津田山から久地までの区間は南武線と南武沿線道路の両側が山になっていて、線路と道路が寄り添うように掘り割りを抜けていく。なのでこの区間の散歩は線路のどちら側を歩いても坂道になる。今日の散歩はどちらにしようか悩んだが、もう少しで川崎市の全区を制覇できそうなので西側を歩いてみることにした。今まで川崎市内で猫に遭遇していない(歩いてもいない)のは宮前区と麻生区だけで、西側なら散歩コースに宮前区を絡められそうだったからだ。
いつもより遅めに家を出て、スタート地点の津田山駅に着いたのは8時半すぎ。家を出た時は曇っていた空が徐々に青くなってきて、湿度も高く、散歩前半は体力を消耗するばかりでなかなか見つけられなかった。
最初の猫に遭遇したのはスタートから約1時間後。急坂に並ぶ住宅街をあえぎながら登っていると、階段の上に茶トラが座っていた。
やっと見つけられて嬉しいんだけれども、息が上がってしまって手ぶれオンパレード。何枚か連写したので、いちばん良さそうなのをアップしとく。
こちらに興味はあるようだけど警戒されてしまった。このあと鈴の音をからから言わせて去って行った。
引いたらもっといた。この写真には4匹写っているんだけど、分かるかな?
先ほどの4匹に会ったあたりから日差しが強くなって、起伏の多い道路を歩くのは気息奄々。引き寄せられるように緑地に入ると、巡回中の茶トラ白を見つけた。
緑の多い場所は涼しくて助かるよ……。蚊に刺されるのが難点だけどね。
某巨大霊園でしばらく休憩したのち再び歩き出すと、木陰に2匹のキジトラが佇んでいた。
ようやく山を抜けて下り坂になり、久地駅に向かって歩いていると、黒いのがこちらを眺めていた。
線路端のとあるアパート。空き部屋のベランダでキジ白が寛いでいた。
割と人懐っこいようだったけど、3m以内には近寄ってこなかった。やっぱりカメラのレンズが怖いのかなー。
さっきの黒かと思ったけど目の色が違ってた。この辺結構いるかも。
……そう思って、駅へ向かう前に周囲を一回りしていると、やっぱりすぐに見つかった。こちらは日陰でお昼寝中かな。
近寄ったら敷地へ逃げたので、あとを追ってみると、こんな風になっていた。
最後は灰白にモデルになってもらった。
今日の散歩でいよいよ多摩区に入った。宮前区の猫にも遭遇したので、川崎市で残るのは麻生区だけ。南武線は麻生区を通らないが、最寄りの駅に到達したら散歩コースに絡めてみる。梅雨明けまでに登戸まで行けるかなー。