多摩センター勤務も今日明日を残すだけとなり、異動前の散歩は今朝を最後にするつもりだったが、当初予定していた3箇所のハシゴはさすがに時間が足りず、3つ目の六花谷は明日の朝少しだけ早起きして覗いてみることにした。あそこも今はほとんどの猫がいなくなり、行ったところで誰にも会えない可能性が高いが、六花咪やゴンや黒白ボスなどたくさんのお馴染さんが暮らしていた場所であり、せめて景色だけでも瞼の裏に焼き付けておきたい。
1箇所目として最初に赴いたのは川崎市内のとある猫寺。今年2月末に初めて訪れてから今朝で7回目になるが、いつも夜勤明けだったので大方の猫がお昼寝タイムに入っており、住職の奥さんにも「朝ならたくさんいますよ」と言われていたので、いずれそうしようと目論んでいた。あいにく今朝は暗く曇って冴えない天気だったが、奥さんの言葉通り、待っていたかのような佇まいで猫が香箱を組んでいた。時刻は6時半。
キジ白がちな境内でもこの子は初めて。確かに真っ昼間よりも手応えがあるね。
鐘楼で香箱を組む黒白は警戒心が強い。6月初旬に一度だけ見かけたが近寄る間もなく逃げられている。
刺激しないようにそおっとそおっと近寄ってみた。持ち堪えているのは朝ご飯前だからかな。
鼻黒の黒白に注目しすぎて、もう1匹の存在にまったく気づいていなかった。梁に乗っかっている黒白は4月中旬に逃げられている。
確かに日中よりは出てくるけど、みんな警戒心が強くて近寄れない。猫を勝手に持ち去る人が多いらしいので、知らない人には懐かないのかも知れない。
あの子なんか近寄る素振りを見せただけでシャーかます。イヤなら出てこなきゃいいのに。
猫寺を辞去して次に立ち寄ったのは小田急線の黒川。馴染のクリームはあいにく不在だったが、巡回中の黒白に遭遇できたのはラッキーだった。
きれいな鉢割れの気になる子。でもここに来ることはたぶんもうない。
淋しいけど小田急はなー。小田原へアジフライ食べに行く用でもなければ乗る機会がないんだよ……。
最後にすみれちゃんにも会えたのでいい感じの締めくくりになった。彼女には俺が「日の丸猫」と呼んだキジ白の相方がいたが、2018年8月に死亡して今はこの子だけが残っている。離れたところで様子を窺っている鉢割れ黒白は野良なのだそう。
今日の猫は以上。異動後も仮の名前をつけている猫には時々会いに行くつもりだが、トラ子さんやエビ子、キジ白3号などがいる青梅線沿線は通勤経路を大幅に逸脱することもあり、新しい環境に慣れるまでは休日を利用して赴くことになると思う。10月と11月は週末の出張がありそうなので、いつのことになるかはまだ分からない。