プチ台湾旅行の残りの写真(3月9日撮影分)は3回に分けて載せることになりそうで、ほぼ午前中だけの散歩だった割に多かった。正直言うと台湾最南端の鵝鑾鼻や離島にまで足を延ばした1月の猫旅よりも、今回のプチ旅の方が楽しく感じた。1月の猫旅は行きたい場所を欲望に任せて突っ込んだため、旅程をかっちり決めておく必要があり、常に時間に縛られていたからだと思う。
そうした俺の旅のスタイルは、小中学生のころの一人旅で培われたと自分では思っている。当時の北海道は今よりずっと路線も列車本数も多かったが、子供がノープランで回れるほど甘くはない。1日1~2本しか列車の来ない駅はざらにあり、行きたいところにたどり着いて、予定日に帰ってくるには、あらかじめ列車ダイヤを調べて、旅程を組んでおかなければならなかった。
それからずっとそのやり方で来たので、旅程表も持たずに出かけた今回のプチ旅は新鮮だった。池上米さえ手に入ればあとのことは割とどうでも良く、自由気ままに行動できて、フレンドリーな猫と気の済むまでごろごろすりすりできた。立て続けの台湾だったが行って良かった。
閑話休題。今日は夜勤のためお昼すぎからの猫散歩。上矢印ちゃんに会いたくて、家に行ってみたがあいにく不在で、1匹目に遭遇するまで30分ほど歩かなければならなかった。
学校裏の猫アパートで2匹目。ここは日当たりの悪い路地で、猫もいつ出てくるか分からない。立ち寄っても会えないことの方が多いんだが、今日は運が良かった。
サバ白を撮って安心する俺を泰然と眺めていた黒白。あとは母がいれば全員集合だな。
艶かしいアプローチにどうしていいか分からず固まっていると、母は白けて動かなくなってしまった。ごめんよ、俺たち種が違うし。
少し遠すぎたようで、追いついた時にはアパートの通路の奥の方まで行っていた。でもこういうアングル意外に好きかも。
今日は気温が上がるとの予報で、外套を脱いで出勤したんだが、言われていたほどではなく、最高気温は16.5℃止まり。高いところで猫が日に当たる程度の陽気だった。
乗り換えの稲田堤。いつもの瓢簞横丁を通り抜けていると、だるそうに体を投げ出す2匹の猫に遭遇した。つっても今日そんなに暑いか?
「あの子たちは眠いだけなの。顔がだるそうに見えるのは仕様です」