昨夜の夜勤は意外に忙しくて、帰るころにはだいぶくたびれていたが、明日から6日間の休みに入ることもあって、盛大なる開放感とともに猫関係業務を遂行した。
開放感の大きさは散歩コースにも現れていて、今日歩いたのは少し遠目の西大家から高麗川まで。市域は埼玉県坂戸市、鶴ヶ島市、日高市にまたがる。職場のある和光市からは、東上線で坂戸まで行き、そこから越生(おごせ)線に乗り換えて2駅。夜勤明けでそれほど体力が残っていないことや、地図なしでも歩けることなどを加味して選んだ。
かつてこの区間には東武鉄道西大家構外側線という貨物線が通っていて、セメント製品を積んだ貨物列車がのんびりと行き来していた。路線は1999年に廃止されたが、廃線歩きで2009年に訪れた時までは、レールなどの鉄道施設がほぼ手つかずのまま放置されていた。それ以外には特筆すべきところのない殺風景な土地だが、過去2回歩いて2回とも猫に遭遇したので、猫目的の散歩ならもっと会えるだろうとの期待を込めて、このコースを選んだのだった。
30分ほど残業して、職場を出たのは9時を少し回ったころ。東上線の急行に乗るとあっという間に川越を過ぎ、出発地の西大家に降り立ったのは1時間後の10:10だった。
最初の猫は駅近くの民家で発見。
濡れ縁で寛ぐ3匹。……と思ったら、左の柱のところにも、茶色い尻尾が見えているね。
小さいのもいた。この家には2011年11月にも来たことがあって、その時は茶トラ白が1匹いただけだった(こちら)。こんなに大所帯だとは思わなかった。
2009年の廃線歩きの時にも猫を見かけた場所。何だか空が広いと思ったら、道端の大木がなくなっていた。ただし猫は今日もいた。
送電塔に囲まれた民家に猫発見。ここは2系統の送電線の交差地点になっていて、中央付近の高い鉄塔が東京電力で、その下を潜って左右に架かっているのがJR東日本の信濃川発電所から来ている送電線。近くで見ると壮観なので写真を撮ったが、猫がいるとは思わなかった。
注意深く近寄って真横まで来たが、この直後、見えなくなるまで逃げてしまった。
車の下に茶トラ白発見。縄張りの車にお尻をすりすりしていたところ。
離れたところで出てくるのを待っていたら、すごい勢いで走り去っていった。
廃線の築堤をバックに寛ぐ黒白発見。廃線探訪の時にも何匹か見かけただけあって、やっぱりこの辺は猫が多いんだな。
お正月休みに入って静かな工場地帯。せっかく寛いでいるんだから、これ以上邪魔しないでおくかー。
大部分の施設が撤去され、一部は遊歩道になった廃線跡だが、今もわずかにレールが残っている。この写真にはキジ白が1匹写っているが、日陰が暗すぎて分からないと思う。まあ景色を楽しんでもらえれば。
ここからは「こまこま散歩」で何度か来ている場所。植え込みの陰からこちらを眺めているのがいた。
青い目のカラーポイント。前回来た時、お尻だけ見えていた子かな。
6.5kmの道のりを1時間40分ほどかけて散歩は終了。家に帰る前にいつもの駐輪場を覗いてみると、美人さんの妹が日なたぼっこしていた。
時刻は13時近くになり、そろそろお昼寝の時間。俺も帰って寝なくちゃ。