外出中は手指の消毒を怠らないよう心がけているので、小瓶に詰めたエタノールの減りがかなり早い。湯水のように使っているのは主に俺で、妻は手荒れがひどくなることを心配して、必要最小限に留めているようだ。特に今の季節はひびやあかぎれになりやすく、一度そうなると少し動かしただけでも鋭い痛みに襲われ、なかなか治らないのでかなり辛いとのこと。ディスポーザブル手袋は常備してあるが、細かな作業がしにくいので、あまり積極的には使っていないようだ。俺は若いころからそうした手肌の悩みには無縁で、エタノールどころかトリクロロエチレンで毎日手洗いしてもダメージがなく、むしろ田舎の祖父が「お前の手は苦労を知らない手だ」と吐き捨てるほど手指がきれいだった(バイトでトリクロロエチレンを扱うこと自体が苦労だと思うが)。俺のコンプレックスは足首で、この季節になると肌が乾燥して痒い上に、皮脂が大量の粉を吹き、黒い革靴が白っぽく見えるほどになる。手と足でなぜこれほど体質が違うのだろうと、若いころはずいぶん悩んだが、今はどうでも良くなった。
今日の夜勤前の散歩は西国立から柴崎体育館まで。ここのところ羽衣町の看板猫や、学校裏の母に会えずにいるので、天気のいい日を見計らって行ってみた次第。結果から書くとどちらも会うことはできなかったが、学校裏の黒白が隣の家の敷地に座っているところに出くわした。
MOONちゃんがマスクマンと呼ぶ鼻黒の黒白。ここのメンバーって、仮の名前をつけないまま親しくなって、もう10年近く経っちゃったので、今からだと過去記事を遡るのが大変なんだよなー。
猫アパートの隣に建った三棟の家は、ロールケーキを三つに切り分けたような狭小住宅で、マスクマンが座っていた建物だけがまだ売れずに残っている。
桜の巨木の猫民家を覗いてみると、定位置の安楽椅子でオッドアイがお昼寝していた。
壁の隙間に逃げたところを宥めすかして、何とか玄関前に出てきてもらった。この子も知り合って9年経つけどホント懐かないなー。
小さなビルの隙間で日に当たる2匹。これはちょっと分かりにくいので、クイズだと思って探してみて。
斜めの屋根ならもう少し写せたと思うが、水平な屋根だといくら背伸びしてもこれが限界。
諦めて振り返ると救いの神が鎮座していたが、これはこれで逆光が辛い……。
こいつはゆっくり1号のお友達。白斑が大きすぎて、茶トラ白なのかクリーム白なのかよく分からん(最近はクリームに分類しているようなので今日もそうする)。
いつもと変わらず不機嫌そうな表情の三毛。ここのところ相方の黒白1号をさっぱり見ないと思い、自分のブログで検索したら、最後に見かけたのは一昨年の暮れなのだった。