40℃という気温を目にしてもあまり驚かなくなった昨今だが、地元でその数字に接するとさすがに感慨深い。明後日は八王子で最高気温40℃が予想されており、10の位が4ともなると今日の37.4℃が涼しく見えてくるから不思議だが、舐めてかかって2階でお昼寝していたら軽い熱中症になってしまった。部屋の中はエアコンで涼しくしていても、ベッドのマットレスに熱がこもるので体温が上がったらしい。一時は激しい頭痛でかなり辛かったが、体を冷やして水や塩分を取ったら数時間で回復したので助かった。これが偏頭痛となると何日も引きずることが多く、明日は仕事が忙しいのでどうしたものかと思っていた。
家の中で熱中症になったのは朝の猫サイクリングも影響していたかも知れない。昨夜が熱帯夜だったのはもちろん、朝の気温の上がり方も早い中、2時間も外をうろついていたのだからダメージも受けるだろう。しかも今日は溝ノ口〜宿河原という起伏の多いコースだった。
暑いのはイヤなので南武線の上り始発に乗り、スタート地点の武蔵溝ノ口に到着したのは5:21。今朝は駅の周りのシェアサイクルが出払っていて、少し離れたステーションまで歩いて行ったので、1匹目に遭遇したのは20分後のことだった。
地面で放熱する猫はよく見るが、垂直面まで利用するとは頭のいいヤツだな。
ここらの高みで時々見かける麦わら。夏仕様なので1月に比べると顔が小さく見える。
3ヶ月ぶりの猫峠ではまず2匹の猫に遭遇。早朝だから日なたでもまだ平気みたいね。
急傾斜地なのでどうしても見上げる形になる。できれば足元や尻尾も撮りたいんですけど。
そんな一部始終を眺めていたのは道路向かいの麦わら。さっきの写真で2匹と書いたのはこの子が正解(左隅に顔だけ写っている)。
麦わらの遥か彼方には茶色いお尻。2階のバルコニーの欄干が水平に撮れるのは急傾斜地ならでは。
茶系の多い場所だけど、これは子猫のころから知っている子。2022年生まれの今年3歳だと思う。
懐いてはいないので近寄れないけど、俺がフレンドリーなことは感じているらしく、逃げ切らずに出方を窺っている。短い尻尾が可愛らしいヤツ。
初めてここを通ったのは2014年6月の南武線猫行脚。この辺りの猫もだいぶ減って、あのころのメンバーも見なくなったが、猫自体は途絶えることのない場所。
鉄製の外階段は10年変わらない猫の避暑地。記念に2014年6月と同じアングルで撮影して次へ向かった。この続きはまた明日。