午前中まで降り続いていた雨がようやく上がり、お昼ごろからは日が差してきた。湿度は高かったが、明日までこのまま晴れるとの予報だったので、溜まっていた洗濯物を一気に片付けて、アイロンがけまで済ませた。天気はこのまましばらく持ちそうだが気温は高くなりそうだ。
そんなわけで今日の猫関係業務は家事を済ませてからとなり、家を出たのは14時すぎ。バスに乗って多摩川土手へ出かけた。長い雨が上がってわんさか出ているかと思ったが、意外とそうでもなく、最初に遭遇したのは、とある民家で寛いでいた黒白。
ここで猫に会うのは確か3回目。今日は奥さんが庭に出ていたので、挨拶して敷地内で撮影させてもらった。人懐っこい白もコンクリートの上で寝ているね。
顔が羊みたいになってきたな。だいぶお年を召している感じだが、正確な年齢は分からないそうだ。
「おや、中まで入ってきたのか。熱心なことだな」
「お前はあいつの知り合いか。そんなら一つ挨拶しとこうか」
ごろーん。
ゆっくりした動きの黒白はオスの18歳。人間なら90歳ぐらいに相当するから、外猫としてはかなり長寿だ。下地が白っぽいので毛色はまだらかな。
三世代の猫好きが暮らすという巨大猫民家の奥さんとしばらく世間話したあと、いつもの団地経由コースで歩いていると、芝生の向こうからこちらを眺める視線に気づいた。
さっきの猫民家の2匹もそうだったけど、みんな鉄板とかコンクリートとか、冷たいものの上で寛いでいるね。今日はそんなに暑くないと思うんだけど。
次に見かけたのは、駐輪場に佇んでいた茶トラ。
こちらもお年を召しているね。団地の住民に構われて、割と機嫌は良かった。
ここは茶系の多い団地。こいつはたまに見かける長毛。
市境を越えて隣の団地に入ると、猫の集会所に3匹が集まっていた。
多くの人が行き交う巨大団地の猫だが、人懐っこいのは多くなく、近寄ったら散会になってしまった。
この2匹は親子かな。耳や顔の形が似ているね。
猫の集会所から少し離れて、ぽつねんと佇む黒白発見。
まだ寝ているのもいた。
お休みは明日まで。今月は早くもピンチなので遠出ができん……。
