないか。
          • 間違いない。
      • エルーラやEntyceは高価で、1投与(1日1回)あたりの費用が600円以上かかるので、効果があるようなら個人輸入で対応したいと考えている(1投与あたり120円程度に抑えられるが、どちらも品薄らしい)。
      • 耳の周囲や口元の脱毛はほぼ解消した【写真12】。

    【写真11】頭部レントゲン画像(2025年4月4日)
    レントゲン画像(2025年4月4日)

    【写真12】脱毛が解消(2025年4月4日)

    費用明細(2025年4月4日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    初診料 ¥3,060 1 ¥3,060
    処方料 84日上限(EODは実処方日数算定) ¥220 10 ¥2,200
    entyce /mL ¥1,320 3 ¥3,960
    単純X線撮影(1部位) ¥5,750 1 ¥5,750
    画像書き込み料(CD・DVDなど) ¥2,690 1 ¥2,690
    薬価調整 ¥0 1 ¥0
    合計 ¥17,660
    累計 ¥770,961

    費用明細(2025年4月15日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    エルーラ 15mL(Elanco)個人輸入 ¥6,842 1 ¥6,842
    合計 ¥6,842
    累計 ¥777,803

    費用明細(2025年4月30日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    プレドニゾロン 5mg60錠(Aspen Pharma)個人輸入 ¥2,653 1 ¥2,653
    合計 ¥2,653
    累計 ¥780,456
    • 3ヶ月検査〜5ヶ月検査の間に起きたことや感じたこと。
      • 2025年4月6日、Entyce投与2日目、初日とは打って変わってすごい勢いで炬燵の中に隠れてしまい、お腹が空いているはずなのに6時間ぐらい何も食べなかった。以降13日まで投与を続けて極端に嫌がることはなくなったものの、食欲が増したようには感じられなかったため、新たに処方してもらうことは断念。
      • 2025年4月16日と24日、夕食に鰯の素焼きを食べさせてからカリカリ(シーバデュオ)に口をつけなくなった。21日には缶詰(鰯水煮)も食べさせており、いいものを与えすぎて偏食が進んだ模様。
      • 2025年4月30日、偏食が高じたせいか体重が生涯最低値に近い3.19kgに減少。老猫は一度体重が減ったり衰弱すると元に戻すのが容易ではない。深く反省し、普段与えているフード以外は基本的に食べさせないことにした。
      • 2025年5月23日、減少した体重を回復させるため、サチコに処方されて余っていたミルタザピン(15mg錠8分割)を隔日投与することに。落ち着きがなくなってよく鳴き、食欲も刺激されたように見える。
      • 2025年5月25日、確定診断1周年記念日。
      • 2025年5月26日、体重が3.48kgに回復。
    • 5ヶ月検査(2025年5月30日)
      • 化学療法プロトコルを終えてから5ヶ月が経過したため、二次医療施設にてレントゲン撮影と問診を実施。
      • レントゲン画像に影などは見られず、左右の鼻腔の透明度が同一でとてもきれい【写真13】。
      • 普段の生活が順調にできているなら問題ないでしょうとのこと。
      • 次回の診察は2〜3ヶ月後でいいと思うが、個人的には2ヶ月後を勧めるとのこと。アメリカの臨床では1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後というように間隔を延ばしていくケースもあるが、万一再発した場合、3ヶ月も間隔が空くと癌がかなり進行してしまう。
      • 当方から主治医への報告と回答は以下の通り。
        • 体重については改善の兆しがある。以前処方してもらったミラタズには反応がなく、前回処方してもらったEntyce(=エルーラ)も9日間飲ませて反応がなかったが、サチコに処方されて余っていたミルタザピンを飲ませてみたところ、よく食べるようになった。今回はミルタザピンを1ヶ月分処方して欲しい。
          • 承知した。ミラタズとミルタザピンは同じ成分で、外用薬(軟膏)か内服薬(錠剤)かの違いでしかないので解せないところはあるが、結果が良ければそれでいいと思う。
        • この2ヶ月は全体的に好調だった。お陰様で確定診断から1年生存することもできた。
          • 次の目標は化学療法終了から1年生存すること。2026年のお正月を迎えましょう。
      • 2025年5月25日のマコ
      • ↑確定診断から1年が経った(2025年5月25日)
    費用明細(2025年5月30日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    タクシー等 ¥2,090 1 ¥2,090
    再診料 ¥1,969 1 ¥1,969
    単純X線撮影(1部位) ¥5,753 1 ¥5,753
    画像書き込み料(CD-R) ¥2,695 1 ¥2,695
    処方料 84日上限(EODは実処方日数算定) ¥220 16 ¥3,520
    調剤料 ¥1,353 1 ¥1,353
    レメロン錠(ミルタザピン) 15mg /T ¥220 2 ¥440
    合計 ¥17,820
    累計 ¥798,276

