夏休みは日曜日までなので今日を除いてあと2日だが、散歩できる程度に気温が低いのは明日だけのようなので、朝起きられたら出かけようと思っている。それ以外は小田原へ行っただけの淋しい休暇だったが、マコちゃんは家族が揃っていることが嬉しかったようで、一日の大部分を甘えるか寝るかのどちらかで過ごしていた(比率にして1:9ぐらい)。ウサギが淋しいと死んじゃうというのは都市伝説だそうだが、マコちゃんは淋しいと鬱っぽくなって禿げるのである。仕事が始まっても基本的に火・木曜日は在宅だし、家には妻がいるので淋しくはないはずだが、逆にだからこそ短時間の別離でも不安になるのかも知れない。
さて、小田原サイクリングの方は数匹の猫が暮らす日本家屋から離れ、次の経由地である魚市場へ向かおうとしているところ。大型連休中であり、時間の経過とともに観光客が増えてくるはずなので、その前にちゃっちゃっと猫たちに挨拶を済ませておきたいが、この辺りは猫の巣窟なのですぐに足止めを食ってしまう。
しかも足止めさせておいて逃げるのである。何という理不尽な生き物!
近寄っている間に車が通過したけど逃げない。さては朝ご飯がまだだね。
この辺りはキジ系の猫がとても多く、よほど印象に残らないと覚えるのは難しいが、あとで調べたらこいつは一昨年の1月にもその1年前にも会っていた。痩せたように見えるのは夏毛のせいか、それともほかに理由があるのか。
こちらは2018年2月に一度会ったきりの子。7年半ぶりなのにお変わりなさそうで何より。
あの時は珍しく古い友達を誘って散歩したのだった。猫を飼っていたことのある人ではあったが、早川から小田原まであちこちふらふらしすぎたせいで、申し訳ないという気持ちが強くて落ち着かなかった。それ以来、猫散歩は一人でやることにしている。
雲がかかって日差しがなくなったのはラッキーだけど、もともと隠れている猫はまだそれに気づかない。
近寄ってみるとキジトラじゃなくてキジ霜降りだった。小田原で霜降りを見るのは初めて。
魚市場通りというと函館市電に同名の電停があって、その名称が指しているのはかの有名な函館朝市だが、今も昔も完全なる観光客向け市場なので函館市民はそこで買い物はしない。俺はその朝市が高校の通学路だったので、小田原の魚市場通りに漂う潮臭さや生臭さにも郷愁を感じるが、やはりここも観光客向けのような気がして、何かを食べたり買い物をしたことはない。
見えるところにいる猫たちに挨拶を済ませ、市街地へ向けて北東に進路を変えて間もなく、今度は民家のエントランスに座るキジ白に遭遇した。キジ系の多い土地だけどあの子は想定内。
初めてこの子に会ったのは今から10年以上も前の2014年3月。去年1月にまさかの再会を果たしたが、その時俺はそのことに気づいておらず、ブログを公開して8ヶ月も経ってからようやく「あの時の子だ!」と思い出したのだった(その時のツイート)。
こちらは間違いなく初めて。いくら呼んでも動かないので、諦めて次なる再会の地へ向かった。この続きはたぶん来週。