最近のサチコは寝ているか、鳴いて猫缶を要求するか、ほぼこの二つの行動が一日の多くを占めるようになってきた。もともとマコちゃんとの仲は良くなかったが、このところ狷介さを増している気がするし、ご飯の食べ方も以前とはだいぶ変わった。相変わらずカリカリにはまったく口をつけようとせず、俺が休みの日は1~2時間おきに猫缶を食べているにもかかわらず体重は減る一方だ。まだ先のことと思っていたが、もしかしたら痴呆が始まってきたのかも知れない。刺激の少ない室内飼いで留守番も多いから、そうした衰えが早まることは考えられる。
ただ、痴呆かそうでないかを知ることはさほど重要ではないと俺は思っている。いずれにしても表れてきた兆候や症状に合わせてケアするほかないからだ。これは今までも心がけてきたことであって、今後はその内容や程度が少しずつ変化していくのだろうと思っている。
さて、今日は三連休の最終日ということで晴れることを期待していたが、残念なことに朝から降ったり止んだりの不安定な天気だった。髪が伸びてきたので床屋に行くつもりだったが、前回行った西立川の店も何となく気に入らなくて、色々考えた結果、もともと行っていた新秋津の店で切ってみることにした。店主が変わって技術料も値下げしたとはいえ、必ずしも以前より良くないとは限らないからだ。
東所沢から散歩を開始したのは遅めの9時半前。春から床屋難民になって以来4ヶ月ぶりに猫農家に行ってみると、数匹の猫が思い思いに寛いでいた。
どんなメンツがいたかあんまり覚えてないんだけど、とりあえず初めまして。
この三毛は難しい子で、自分から近寄ってくるのに、構おうとするとシャーと言う。
難し子ちゃんは人懐っこくないわけではなくて、慎重にやれば近くでシャッターを切っても大丈夫。
久しぶりに伊之助に会いたかったけど、今日は出てこなかった。
7匹目は微妙な毛色。現場ではクリームと青トラの三毛かと思ったけど、撮った動画を見たら、立派なものがぶら下がっていた。これがキジ色なら俺もう毛色の分類に自信ない……。ちなみに模様は渦巻きが途切れた感じになっていて、これもちょっと珍しい。タグは「その他」に分類しとく。
今日会った中ではこの子がいちばん若いようだね。1匹だけ敷地から出て、草をいじったりして遊んでいた。
雨が降ってきたから雨宿りできるところへ行かなきゃ。じゃあまたね。
小雨のぱらつく中、荒れた感じの畑に差しかかると、茂みの中からこちらを睨んでいるのを発見。
その後は芳しくなく、茂みの茶トラから30分歩いて、床屋の裏手まで来てようやくもう1匹見つけた。
本人としては真剣な表情なのだろうけど、それがあまり伝わってこない顔立ちの子。黒い鼻の頭が緊張感を和らげる?