以前は誕生月の2月に健康診断を受けていたが、職場から「年度末はできるだけ避けてくれ」との要請があり、不承不承ながら今年は11月に予約して今日行ってきた。健診の日は新宿区内を猫散歩する日でもあって、天気に恵まれたのは幸いだったが、スタートが11時すぎと遅かったせいか、サファイアちゃんや百人町の美人キジトラなど会えない子も何匹かいた。今は特に用でもなければ散歩自体あまりしなくなってしまい、次いつ行くかとなると難しいところではあるが、なるべく早いうちに機会を見つけて再訪したい。
健診会場からサファイア邸まで直行してくれるバス路線があり、毎時1本という運転本数からあまり期待はしていなかったが、健診を終えたのが発車時刻の2分前で今日の運を使い果たしたのかも知れない。いくら舌を鳴らしてもサファイアちゃんは現れず、お昼寝場所の植え込みを覗いてみると、それとは少し違う毛色のが見え隠れしていた。
去年11月以来、ちょうど1年ぶりのベルちゃん。毛艶も良くて元気そう。
サファイア邸の路地に戻ると道端にカミナリちゃんが佇んでいた。
後ろを振り向いて驚いた俺につられて猫も隠れてしまった。君は初めて見る顔だねー。
割と友好的のようだけど、鼻筋に残る傷が気の強さを物語っている。反りが合わないのか、カミナリちゃんはどこかへ走り去ってしまった。
俺の知るサファイア一家は、母親のベルちゃんに娘のカミナリちゃんとサファイアちゃんという母娘3匹構成。この子との関係性は分からないが、首輪のデザインからすれば、この子もサファイア一家のメンバーのように見えるし、サファイアちゃんの毛色がティッピングの生じたシルバー三毛で、この子の毛色もティッピング入りのカメオタビーであることからして、血の繋がった家族と考えても遺伝的に矛盾はない。
もしかして、お父さん?
その後しばらく猫影が途絶え、次に見つけたのは副都心近くまでたどり着いてから。縦格子の門扉の向こうに猫発見。
この家で暮らす2匹のキジ白のどちらかだと思っていたら、まったくの別猫だったでござる。
しかもノーマル・キジ白ではなく、青い目のポインテッド・キジ白だった! この街でカラーポイントを見るのは初めてかも。
床下の隙間が大きくて猫が隠れるのに便利そう。ちょっとだけ逃げずにモデルになってくださいな。
初めてこの街を訪ねた2014年10月、ここにはもっとたくさんの猫が暮らしていて(一例)、黒とキジトラはその時からのメンバーと思われる。仮の名前をつけた子こそいないが、この街の猫たちにはずいぶん長いことお世話になっている。
定点の猫拠点に大白斑が1匹。でもあれは臆病すぎて歯が立たない子なんだなー。
散歩帰りの鉢割れキジ白は機嫌が良さそう。お昼寝前に1枚頼むよ。
説得の甲斐あってアップに成功したものの、この直後、敷地の奥へ逃走。触れるほど懐く猫ってこの街にはいないんだよなー。