真夏の朝の小田原猫(ゴロ吉編)


小田原市の猫

 先日の小田原散歩は結果的に古馴染との再会が果たせて良かったが、もともと予定していた場所ではなかったというのはシリーズ初回の記事に書いた通り。暑い日々からなるべく安上がりに逃れたかったので、東京近郊の中でも比較的気温の低い勝浦、銚子、水上を候補に挙げていた。これらの土地がどれだけ涼しいかというと、東京多摩地区が軒並み40℃を超えて大騒ぎした今月5日、勝浦の最高気温は真夏日にもならない29.9℃! 銚子や水上は33~36℃程度と日中はそれなりに暑かったようだが、どちらも海沿い山沿いであり、朝のうちなら何とかなるだろうと踏んでのことだ。しかし3箇所とも始発電車に乗っても目標の6時半までに到着できない。勝浦は8:36、銚子は8:52、水上は8:53だから、着いたころには危険なレベルの暑さで散歩にならないのである。加えて昨冬から青春18きっぷのルールが変わり、従来はJR全線の普通列車に「1日乗り放題×5回」だったのが、ルール改正後は「連続する5日間乗り放題×1回」に改悪されてしまった(同時に3日間用も発売開始)。そのため必要な日数や人数で分割して使ったり、余った日数や欲しい日数を売り買いするなどの使い方ができなくなった。従来はこの切符のシーズンになると「青春」を謳歌するオッサンやオバサンが跋扈していたが、新しいルールの下では連続する5日間や3日間の休暇を確保できる身分で、かつ普通列車に乗り続けても腰やケツが死なない属性の人しか使えなくなった。すなわちそれは学生であり、ここへ来てようやく名称に相応しい切符になったと言うこともできる。
 そういうわけで今日の記事は小田原シリーズの3回目(2回目はこちら)。漁港近くの路地で古い知り合いに再会したあと、市街地へ向けてしばらく行くと、民家の裏でお昼寝中の茶色い背中を発見。
小田原市の猫

 あの背中がもう一度見たかった。その正体は……、
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 2年7ヶ月ぶりに再会したのはゴロ吉という名の茶トラ白。去年のお正月は会えずじまいで残念だったけど、元気そうで良かったよー。
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 名前の由来は知らないけど、このように人懐っこくてすぐにゴロゴロするからかも。2014年3月に初めて会った時も同じ反応だった。
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 可愛いねえ。
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小田原市の猫

小田原市の猫

 何年か前、IWGさんの猫番組にこの子が出ているのを見てのけぞった。コロナの時期は取材範囲を国内に絞っていたようで、その中には俺の猫散歩地と見事に被った場所がいくつかあった(一例)。恐らくIWGさんが自分の足を使って見つけたのではなく、コーディネーターか何かが事前にネットを検索して探し当てたのだろうが、放映された時はこの業界も広いようで意外に狭いと驚いたものだった。ちなみに俺がそれと知った上でIWGさんのロケ地を訪ねたのは福島県の会津美里町だけ。
小田原市の猫

 またしばらく来ないと思うけど、元気でいてね。
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 次の猫も茶色。こいつは会ったことあったかなあ。
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 2022年1月に見かけた茶トラのような気がするけど、冬毛と夏毛では印象が違うからね。
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 ここは大きなお寺の広い境内。猫が涼む場所には事欠かない。
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 なので、茂みにどれだけ隠れていることか……。
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 美人キジ白は寝起き顔。さては猫好きの気配を察して飛び起きたな。
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 小田原で最後に見かけたのは、こちらも境内で涼むキジ白。
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 以前ここには母娘か姉妹と思しき三毛をはじめ、数匹の猫が常駐していた。この日唯一見かけたこいつは鼻のところに色斑があることから、共通した特徴を持つそれらの猫たちの親戚かも知れない。
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 自転車を返却して伊豆箱根鉄道大雄山線の緑町駅にたどり着いたのは8時半。幸いなことにこの時点で気温は30℃に届かず、暑さにやられることなく帰途についた。雲も多めで日中の気温もそれほど上がらなさそうだった。
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 ……なので帰る前に横浜線で途中下車。相模原の知り合いの許を訪ねてみた。
相模原市の猫

相模原市の猫

 この組み合わせは一昨年の12月以来。麦わらはたぶん臆病すぎて歯が立たない。
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 アングルとか考える余裕はないので、何でもいいからアップで1枚撮っとく。
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 多少脈のありそうなサバ渦白は去年7月以来。多摩センター勤務のころは通勤のついでに相模原や橋本を散歩することもできたが、今となってはそうそう来られなくなったので、小田原のついでに立ち寄ってみた次第。いちばんの目的はあやめ邸で暮らす鼻黒の黒白に会うことだったが、その辺を一回りしても見つけられず、二回り目にたまたま出てきたあやめ邸の婆さんが今年2月に死亡したと教えてくれた。それどころか去年の暮れにはもう1匹の黒白も死んでしまったそうで、今残るのは滅多に現れない長毛三毛だけになったとのこと。2匹の黒白は推定18歳ぐらいだったので外猫としては大往生と言えるだろうが、もう会えないとなるとやはり淋しい。自宅から行きにくい場所ということも相俟って、今後はそうそう足が向かなくなるだろうと思いながら帰途についた。もっと早くにあやめちゃんほか仲間の猫たちに出会っていたらなあ。
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