年内の休暇は明日からの三連休が最後で、それを過ぎると年明けまで勤務が続く。大晦日は夜勤なので職場で除夜の鐘を聞くことになる。年末年始の行事といえば猫2匹を風呂に入れるくらいだが、明日からかなり冷え込むとの予報なので、恐らく年が明けてからになると思う。マコちゃんはともかく、老齢のサチコは体温保持を考えて慎重にやらないと風邪を引かせてしまう。
夜勤明けの散歩は多摩境から。あやめちゃんに会うつもりで相模原まで歩いたが、残念ながら今日は姿を見せなかった。1匹目はスタート後ほどなくして見かけたお昼寝中の茶トラ。この家は通るたびに猫を見かけるので定点化してきているが、もともと古くからの農家で敷地が広大なため、見つけても写真は撮れないことの方が多い。
先月そうしたように、家の人にお願いすれば快く立ち入りを許してくれると思うが、そう何度も厚意に甘えたのでは申し訳ないのでやめておいた。
ちょこなんと座って日に当たる茶トラ白。猫の端正な佇まいが好き。
しかし、一歩前に出たらこの有様。この辺りに親しくしてくれる猫は皆無なのが悲しい……。
あやめちゃんは不在だったが、道路向かいの民家に相方の黒白がいた。
不信感あふれる目つき。特に恨まれるようなことはしていないはずなんだがなあ。
立体交差の歩道脇。こういう場所で猫に遭遇するのは割と珍しいかも。
縄張りを侵されているから。さっき駐車場で見かけた茶トラ白は、俺に気づくとぎょっとしたような顔つきになり、茂みに隠れてしまった。以前線路の向こうでも見かけていることから、あいつが広い縄張りを持っていることは明白だが、広ければ広いほど他人の縄張りと被ることになり、それを維持するには相応の強さが求められる。
あやめちゃんの路地で見かけたのはキジ白がもう1匹。個性的な塗り分けは一昨年の11月にもちらっとだけ見かけたことがあるが、とても警戒心の強い子で、目が合っただけで即座に逃げられた。
近所を見張る黒煙ちゃん。この季節は日中でも頻繁に会えるから嬉しいな。
しかし今日はあまり相手にしてもらえない。視線の先に不審者が現れたのだった。
忙しい武蔵は路地奥の黒煙ちゃんを一瞥しただけで、すぐに日なたへ転がりに行ってしまった。今日はこれでおしまい。