新しいレンズに変えてから一層荷物が重くなったせいで、首や肩が痛くてとても辛い。ショルダーをぶら下げたまま長い距離を歩くのはもう無理で、バッグに片手を添えて荷重を減らすようにしたり、人通りの少ない場所では手にカメラを持って歩いたり、とにかく肩にすべての重さがかからないようにしないと持たない。猫散歩を始めた時は、2本のズームレンズを交換しながら撮影していたが、面倒なだけでなく、猫にも逃げられて不便だったため、半年ほど経ったころ、2本の画角をすべてカバーしてまだ余る高倍率ズームレンズに変えた。移行後も重さは同じくらいだったが、その後も機種を変えるたびに少しずつ増えて、先日買ったSIGMAのレンズでついにとどめを刺された。次にカメラ本体を買うとしたらK-3 IIかなと思っているが、どうせ猫しか撮らないし、どうせ高倍率ズームだし、フラグシップ機じゃなくていいから、もっと軽いのにした方がいいような気がしてきた。長くやっていると本質を見失いがちだが、俺は機材なんかどうでも良くて、ただ猫の生きる姿を記録したいだけなんである。
まあそんな感じで肩や首は痛いんだが、ここのところ涼しいのはありがたい。今日の夜勤前の散歩は、七三の婆さんに会えることを期待して、立川から矢川まで歩くことにした。結果から書くと、婆さんどころか西国立を過ぎるまで1匹たりとも見かけず、怒りんぼさんの路地でようやく古馴染みの2匹に会えたのだった。
まずは近所の青2号。ちょうど家から出てきたところだったらしく、地面にちょこんとしていた。
駐輪場に自転車を置いていたら、隣のレーンに美人さんの妹がいた。しかもすでにバレていた。
暇そうにしていたので構ってもらっていたら、駅から電車接近のアナウンスが流れてきた。んじゃ行ってくるよ。
尻尾は置いといて、まず先にイケメン黒白。もう少し毛の長い子だったように思うが、夏だからか、さっぱりしている。
尻尾の主はキジトラ。「怒りんぼさんの路地」と呼んでいる割に、この路地で初めて会ったのは怒りんぼさんではなく、この子の方が先だ。このブログを開業して間もない2011年7月に遡る。
機嫌は良かったがカメラが怖いようで、近接撮影しようとしたら逃げてしまった。
久しぶりにイケメン黒白に会ったら、オッドアイ黒白のことを思い出した。ねぐらの路地に来てみると、佇んでいたのは大白斑のキジ白。
と思ったら……、
尻尾や背中にも茶色が入っているね。俺は嫌われちゃったみたいね。
オッドアイはいないのかなと思って見回すと、車の上に不自然な突起があるではないか。
今日はブアイソーズ公園にも寄ってみた。ここに猫が集まるのはご飯タイムの朝夕だけで、日中は閑散としているはずなので、あまり期待していなかったんだが、コンクリートの隙間(?)に挟まって寝ているのがいた。
真っ昼間にこれだけメンツが揃っているのは初めて見た。食料供給事情に変化があったのかも知れないし、単に過ごしやすい天気でまったりしていただけかも知れない。いずれにしても無事で何より。
ブルーシートにはまって寛ぐ白。ごくたまに見かける子だが、ブアイソーズとの交流はないようで、恐らく農家で飼われているものと思われる。棲み処は近所でも待遇はだいぶ違うのだろうな。