三連休中日の今日は先週行くつもりだった青梅線沿線の猫散歩に出かけてきた。ブログを随時更新にしてからは仮の名前をつけた馴染の猫を中心に会いに行くことにしているが、これだけ低頻度になると一巡するにも時間がかかるし、そうしている間にも安否が気になって落ち着かないので、仕事に慣れたらもう少し散歩の頻度を上げたいと思っている。新しい職場は家から近く、ドアツードアで30分しかかからないので気分転換が難しい。仕事の内容も朝から晩まで書類を読んだり書いたりするだけになり、体力的に楽ではあるものの、一日の中で少しでも楽しく過ごせる時間を作らないとメンタル的に非常にまずい。
10月も中旬になって日の出時刻が5:46とだいぶ遅くなり、スタート地点の拝島に到着した7:15でも日差しはまだ赤かった。キジ白3号邸へ赴いて舌を鳴らしてみたものの反応がなく、2ヶ月来ないうちにいなくなっちゃったかと思って一瞬慌てたが、よくよく見ると2軒隣の家の庭にちょこなんとして目を閉じていた。たまにしか散歩しなくなったので忘れていたが、今はもう猫が太陽光充電する季節になっているのだった。
こちらに気づいて薄目を開けたキジ白3号。しばらく会わないうちに首輪をつけてもらっていたのね。
こいつとは2009年6月からの付き合いだが、今まで首輪をつけたことは一度もなかったはず。面倒を見ている家は複数あっても、飼っているつもりで接していたのではなかったのだろう。最近つけ始めた割には古びた首輪で、鈴などはすっかり塗装が剥げて赤茶けている。もしかしたら先代猫の形見か何かなのかも知れない。
キジ白3号の佇む背後には紫陽花の家が建っていたが、こちらもこの2ヶ月の間に解体されて更地になっていた。来年の6月はここでどんな写真を撮ることになるのかなあ。
某巨大神社方面へ向けて自転車を漕いでいると、民家の隙間で伸びる物体を発見。
2021年6月に近所の家のベランダで見かけた子だと思う。ここは2007年9月から2年間住んだ旧々々々居にほど近く、希釈遺伝子の持ち主となるとその家の猫しか思い当たらない。
時刻は9時近くで気温は20℃ほど。閾値は超えているけど、日陰に入るのちょっと早くない?
「傷つけたくないから黙っていたけど、実は君を避けているんだよ」
エビ邸に到着したのはさらに20分後。とっくにバレて寝床から飛び出してきたところ。
朝の猫散歩(というか猫サイクリング)はさらに上矢印邸やチョビ1号邸を経由して西国立まで行くつもりだったが、エビ邸へ行くまでに思いのほか時間がかかってしまい、このままでは11時に予約した平山の床屋に間に合わない。今日を逃すと来週末は出張で大阪だし、その翌週となると髪が伸びてしまって我慢できないので、上矢印ちゃんやチョビ1号は次の機会に回すことにしてとりあえず一旦帰宅。クリーニング屋に出す洗濯物を携えて再びからし号に跨がり、平山へ急ぐべく駅に向かっているといつもの駐車場で猫影を発見した。
日没後にご飯待ちしている姿を見かけることはたまにあったけど、日中この場所で会うのはとても久しぶり。職場が変わってからはなかなか来られなくてなー。
こいつはスッパニャンの同居人。あの子、元気にしているなら、俺が会いたがっていたって伝えておいて。
外猫たちから唐突に我が家の猫の写真に移ると、痩せ細っているのが如実に感じられて切ないものがあるな……。
サチコはこれでも年齢なりに健康なんだけどな。甲状腺は薬でコントロールできているし、腎不全ステージ2なんて21歳にしたら入門編みたいなもんだよ。
この2ヶ月ほどでサチコは階段を上れなくなり、トイレという名のペットシートは1階の廊下に移動した。ソレンシアは穏やかに効いているようで、投与後しばらくは鳴き声が柔らかくなるし、今日のような暖かい日は自発的に猫デッキに出て体を伸ばしている。投与から4週間ほど経つと明らかに動きが悪くなってだるそうにするので、毎日2回のチロブロック錠(抗甲状腺剤)とともに生涯投与が続くだろう。マコちゃんの抗癌剤治療は今月4日に3期3巡目に進んでいて、副作用が重かった前回とは打って変わって調子がいい。体重は3.7kgほどで下げ止まっており、冬に向けて少しでも回復させるべく策を練っているところだが、サチコと違ってマコちゃんは食欲増進剤に対する反応が鈍いようで、投与しても単に偏食が加速するだけのように思えて対応に苦慮している。そりゃ毎日サンマだの生肉だの好きなだけ食べされられればいいけど、そんなことしてたらうちは破産なのだよ……。