    【写真13】頭部レントゲン画像(2025年5月30日)
    レントゲン画像(2025年5月30日)

    • 5ヶ月検査〜7ヶ月検査の間に起きたことや感じたこと。
      • 2025年6月7日、サチコ老衰により死亡(22歳)。
      • 2025年6月24日、化学療法の際、強制給餌に使っていたa/d缶を試しに食べさせたところ、気に入った様子だったため、朝食として1回あたり1/3缶(約50g)ずつ出すことにした(見るのも嫌だろうと思っていた)。サチコの死後は一層甘える仕草を見せるようになり、行く先々についてきて離れないことが多くなった。老齢に差しかかっているせいか、脚力の低下を感じることが増えた。
      • 2025年7月5日、ミルタザピンに反応しなくなってきたため一旦中止。最初は喜んで食べていたa/d缶も朝のうちに1/3缶を食べ切らない。日中のカリカリやおやつのちゅ〜るはそれなりに食べているが、体重3.5kg前後の猫に必要なカロリーには届かない。
      • 2025年7月8日、a/d缶在庫切れのため一旦中止。
      • 2025年7月19日、子猫用キャットフードに高カロリーの製品があると知り、「メディファス 子ねこ 12か月まで チキン味」を与えてみたところ、よく食べたため、朝食として与えることにした(飽き防止のためa/d缶と3日おきぐらいで交互に)。ちなみにこの製品の100gあたりの代謝エネルギーは約385kcal。日中〜夜にかけて与えているシーバデュオは約405kcal、a/d缶は約126.3kcal。幼少期から2013年8月(4歳)まで与えていたねこ元気は約350kcal。
      • 2025年7月20日、ヒゲ袋(ウィスカーパッド)の出来物が大きくなってきたため、かかりつけ医を受診。去年11月下旬ごろに気づき、当初は化学療法による皮膚障害と思っていたが、他の皮膚疾患が時間の経過とともに治癒していくのに対して、ヒゲ袋の出来物は次第に大きくなっていた。炎症か腫瘍か見極めるため細胞診を実施したほか、a/d缶の購入およびミルタザピンを1ヶ月分(1/8分割を15粒)処方してもらう。
      • 2025年7月22日、細胞診の結果、腫瘍ではなく炎症と判明。顕微鏡で炎症菌がたくさん観察されたとのこと。翌日からビクタスS MTクリーム(皮膚感染症外用薬)を1日1回投与し、1週間程度様子見とする。
      • 2025年7月30日、体重が去年11月中旬と同レベル(3.62kg)に回復。
      • もしこのまま良い状態で年を越せたら、それ以降の定期検査はかかりつけ医にお願いすることを考えている。
    • 7ヶ月検査(2025年8月1日)
      • 化学療法プロトコルを終えてから7ヶ月が経過したため、二次医療施設にてレントゲン撮影と問診を実施。
      • レントゲン画像は今回もきれいな状態【写真14】。
      • 普段も元気にしているなら現時点では問題ないでしょうとのこと。
      • 次回の診察も2ヶ月後で良いですとのこと。
      • 当方から主治医への報告と回答は以下の通り。
        • ミルタザピンにはよく反応している。服用後はそわそわしてよく鳴き、食欲増進にも繋がっているようだ。前回処方していただいた分は先月初旬に使い切ったので、それ以降はかかりつけ医に処方してもらうことにした(本音を言うと二次医療施設で処方してもらうと高額になって辛いため。かかりつけ医なら薬価と処方料で1ヶ月分15粒2,200円のところ、二次医療施設では約5,000円かかる)。
          • 承知した。
        • この2ヶ月も好調で、食欲増進剤にも反応するので少しずつだが体重も増えてきた。
          • 7ヶ月まで順調に来たが、12ヶ月を乗り越えられるのは2割なので、引き続き頑張りましょう。
        • ヒゲ袋の出来物が気になったので、かかりつけ医に診てもらった。細胞診の結果は炎症とのことで、1週間ほど軟膏を塗って様子を見ることにしており、今はその途中。かかりつけ医には2〜3日後に結果を報告することになると思う。
          • 細胞を取って調べたとのことなので、こちらでは積極的な検査は行わなかった。引き続き様子を見て、気になることがあれば相談して欲しい。
      • ↓ヒゲ袋の出来物比較(上は2025年2月3日、下は7月21日)
      • 2025年2月3日のマコ
      • 2025年7月21日のマコ

