世の中は昨日から連休本番となり、いつもは鄙びた青梅線・五日市線・八高線ともに、早朝からハイカーなどで混雑している。交代勤務の俺は昨日と今日がお休みで、明日と明後日が日勤。そのあとは夜勤を何度か繰り返す予定になっている。
こんな日は、昭和記念公園のような超巨大公園から近所の児童公園に至るまで、どこへ行っても人が多いので、猫散歩の場所にとても悩む。色々考えた結果、無難なのは普通の住宅街だろうということで、南武線猫行脚のコマを一つ進めることにして、6時半に家を出た。
3回目となる今日の区間は矢向から鹿島田まで。8時前に現地に到着して、5分ほどで最初の猫に遭遇した。
朝のうちは涼しくて爽やかだったので、みんな日なたに出ていると思っていたけど、意外にそうでもない。
疲れたイケメンのあとはなかなか見つからず、散歩前半は難渋。40分ほどぐるぐる歩き回って、ようやく巡回中の猫を発見した。待ってくれー。
こちらには気づいているはずなのに、見事に無視したまま建物の隙間に入って行った。
晴れた日に猫が日陰に入る閾値は、だいたい気温20℃ぐらいだと思っている。帰って来てから調べたら、今日は9時半ごろに20℃を超えていて、ちょうどこの子を見つけたころだったようだ。
……そんなわけで、巡回を終えてねぐらに戻る猫もちらほらと。なお、遥か前方の公園のベンチの下にも猫が見えているが、それはまたあとで。
ねえ、朝帰りのところ悪いんだけど、写真を一枚撮らせておくれよ。
こないだまで大雪だとか騒いでいたのに、もう車の下に入る季節になったかーと思って近寄ると、折れ耳の黒白が驚愕の表情でこちらを見つめていた。
恐怖のあまり進退窮まったかのように見えるけど、実際は指の匂いを嗅ぐくらい人懐っこい子。大きな目といい、顔の形といい、いわゆるスコティッシュフォールドってやつだろうな。
黒白を相手にうだうだしていたら、どこからかもう1匹現れた。最近折れ耳に会う機会が多いな。
こいつは白斑が大きくて、毛色の判定が難しいなー。どのみち見た通りのことしか分からないから、灰白ってことで一つよろしく。
10:20になって、茶トラも寝床に入る時間。2時間半に渡る今日の猫散歩はこれでおしまい。