世界に4つしかない「猫」のつく駅のうち2つが中国にあることは先日も書いたが、とあるネットニュースによると、中国鉄路では切符の全面電子化が完了し、紙の切符は10月1日から完全に廃止されるとのこと。実際のところ、外国人が乗る場合は事前予約してあればパスポートだけで完結するそうだし、現地で買う場合もレシートみたいなものしか出てこないらしいことは分かっていたが、手元に何も残らないとなるとやはり淋しい。ちなみに台湾でも同様に切符のeチケット化が進んでおり、スマホアプリや交通系ICカードだけで旅行を完結できるが、紙の切符もまだまだ使われているし、駅によっては硬券さえ残っているのがアンバランスで面白い。ただ、いずれ行きたいと思っている貓空駅はロープウェイの駅ということもあってか入場券は存在しないらしく、紙の切符も感熱紙のレシートみたいなやつなので保管には向かない。駅名標を見た記憶もないので、写真に残すことも難しいかも知れない。
まだ見ぬ猫駅についてはさておき、今朝は南武線を少し上って馴染の猫たちの許を訪ね歩いてきた。前回の散歩は台風一過の強烈な日差しに悩まされたが、今朝は曇って暗かった上に湿度だけがやたら高く、秋らしい爽やかさとはほど遠い。猫たちの多くも活きが悪くて暖簾に腕押しという感じだった。
塀の上に見えているのは去年7月以来のクリームさん。
クリームといってもd遺伝子で茶色が薄まったタイプ(一例)ではなく、毛の生え際が白く抜けるティッピングが生じたもの。うちのマコちゃんも同じタイプだけど、そうは見えないね。
6月に会った時と少し印象が変わったと思ったら、どうも左目が芳しくないようだ。今年は暑いから不具合が出やすいのかも知れないなあ。
道路向かいの農家の子だと思うけど違うかな。3年半も前に一度会ったきりだし、真冬だったし、ちょっと自信ない……。
定点の猫拠点にたどり着いて腰を抜かしそうになった。隣の大きな農家がなくなってる!
2ヶ月ちょっと来ないうちにこうなっちゃうんだものなあ。君たちは変わりないようで良かったよー。
でもせっかくの広い空き地もどうせ細かく分筆されて、オープンハウスのおもちゃみたいな家が建つんだろうな。この辺りはものすごい勢いで増えてる。
にゃあという声に呼び止められて振り向くと、そこには去年5月以来の人懐っこすぎるサバ白が!
黒白はたまに見かけていたけど、サバ白は何度来ても会えないのでほとんど諦めていた。人懐っこすぎる性格も変わっていないようで何より(写真はとても撮りにくい)。
初めて会った時の組み合わせで再会できるとは猫好き冥利に尽きる。あれから8年も一緒なのだから、この子と黒白は母子なのかも知れない。
いつもの猫路地に差しかかると、そこでずっと待っていたかのように猫がいた。
記憶の糸をたぐるように背を伸ばした。近所の人にふてニャンと呼ばれている子。
今朝は焦がれていた子に2匹も会えた。稲田堤から先、京王よみうりランド方面へ進むか、あるいは中野島方面へ進むか迷ったけど、こっちを選んで良かった。
1年ぶりの美人三毛。ぱっと見で痩せたように感じたけど、この角度で見るとそうでもないのかな。ちなみに前回はこんな感じだった。
表から見ても裏から見ても美人な三毛。近寄る素振りを見せると上品な感じでシャーと反応するのが堪らない。気位の高さは相変わらずで余計嬉しかった。
次はどこの美人さんに会いに行こうかな。