    費用明細(2025年7月20日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    診察料 ¥1,650 1 ¥1,650
    細胞診(皮膚) ¥3,300 1 ¥3,300
    処方料 ¥550 1 ¥550
    (食欲)ミルタザピン ¥110 15 ¥1,650
    合計 ¥7,150
    累計 ¥805,426
    費用明細(2025年7月22日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    処方料 ¥550 1 ¥550
    (抗)ビクタスMTクリーム ¥2,750 1 ¥2,750
    合計 ¥3,300
    累計 ¥808,726
    費用明細(2025年8月1日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    タクシー等 ¥1,980 1 ¥1,980
    再診料 ¥1,969 1 ¥1,969
    単純X線撮影(1部位) ¥5,753 1 ¥5,753
    画像書き込み料(CD-R) ¥2,695 1 ¥2,695
    合計 ¥12,397
    累計 ¥821,123

    【写真14】頭部レントゲン画像(2025年8月1日)
    レントゲン画像(2025年8月1日)

    • 2025年9月4日、ヒゲ袋の出来物を診てもらうため二次医療施設を受診。
      • 現時点で分かっている主な症状(当方からの説明)
        • 2024年11月中旬〜下旬ごろ、ごく小さな出来物があることに気づき、9ヶ月かけて徐々に大きくなってきた。
        • 元気度、食欲などはまったく問題ない。
        • 患部を気にする様子はまったくない。痒がったり痛がったりもしていない。
        • ビクタスS MTクリーム投与前は、直径5mmほどの平らな禿げで、色は地肌の色だった。
        • ビクタスS MTクリーム投与後は、赤黒い色に変化し、膨らんだり瘡蓋ができるようになった。直径は7〜8mmほどになった。
      • 受診の結果(主治医は腫瘍科だが皮膚科の専門医と連携してくれた)
        • 細胞診では気になる細胞は見つからなかった。抗酸菌がいくつか見つかった。
        • 瘡蓋が取れた時に組織もくっついてきたので、それも使って病理組織診断や皮膚生検を行う。結果が出るまで1週間ほどかかる。
        • 今後どう対応するかは検査の結果次第。切るとなると顔の形が変わるので、現時点で本人が気にしていないのであれば、悪性でない限り様子見でいいとは思う、とのこと。
    費用明細(2025年9月4日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    タクシー等 ¥3,850 1 ¥3,850
    再診料 ¥1,969 1 ¥1,969
    皮膚生検(1箇所) ¥6,006 1 ¥6,006
    【農工大病理】病理組織診断 ¥16,500 1 ¥16,500
    皮膚掻爬検査(直接法) ¥1,848 1 ¥1,848
    合計 ¥30,173
    累計 ¥851,296
    • 2025年9月17日、二次医療施設に架電し、9月4日の検査結果を確認。主治医より下記の回答あり。
      • 採取できた組織が少ないので確定ではないが、基底細胞癌の可能性が高い
      • 切除が第一の選択だが、顔の形が変わってしまうかも知れない。どの程度の切除になるか外科に連携して確認しているところ。
    • 2025年9月22日、主治医より電話連絡(抜粋)。
      • 外科に確認したところ、歯茎が見えるレベルの切除になると思うが、診てみないと何とも言えないとのこと。
      • 鼻腔内リンパ腫とは無関係だと思う。高齢になるとどうしても癌になりやすい。
      • 当方から主治医への質問と回答は以下の通り。
        • 悪性か良性(基底細胞腫)か。
          • 採取した組織が少ないため確定できない。どちらにしても手術で切除が第一の選択になる。
        • 抗癌剤治療中に新たな癌ができるというのは解せない。
          • 基底細胞癌はリンパ腫とは性質がまったく異なり、細胞分裂がゆっくりで大人しい。抗癌剤はこういう癌には効きにくい。
        • プレドニゾロン投与などの内科治療で病変を現状維持あるいは少しでも縮小できないか。せめて鼻腔内リンパ腫の1年生存を見届けるまでは負担をかけたくない。
          • そうした選択もなくはないが、効果はほとんど期待できない。
        • 受診に伺うのは外科の当番の日が良いか、それとも先生(腫瘍科)のいらっしゃる日が良いか。
          • 火曜日が手術日なので、それ以外なら何曜日でも大丈夫。
    • 7ヶ月検査〜9ヶ月検査の間に起きたことや感じたこと。
