過去にも2022年9月から4ヶ月だけ在宅勤務をしていたが、ほどなく通常勤務に戻されてしまい、雀の涙ほどの手当しか出なかった上にせっかく用意した什器一式まで無駄になったので、頼まれても二度とやるもんかと誓ってデスクから何から捨ててしまった。しかし、短い期間ではあったがサチコを看取ったり、淋しいと禿げてしまうマコちゃんと一緒にいてあげたいとなると、在宅勤務の方が圧倒的に有利なことは言うまでもない。なので今は不承不承、週2〜3回ならやってやらんでもないという体で引き受けて、台所のダイニングテーブルにその都度モニタとノートPCを並べて仕事している。運動不足で体力が落ちていることは実感しているが、それよりも在宅勤務を増やすとメンタルが落ちてくるので、朝から暑くてもなるべく猫散歩には出かけるようにしている。今日は久しぶりに谷保からスタートしてみることにした。
最近めっきり猫の姿を見ない武蔵邸を横目に分倍河原の駅へ向かっていると、道端で行き倒れているモノクロの物体を発見。
近所なのに3年以上も会っていなかった子。逃げなかったので表と裏を撮ってその場を辞去した。
谷保駅近くのスクーター二毛邸はあいにく空振りで、その後も農家の敷地の三毛を諦めるなどして自転車を漕いでいると、植え込みの隙間に猫の黒い頭が見えてきた。
顔かたちに貫録がありすぎてしばらく見とれてしまった。こういう子、懐いたら可愛いんだろうなあ。
奥に隠れたので塀越しに1枚。……そして俺たちのそんな様子は見られていたのである。
ここはブアイソーズの第二宴会場からほど近いとある路地。久しぶりにゴージャスぱっつん黒白に会いたかったが、見えるところに出ていたのはゴージャスでもぱっつんでもない普通の黒白だけだった。
今日は全部黒白という偏った日だった。「みたび」というタイトルをつけるからには「ふたたび」も「ひとたび」もあるわけだが、どちらも完全に黒白ではなかった。
この辺りでは珍しい若手の黒白。近所にはほかにもあんな子やこんな子が暮らしているが、あいにく今日は不在で会えなかった。チョビ1号の家も覗いてみたが空振りだった。
最後にマコちゃんのヒゲ袋の出来物について。ステロイド系の消炎剤には反応せず、投与を中止してから赤黒く変色しているので、来週後半に農工大へ連れていって診てもらうことにした。素人目には腫瘍が露出しているような外観ではなく、もしそうならもっと速く成長すると思うのだが、かといって単なる炎症を9ヶ月も引きずるとも考えにくいので、もしかしたら真菌症ではないかと思ったりもしている。いずれにしても細胞診なり生検をきっちりやって、白黒つけて年を越したい。