行こう行こうと思いつつなかなか行けなかった小田原にようやく行ってきた。そもそもここは冬の寒い時期に訪れることを想定していたが、こんなクソ暑い真夏を選んだのは「他に行くところがないから」というかなり消極的な理由だ。懐いてくれた小田原の猫たちには申し訳ないが、これには話せば長い理由があるのである。
交代勤務で働いていた去年までと違って、今はカレンダー通りの出勤となり夏休みも固定されているので、年中で最もレジャーに向かないこの時期に休むことを強いられる。日の出とともに気温が爆上がりするので、猫を探して歩き回れるのもせいぜい8時半ぐらいが限度で、遅くとも6時か6時半にはスタートしないと散歩を楽しむ余裕もない。前泊すれば対象エリアは飛躍的に広がるが、ハイシーズンの今、2時間歩くためだけに高い宿代を払うのはアホらしい。要するに、当日の始発電車に乗って、6時半までにたどり着ける場所という消去法に基づき選ばれたのが小田原だったというわけである。それでも新横浜〜小田原は新幹線に頼ることになったし、小田原駅の新幹線ホームから箱根登山鉄道へ2分で乗り換えるのは無理ゲーだったので、スタート地点の箱根板橋に到着したのは目標を少し過ぎた6:33だった。この日は曇りがちでさほど気温が上がらなかったので、10時ごろまで電チャリで走り回っても平気だったのは助かった。
冬の晴れた朝ほどではなかったものの、猫はそれなりに出ていたし、見知った顔に再会することもできた。写真の数が中途半端だったので、今日は前半の17枚を紹介し、残りの48枚は後日2回に分けて載せることにする。
まずは1匹目。
砂利の上で寛いでいたキジ白。プスプス言って呼んだら起き上がった。
悪いけどお土産はないんだよと謝ったら抗議の一鳴き。用もないのに呼ぶなってことだな。
きれいにリノベーションされた日本家屋の玄関前。ほかにも2匹の猫がいるのが分かるかな?
猫用のビーチチェアがあるとは知らなかった。海辺の住人って垢抜けてるよな。
巨大お饅頭降臨。実はこの子には前回(2024年1月)にも会っていて、指挨拶も済ませている。つまり俺たちは仲良しということ。
なお、偉そうな茶トラ白にもその時に会っている。みんな元気そうで何より。
1年7ヶ月ぶりのがもう1匹。あいつは隣の駐車場をねぐらにしているようだ。
真冬とはゴージャス加減がだいぶ違う。こういう姿態を観察できるのだから、真夏の散歩も悪くないとは思う。
ちなみに今日の記事の投稿は、今月9日から2日間に渡って行った猫サーバのOS再インストールの動作確認も兼ねている。この作業によりサーバOSがRocky Linux 10.0になったほか、各種セキュリティ対策もてんこ盛りにしたため、作業量が今までの5倍近くにもなり、終わった時は疲れて果てて寝込むほどだった。集中力も途切れがちで、一気通貫の作業は体力的にも品質的にも自信が持てなくなってきた今日このごろだ(次回に続く)。