      • 2025年8月5日、ビクタスS MTクリームの投与を続けてみたが、ヒゲ袋の出来物に変化が見られないことをかかりつけ医に報告。「先日の細胞診は表面だけなので、その下に腫瘍細胞などが隠れている可能性もある。なので今度はしばらく投与をやめてみて、出来物が大きくなるなどの変化があるか様子を見るように」とのこと。投与中止。
      • 2025年8月13日、ビクタスS MTクリームの投与を中止してから1週間ほどで禿げた部分が赤黒くなって瘡蓋ができ、やや膨らんできた。かかりつけ医に報告すると、大きくも小さくもなっていないなら様子見でいいでしょうとのこと。軟膏を塗ったりやめたりして様子を見ることにどのような意味があるのか、様子を見た結果どのようなことが考えられるのかなど、当然疑問に感じることを丁寧に説明してもらえないため、受診先を変更することにした。
      • 2025年8月29日、抗癌剤治療による骨髄抑制の影響で壊死した耳回りの皮膚の黒い固まりがかなり取れて目立たなくなってきた。
      • 2025年9月3日、体重が3.62kgで去年11月初旬レベルに回復。猫用牛乳より人間用の牛乳の方が格段に美味しいらしく、とてもよく飲む。便が緩くなるなどの問題も見られないため、当面は人間用の牛乳に切り替えることにした。
      • 2025年9月17日、二次医療施設の主治医より基底細胞癌の可能性が高いとの回答あり。
    • 9ヶ月検査と基底細胞癌の診察(2025年10月2日)
      • 化学療法プロトコルを終えてから9ヶ月が経過したため、二次医療施設にてレントゲン撮影を実施。また、基底細胞癌の疑いと診断されたヒゲ袋の出来物についても同時に受診(今回はこちらがメイン)。
      • 鼻腔内リンパ腫の経過観察については以下の通り。
        • レントゲン画像を見る限り、骨の構造が崩れているような様子はなく、脳との境界もはっきりしている【写真15】。
        • レントゲンだけで評価するのは難しい病気ではあるが、特に問題はなさそうなので、いつものペースでまた検査していただければ良い。
      • 基底細胞癌(疑い)については以下の通り。
        • 先日もお伝えしたように、病理検査の結果は「基底細胞癌の疑い」。
        • 採取できた細胞が思いのほか少なく、断定は難しいが、細胞分裂数の多い点が悪性所見となる。仮に良性でも増殖力の強い中間悪性度の可能性があり、病変は今後も大きくなっていくと思う。体力のあるうちに切除することが第一選択。
        • 当方から担当医(いつもの主治医とは別の方)への報告と回答は以下の通り。
          • 鼻腔内リンパ腫との関係は。転移ではないのか。
            • 基底細胞癌(腫)は上皮系を構成する細胞由来の腫瘍であって、リンパ球の腫瘍ではないので無関係。
          • 切除範囲を小さくできないか。
            • 大きく切除する場合は粘膜を含めて楔状に広範囲に取る。この場合は周辺の皮膚を伸ばして縫うので顔貌は多少引きつるが、再発のリスクはかなり下がる【図3の②】。切除する範囲を小さく留める辺縁部切除の選択肢もあり、毛が生えてくれば手術痕がほとんど分からなくなるレベルではあるが、再発のリスクは高まる【図3の①】。
          • 16歳4ヶ月という年齢や、鼻腔内リンパ腫の経過観察中であることから、本人の負担になることはなるべく避けたい。長くてもあと数年で寿命を迎えることもあり、可能ならこのまま経過観察したいと考えている。
            • 鼻腔内リンパ腫は化学療法を施しても700日ぐらいでコントロールが利かなくなってくるケースが多いので、転移の可能性が低い基底細胞癌についてはこのまま様子を見るのも一つの選択肢ではある。ただ、病変が大きくなると出血コントロールなどが難しくなるし(顔なので特に)、リンパ腫の再発と基底細胞癌の憎悪ぞうあくが重なる可能性もある点に注意が必要。
          • 様子を見るにあたって、病変の大きさはどのくらいまで許容できるか。
            • 増殖のペースが問題。例えば1ヶ月で直径が1.5倍になるようなスピードなら早急に処置した方が良い。
          • 手術にはどのくらいの費用と期間がかかるか。
            • 切除範囲に関わらず10万円かそれ以下だと思う。大きく切除しても日帰りできると思うが、給餌の補助は必要になるかも知れない。
      • 上記を踏まえて家族と話し合った結果、現時点でマコの体調が良いことや、病変の態様が穏やかなことから、当面は何も処置せずに経過観察することにした(状況に応じて切除も選択肢から除外しない)
      • 数日おきの体重測定と同時に病変の長径を測定することにした(10月4日現在8.3mm)。
      • このページでは鼻腔内リンパ腫の治療について記録しているため、基底細胞癌の対応については、今後病状に著しい変化があった場合のみ記録することにする。
      • ↓2025年9月25日のマコ
      • 2025年9月25日のマコ

