猫温泉よたび(2)


会津若松市の猫

 昨日は仕事中に何度も気絶するくらい眠かったので、今朝は散歩をお休みして7時近くまで寝ていた。とはいえ散歩する時は5時半に起きているので、それと比べても1時間あまり長く寝られるに過ぎず、夜間頻尿のためその間にトイレに立ったりもするので、寝不足が解消したという感じはあまりしない。恐らく睡眠時間の多寡よりも、寒い朝に長時間歩き回る身体的ストレスの方が遥かに影響しているのだろう。
 散歩をお休みしたのは眠かったからだけでなく、猫温泉旅行で会った猫たちを早く紹介したいからでもあって、今日は会津若松市内のとある猫拠点で見かけた猫たちの続きから載せていく。前回の記事の最後に現れた美人三毛ちゃんは妻に懐いて離れないため、裏手の広い駐車場を覗いてみると、隅っこで毛繕い中のキジ白を発見。この写真にはほかにも1匹写っているが、この時はまったく気づいていなかった。
会津若松市の猫

「何だ何だ」
会津若松市の猫

 キジ白の目の前まで来て、ようやくもう1匹いることに気づいた俺。向こうはこちらにお尻を向けているけど。
会津若松市の猫

「ん?」
会津若松市の猫

会津若松市の猫

 駐車場の隅にいたキジ白は、一昨年の夏、1km以上離れた場所で見かけた猫(こちら)に瓜二つ。一時はかなり同一人物説に傾いたが、高解像度の写真を見比べたところ、虹彩の模様が微妙に違っていたので別猫と判断した。ちなみに一昨年の猫は左下の犬歯が捻転しているように見えるが、抜けてしまうと外観からは分からなくなるので判断材料にはならない。
会津若松市の猫

 キジ白に向き合う俺を注視する猫がもう1匹。あまり天気が良くないのでどうかなと思ったけど、やっぱりここは猫が多いな。
会津若松市の猫

 まだ幼い感じの黒白。いい子だねー、怖くないから出ておいで。
会津若松市の猫

「僕を子供扱いするな」
会津若松市の猫

 駐車場の面々と別れて通りに戻ると、最初に出てきた茶トラ白が同じ場所で待っていた。
会津若松市の猫

「まだお土産をもらっていないことを思い出しました」
会津若松市の猫

 そっか、待たせて悪かったね。
会津若松市の猫

会津若松市の猫

 妻と遊んでいた美人三毛ちゃんも、一昨年の夏、姉妹と思しきもう1匹と一緒にいるところを見かけている(こちらの下の子)。きれいな毛並みの三毛ちゃんを見る限り、きっと平和な猫拠点なのだろうと安堵して、その場をあとにした。
会津若松市の猫

 この日は14時にレンタカーを予約してあり、借りた車で会津坂下ばんげに行くつもりだったが、時間配分を再検討した結果、寄り道せずにまっすぐ宿泊地の猫温泉へ向かうことにした。会津坂下に何かあるというわけではなく、近隣の知らない街を歩いて、ついでに猫を探してみたいというだけのことだったが、今回はあくまで妻のペースで動くことにしている。あとが詰まって急がせたのでは息抜きにならないし、宿に着くのが遅くなると夕食の配膳を待たせることにもなる。俺自身もAT車で安達太良の長い下り坂を運転するのは気が重く、行かなくてもいいところには行かずに済ませたい気持ちが強かった。
 会津坂下をパスすることを決めたのは、レンタカー屋へ向かう途中に見かけた1匹がきっかけになった。猫には充分会えたので、思い残すことはなくなった。
会津若松市の猫

 鳥を狙っているキジトラ。気づかれないように近づいてみよう。
会津若松市の猫

「あっ」
会津若松市の猫

 バレた瞬間、脱兎の勢いで逃走。車の下へ逃げ込んだ。
会津若松市の猫

会津若松市の猫

 会津若松の猫は警戒心の強いキジトラでおしまい。この日、街なかで食べたラーメンがとても美味しかったこともあり、ここにはまた来てゆっくり猫を探したいと思っているが、緊急事態宣言中に溜まった猫旅候補地はほかにもたくさんあるので、次となるとやはり来年以降になってしまうかな。東北新幹線に乗ったとしても郡山経由で4時間はかかるし、今回のように野岩鉄道経由だと6時間だし、会津若松は東京から200kmという距離の割に時間がかかるのがネックなんだよなあ。
会津若松市の猫

 曲がりくねった山道は日が落ちて暗くなった方が運転しやすい。対向車のライトに注意を払いつつ、離合不能な狭隘路を終点まで行くと、懐かしい一軒宿が見えてきた。時刻は17時ちょうどで周囲はまだ薄明るく、車を降りた俺たち夫婦を最初に迎えてくれたのは、宿の女将ではなく黒猫のぴーちゃんだった。
 この日の猫温泉は月曜日にもかかわらず宿泊客が11名も入っていて、俺たちが訪れた中ではいちばんの賑わいだった。夜半から強い雨が降り始めて、気温も6℃程度まで下がったため、泉温32℃のぬる湯に無理して入ったら風邪を引いてしまい、ぐずぐずして治らないまま現在に至る。寒さのせいか宿の猫たちも帳場に籠りがちで、深夜から明け方にかけて2匹が部屋に遊びに来てくれたものの、その時間はごく短かった。
 日付の変わった午前1時。茶トラ白のごま作が現れた。というか、俺たちがごま作の縄張りへ遊びに行ったと言った方が正しいかな。
福島市の猫

福島市の猫

 きれいな毛並みからすると、ごく普通の室内猫のように見えるが、10kmも離れた実家と宿を行き来するほど行動範囲が広い。
福島市の猫

 久しぶりに会えて良かった。ニンゲンの世界は感染症で大変だったんだよ。
福島市の猫

福島市の猫

 遊び疲れて自分の寝床に戻ってきたつもりのごま作は、炬燵に潜り込んだまま出てこなくなり、しばらく経って中を覗くといつの間にかいなくなっていた。朝5時ごろになって、部屋の外で鳴き続ける猫の声で目覚め、様子を見に出てみると、廊下の窓の外にぴーちゃんが張りついて「入れてくれー」と叫んでいた。ずぶ濡れの姿に驚いて窓を開けてやると、一直線に部屋に入ってきて、ごろごろすりすりが始まった。去年来た時も同じように雨が降っていて、グースカ寝ているところへ濡れたまま布団の中に入ってきたので、飛び上がるほど驚いたものだった。この日は写真を撮る間もなく1~2分で部屋から出て行ってしまい、あとは11時にチェックアウトするまで誰も姿を見せなかった。
 猫温泉の営業は11月中旬で終了。建物の雪囲いをしたら、猫たちは来春の営業再開まで里に下りる。
福島市の猫

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