職場が異動になった10月以降、妻が入院するなど色々バタバタしていたが、特に先週はマコちゃんの体調不良と俺のコロナ罹患が重なって大変だった。
俺のコロナは先月27日夜から体調が怪しくなり、翌28日は倦怠感と悪寒が著しく、体温も38.7℃程度まで上がって動くこともままならなかった。ただ巷で言われているような喉の激しい痛みや下痢などはなく、体温の高い状態も長くは続かなかったので、夕方になって近所のクリニックを受診するまではインフルエンザだとばかり思っていた。鼻の奥に綿棒を突っ込まれてから約10分後、「コロナですね。はっきり出てますね」と言われた時は心底びっくりした。
一方のマコちゃんは先月14日に4期2巡目の抗癌剤治療を受けてからというもの、便の細い状態が続いていて、27日にはお尻を床に引きずって歩いたり、何度も息む仕草を見せたため、出勤前に便秘薬(モビコール配合内用剤LD)を投与。それが原因なのかは分からないが翌28日には下痢や嘔吐を繰り返し、虚脱したようになって炬燵から動かなくなってしまった。たまたま29日は4期3巡目の抗癌剤治療日だったため、コロナで動けない俺に代わって妻が農工大に連れて行ったものの、抗癌剤治療が延期になった上、下痢や嘔吐に対してはレントゲンで便の滞留がないことを確認しただけで補液すらしてもらえず、30日と12月1日にかかりつけ医に診てもらってようやく回復の兆しが見えてきた。27日からの数日間は飲まず食わずが続き、ついに看取りの時が来てしまったかと夫婦で悲壮な覚悟をしたほどだった。幸い今はすっかり回復して食欲もあるが、体重は今月2日の時点で3.40kgとサチコに迫るほど痩せてしまった。
そんなわけでコロナといっても落ち着いて休んでいられず、発症の翌日からマコちゃんの対応で動き回っていたせいか、職場復帰前日の3日になってから味覚障害と嗅覚障害が現れた。回復までに要する期間は個人差が大きいらしく、6〜8割の人は2週間程度、長い人では数ヶ月もかかるらしいので気が滅入っているが、妻が炬燵で放屁しても匂いを感じないのは利点だし、そう悪いことばかりではないと考えるようにしている。
今日紹介するのはコロナの症状がある程度落ち着いた今月3日、リハビリがてら南武線沿線を散歩して見かけた猫たち。何度訪ねても会えない揺れる想いに会うため、たぶん5回目ぐらいになるチャレンジを兼ねて二つの区間をハシゴしてみた。
8月下旬以来の顔見知り。毛色はクリームに分類しているけど、正確にはティッピングの生じたカメオタビー。
こちらも久しぶりの猫アパート。飼い主が引っ越して置き去りにされたという白が室外機の上で日に当たっていた。
誰かと思ったらオッドアイだったか。ここは白がたくさんいるので、近寄ってみないと誰が誰だか分からなくてなー。
アパートを一回りして(つまり元の方角に戻って)転がり始めた。これで俺を巻いたと思っているんだろうか。
この子も8月上旬以来。今ここに残っているのは、これらに加えてこの子とこの子ぐらいかなあ。
散歩前半の最後に中野島の猫拠点を覗いてみた。いつもの場所で寝ているのはいつもの2匹。
といっても最近は手前の茶トラ白も素っ気なくて、要するに俺の相手をしてくれる猫はもはや残っていないということ。昔は人懐っこいのもいたんだがなあ(一例)。
後半をスタートしたのは11時すぎとかなり遅く、大方の猫はお昼寝タイムに入ってしまって揺れる想いにも会えずじまい。馴染の美人さんが見えるところにいてくれたのは、昼食の配膳が近かったからかも知れない。
美味しいお土産はいつもの人にもらってくださいな。というか、うちの猫が2匹とも3kgぎりぎりぐらいまで痩せちゃったので、毛づやも体格もいい君たちの要求に切迫性を感じないんだよ……。
揺れる想いどころか猫アパートの黒白にも会えず、散歩後半は冴えない結果となった。最後に猫峠に立ち寄ってこの日は店仕舞いと相成った。
端正な鉢割れの三毛ちゃん。初めて会った2年前のあどけなさからすると、2021年生まれの今年3歳ぐらいかな。
猫峠のもう1匹はトラディショナルな毛並みのキジトラ。階段下で熱心に毛繕いしていた。
被毛が逆立っているので真冬だと分かるね。まだ氷点下までは行っていないけど、朝はそれなりに冷え込むようになっている。
この日の猫は以上。明日も気が向けば散歩したいと思っているけど、コロナの後遺症なのか、体がだるくて気持ちが上向かないので、家の中でサチコやマコちゃんを抱いて一日を過ごすかも知れない。