暑くなるとの予報だったとはいえ、まさか36.0℃にまで上がるとは思わなかった。徒歩に比べて楽なはずの自転車移動でも体へのダメージは大きく、むしろ風を切って走る分、熱中症のサインに気づきにくくなって危険だったかも知れない。明日も今日と同じレベルの暑さになるようなので、猫の通院もなるべく外気に晒さないように気をつけなければならない。車に乗せるにしてもエンジンをかけたばかりだと車内が暑いので、事前にエアコンで冷やしておかないと危険だ。ベルクマンの法則というのがあって、寒冷地に住む動物が大型化する理由を熊に例えて説明されることが多いが、これは体が大きくなるにつれて体表面積の比率が小さくなって、体温保持に都合がいいからだ。逆に猫のような小型動物は体表面積の比率が大きく、体温よりも車内温度の方が高い環境だと、熱移動が早く進んであっという間に熱中症になってしまう。明日は診察そのものよりも移動中の方が緊張するかも知れない。
夜勤明けの猫探しは多摩境〜相模原という定番コースで、最近は猫影が薄いことから空振りも覚悟してのサイクリングだったが、気温の割にはたくさん会えたので頑張った甲斐があった。あやめ邸を含むこの区間は大切に考えている散歩コースの一つで、もう少し条件のいい時にゆっくりお別れしたいと思っているが、京王線と横浜線の乗り換えに時間がかかることから、日勤前に行くとなるとかなり早起きしないと厳しい。梅雨明け前に涼しい日があればいいんだけれども。
ここはあやめ邸のはす向かいに建つ民家。あやめ邸の長毛三毛が日差しを避けて潜んでいた。
この子は鉄砲玉で滅多に見かけない。こんな暑い日に会えるとは思わなかった。
できればモデルになって欲しいけど、その出で立ちじゃ暑くて厳しいですかね……。
……などと交渉しているところへいつもの黒白が通過。先にこの子へお願いしようかな。
日なたに出ると死にそうになるので日陰で手短に済ませる。いつもはすぐに近寄ってきて写真が撮りにくい子だけど、さすがに今日はあまり動かないね。
故・あやめちゃんに初めて会ったのは2014年12月で、さっきの長毛三毛も同じ日からの知り合い。この子を見かけたのはそれから4年近く経った2018年10月なので、この一帯の知り合いとしてはいちばん新しい。チャンスがあったら今月中にまた来るよ。
このころ時刻は10時半すぎで気温は32.5℃ほど。日陰に隠れていればまだ平気そう。
この子はものすごく警戒心が強く、見かけても撮影に成功することは極めて稀。この写真も2021年5月以来だし、その前となると2018年10月に遡る。この頻度じゃカメラに収まるのはこれが最後だろうなあ。
車の下から出てくるわけもない三毛を諦めて立ち去ろうとしたら、違う毛色のが飛び出してきた。
このブログでは珍しいサバ渦白、いわゆる一つのblue classic tabby and whiteという毛色を纏った子。この子もなかなか会えないので諦めていたけど、元気そうな姿を見られて良かった。
今日の猫はこれでおしまい。このほかにも職場近くの妹ちゃんや中河原のサバ白2号のねぐらを覗いてみたが、どちらも不在のようだった。