4面8線という構成の立川駅ホームには4つの蕎麦屋が存在するが、今はそのすべてがJR東日本系列のチェーン店となり、どこも代わり映えのしないメニュー構成で、まずくもない代わりに取り立てて美味しいわけでもない。しかし実は立川駅構内にはそばを食わせる店がもう一つあり(こちら)、今日は猫散歩で福生へ向かうついでに初めてその店のそばを食べてみた。その結果、立川駅構内ではその店がダントツで美味しいことが分かり、今後ほかの店からはますます足が遠のくだろうとの結論に至った。注意すべき点としては、本来その店は焼きそば専門店であり、普通のそばを提供するのは7:30〜10:00に限られていること。もう一つは、そのそばは蕎麦粉の麺ではなく、かんすい入りの黄色い中華麺であること。つまり姫路駅名物の「駅そば」が東京の立川駅で食べられるというわけなのである。つゆは透明な関西風で、かき揚げは揚げたてのサクサク。生卵とワカメの入った天玉そばは470円で、ホームの没個性な駅蕎麦屋と同額とくれば、こちらを選ばない手はない。できればすべての時間帯に提供してもらって、ホームの駅蕎麦屋と競争を促して欲しいところだが、立川の駅ビルは家賃がかなり高いらしく、焼きそばの半額以下でしかないメニューを大っぴらにはしたくないのかも知れない。
福生で散歩したのは知り合いの猫たちに年の瀬の挨拶をしたかったからだが、歓楽街の踊り子さんは1月からぱったり姿を見なくなったし、妹分Bはここのところ衰えが目立っていて、もし会えたとしても妹分Aだけだろうと思っていた。なので何気なく見上げた高みに大きな三毛を見つけた時は、かなり驚いて「いたー!」と声が出てしまった。
今朝は八王子で氷点下5.8℃を記録するほどの冷え込み。冬毛もこもこの踊り子さんは11ヶ月前とほぼ同じ佇まいで日差しを受けている。
踊り子さんの次は日なたで転がっていた妹分B。こちらは7月以来5ヶ月ぶり。
きっとこれは許容してくれている仕草。そういうことなら年越しのご挨拶を……。
転がったままの妹分Bの背後にも猫がいた。死角になっていて気づかなかった。
先月もここで見かけた子。近所の韓国スナックのママさんにご飯をもらっていたようだけど、お店閉まっちゃってるねえ。
とても臆病な妹分Aの写真は1枚だけ。ものすごい勢いで逃げていく様子を見送って、猫たちの歓楽街をあとにした。踊り子シスターズが3匹揃ったのは2018年7月2日以来だった。この続きはまた明日。