    【図3】担当医による術式説明(画像クリックで別ウインドウ表示)
    術式説明

    費用明細(2025年10月2日)
    内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
    タクシー等 ¥3,960 1 ¥3,960
    再診料 ¥1,969 1 ¥1,969
    単純X線撮影(1部位) ¥5,753 1 ¥5,753
    合計 ¥11,682
    累計 ¥862,978

    【写真15】頭部レントゲン画像(2025年10月2日)
    レントゲン画像(2025年10月2日)

    • 9ヶ月検査〜12ヶ月検査の間に起きたことや感じたこと。
      • 2025年10月3日、後肢のふらつきが見られるためミルタザピンは中止。
      • 2025年10月5日、BRABANÇONNEというベルギー産を謳う高カロリーのドライフードを見つけたので試供品を購入。とてもよく食べるので移行したい気持ちはあるものの、販売元こそ日本でも香港の業者がベルギーのメーカーに作らせているOEM製品のようで、事業継続性に信用が置けず迷っている。
      • 2025年10月9日、当面は後戻りできるようにメディファスとBRABANÇONNE(どちらも子猫用)を混ぜて与えることにした。また朝食だけでなく、終日与える常用食とした。前者の100gあたりの代謝エネルギーは385kcal、後者は447kcal。
      • 2025年12月9日、体重が3.83kgで去年9月中旬レベルに回復。
      • 2025年12月16日、さらなる体重増加のため、おやつ用のちゅ〜るを「Highエナジーちゅ~る」に変更した(1本あたりの代謝エネルギー16kcal、100g換算で200kcal)。
    • 12ヶ月検査(2025年12月25日)
      • 化学療法プロトコルを終えてから12ヶ月が経過したため、二次医療施設にてレントゲン撮影と問診、血液検査を実施。
      • 当方から主治医への報告は以下の通り。
        • 化学療法を終えてから明日で1年。お陰さまで元気に過ごせました。本当にありがとうございます。
        • 前回の受診から2ヶ月半ほど空いたが、特に報告することもないレベルで順調だった。体調は良さそうに見え、食欲は年齢なりに維持しており、体重は微増。嘔吐や下痢もほとんどなかった。
        • 基底細胞癌の病変については、状態に変化があればすぐに診ていただくつもりで観察しているが、大きくなったり膿んだりするようなことはなく、変化はなかった。
      • 検査後の主治医から当方への報告は以下の通り。
        • レントゲン画像で見る鼻腔は透明度が左右対称できれいな状態。前回と変わっていない。非常に良い経過を辿っている【写真16】【写真17】【写真18】。
        • 1年を超えてから再発する可能性は統計的にも経験的にも低い。もちろん100%ではないが、今までのように2ヶ月おきの定期的な経過観察は一旦終了で良いと思う。次回は暖かくなった4月ぐらいで良いと思うし、わざわざここへ連れてこなくても、かかりつけ医にレントゲンを撮って見てもらうなど、やりやすい方法で良い。
        • 基底細胞癌の方も現在のようにきれいな形を維持しているなら、経過観察で良いかと思う。
        • 被毛にノミが付着していたので駆除剤を投与しておいた。完全には死滅していないと思うので、かかりつけ医でも継続して投与してもらった方がいいと思う。
        • 血液検査で数値上の問題なし【血液検査/PDF】【血球検査/PDF】。
        費用明細(2025年12月25日)
        内容 単価(税込) 数量 金額(税込)
        タクシー等 ¥4,070 1 ¥4,070
        再診料 ¥1,969 1 ¥1,969
        単純X線撮影(1部位) ¥5,753 1 ¥5,753
        血液生化学的検査 1項目 ¥990 7 ¥6,930
        一般検査 血球検査(自動計算機) ¥5,522 1 ¥5,522
        採血料(静脈)外来 ¥1,353 1 ¥1,353
        画像書き込み料(CD-R) ¥2,695 1 ¥2,695
        合計 ¥28,292
        累計 ¥891,270

