先月28日に発症したコロナは5日間程度でほぼ回復し、今月4日に職場復帰して現在に至る。嗅覚障害と味覚障害は今も残っていて、普段が10とすると3か4ぐらいのレベルなので色々なことに不便を感じている。いちばん困るのは猫の排泄物の匂いが分からないことで、2匹とも体調次第ではどこに嘔吐や脱糞してもおかしくないが、匂いが分からないことにはそれらの存在に気づきにくい。今週末には職場の忘年会があるが、味覚がないのでは長居するのも苦痛なので、酒は飲まずに軽く食べるだけにして早めに帰ろうと思っている。できれば正月休みまでには元に戻って欲しいんだがなあ(ちょっとお高いおせちを注文してあるので)。
今日紹介するのは昨日の午前中、市内を自転車で回って見かけた猫たち。住んで6年近くになる府中だが、仮の名前で呼ぶような親しい猫は意外に少なく、近所の武蔵やクロエさんを除けば駅前のサバ白2号ぐらいしかいない。以前はモノクロ爺さんなどの人懐っこい子も存在したが、引っ越してきたのと同時に2匹とも姿を見せなくなって、仮の名前をつける機会を逸してしまった。しかも姿を消した理由が好ましからざることを人伝てに知り、府中市内を開拓することに楽しさを感じなくなっていた。
とはいえ地元は地元。散歩コースとしてはそれなりに古く、長い付き合いの猫もいるから年末ぐらいは無沙汰を詫びておきたい。その願いが通じてか、この日最初の猫は1年2ヶ月ぶりの顔見知りだった。
アパートの高い生垣からこぼれる日差し。この日の最低気温は氷点下1.1℃と低く、終日に渡って北風が強く、歩き回るにはしんどい天気だった。
真夏に見かけたきりの茶トラがずっとそこで待っていたかのように佇んでいた。
もともと数軒離れた民家を頼りにしていた子。経緯は分からないが、今は近所に猫好きの家を見つけてねぐらを移したようだ。部屋の中にも猫がいるからきっとそう。
前回に比べると毛皮もきれいになっている。いい人を見つけて良かったな。
ここを通ると7割ぐらいの確率で見かけるけど所属不明。純然たる野良には見えないんだがなあ。
この日会った中ではいちばん古い知り合いで、初めて見かけたのは2016年4月。屋根の上などの高いところにいることが多く、これは冬だからというより臆病だからではないかと思う。
日常的に散歩しなくなって久しいからか、それとも年のせいなのか、気温の低い中を歩き回るのが辛くなってきた。日差しは強いものの気温は10℃ほどで北風は相変わらず強く、体が冷え切って血圧の上がっていることが分かる。自分のしていることが途轍もなく寿命を縮めるているように思えてきたため、この辺で切り上げて帰宅することにした。
なお、猫は風を避けるように地面に伏せている。
最後の猫はごくたまに見かけるキジ渦氏。たまにと言っても初めて会ったのは2022年7月で、この日は去年9月以来の1年3ヶ月ぶり3回目。きれいな渦巻き模様が印象的な子で、もう少し頻度を上げたいと思っているがなかなかムズカシイ。
帰宅してから血圧を測ったら160/110ぐらいで確かに高かったが、家庭用の簡素な機器なので正確性は分からない。先月の健康診断では149/105で特定保健指導の対象になっている。血圧といえばサチコも高く、一昨日の午後、かかりつけ医を受診した時に測ったら179/119という値。高血圧が元気の消失や頭痛の原因になっている可能性があるので、降圧剤を飲ませて様子を見ることになった。人間換算102歳のサチコに飲ませる薬は最低限に抑えたいと思っているが、原因の切り分けは必要だからもう少し頑張ってもらわないとな……。