家を出た時は辛うじて止んでいたのに、散歩開始地点の日野駅に降り立ったら、しとしとと糸のような雨が降っていてがっかり。それでも来た以上はしっかり猫を探すべく、キヨスクで買った傘を差して出発したのは、14:20のことだった。
強くなったり弱くなったりを繰り返す雨の中、とある畑に差しかかったところで、可愛らしいのを見つけてしまった。
異変を察知したのか、お母さんらしき黒白も塀の上に登ってきた。
もう少し近寄りたくて、家の人に撮影の許可をもらったところへ、都合よく畑の持ち主のオヤジさんも現れたので、大手を振って畑に突入。子猫はもう1匹いたけど、ものすごく臆病で、写真どころか顔も見せてもらえなかった。
……で、最後はこうなる。閾値を超えて、子猫ははるか向こうに逃げてしまった。
天気が悪くても、こういうことがあるから猫散歩はやめられない。きょとんとした子猫たちの表情を思い出して、ほくほくしながら歩いていると、民家の敷地に佇む三毛発見。
次に見かけたのも三毛。ここはたまにチェックする場所で、三毛と一緒に黒いのもいることがあるが、今日は1匹だった。
歩いているうちに雨はほぼ上がり、邪魔になった傘を振り回しながらぶらぶらしていると、町工場の前で所在なげにしている猫を見つけた。
たぶん会ったことある子だと思うけど、麦わら猫は模様で見分けるのが難しくて、今いち自信ない。
しゃがんでカメラを構えていたら、横から「にゃあ」と声がして、どこからかもう1匹現れた。
この子は覚えてる。だいぶ前にも住宅街の方で巡回しているところを見かけたことがある。2匹とも割と人慣れしていたけど、よっこらせと立ち上がったら、車の下に逃げてしまった。
最後は年寄り猫の集まる猫民家。今日は三毛の婆さんが1匹で留守番していた。
台風も近づいてくるということで、しばらくは空とにらめっこの日々が続くなあ。