        【写真16】頭部レントゲン画像1(2025年12月25日)
        レントゲン画像1(2025年12月25日)

        【写真17】頭部レントゲン画像2(2025年12月25日)
        レントゲン画像2(2025年12月25日)

        【写真18】頭部レントゲン画像3(2025年12月25日)
        レントゲン画像3(2025年12月25日)

        6. 結び
        • 化学療法を完了してから1年間、再発がなく良好な状態を保っているため、腫瘍細胞の大部分が死滅しているか、免疫によって抑え込めている状態と考えられる。主治医の言うように、今後再発する可能性はゼロではないものの、統計上その確率は低いとされている。
          • 根治や完全寛解(CR)とは言えない点に注意が必要。どちらの状態も臨床的・検査的に確認可能な癌の病変がすべて消失していることが条件だが、マコの場合、化学療法完了後の検査項目は問診・触診のほかにレントゲン画像診断のみで、CTやMRI、生検や細胞診などの精密検査を行っていないため、根治や完全寛解と断定することはできない。
        • 2024年5月から続けてきた鼻腔内リンパ腫の治療と経過観察は今回をもって一旦終了とし、このレポートの更新も無期限休止とすることにした。
        • 再発した場合、あるいは他の原因により死亡した場合はここで周知する。なお、もし再発した場合、もう一度化学療法を受けることは体力的に困難なことから、積極的な治療を行わず緩和ケアへ移行することも考えている。
        • 2025年12月27日に近隣の新たなかかりつけ医を受診予定。
        • 今後は2年生存、5年生存、そして老衰まで逃げ切ることを目標にして、日々を大切にマコと接していく。


        この1年半、マコを見守ってくださり、ありがとうございました。
        猫の鼻腔内リンパ腫は、抗癌剤による化学療法か放射線治療の二択で、治療に対する反応は個体によって様々ですが、一つのケースとして、この病と闘っている方々のご参考になれば幸いです。
        体重は今後も5日おきぐらいに測定して更新します。

        2025年12月21日のマコ
        2025年12月21日のマコ

        2025年12月25日のマコと武蔵
        2025年12月25日のマコと近所のお友達


        薬歴
          2024年6月 2024年7月 2024年8月 2024年9月 2024年10月 2024年11月 2024年12月 2025年1月
        プレドニゾロン
        オンコビン
        エンドキサン
        アドリアシン


        • 再発しない限り更新を停止します
        • 確定診断(2024年5月25日)から602日経過
        • 化学療法プロトコル開始(2024年6月7日)から589日経過
        • 化学療法プロトコル完了(2024年12月26日)から387日経過

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