我が家では夫婦ともに新型コロナワクチンを接種する方針だが、俺が単なる65歳未満の一般ピープルであるのに対して、妻は複数の基礎疾患を持っているため、予約開始日や接種日が俺よりも3週間ほど早い。今日は妻の1回目の接種日だったので、付き添いのためお昼すぎから出かけて夕方近くに帰ってきた。万一重い副反応が出た場合、妻自身では対応できない可能性があるので、念のため明日まで二日間の休暇を取ってある。今のところ経過は順調で、これを書いている21時現在(接種から約7時間経過)、注射した部位に多少痛みを感じるものの程度は軽いとのこと。ちなみにワクチンの種類は夫婦ともにファイザーで、俺の1回目の接種は8月20日を予定している。
猫の方は朝早くに出かけて、拝島駅の周りを1時間40分ほどうろうろして、暑くなる前に帰ってきた。今月24日の日勤前に散歩した際、偶然にも1年半ぶりにシャム混1号の姿を捉えることができたので、今日は気長に出待ちしてみようと思い立ったのだった。
いつもよりさらに早い4時半に起床し、拝島に到着したのは6時ちょうど。今日の散歩は古馴染との再会から始まった。
日野の外れに住むオートフォーカス迷う君に似た雰囲気だが、もちろん別猫。まだ子猫だった2011年8月に初めて見かけて以来、拝島から引っ越すまでの数年間、何度か被写体になってもらっていた子だ。多少くたびれているようだが、この直後、昔と変わらぬ俊敏さで逃亡。
離れた場所で待つこと20分。まだ日の差さない路地にシャム混1号が現れた。
拝島時代のご近所さんに再会できて、嬉しい瞬間。現在の黒煙ちゃんのような存在だったからなあ。
路地向かいの空き地は不変の巡回コース。家屋が撤去されて更地になっても、新規の工事が始まっても、猫ってやっぱり簡単には縄張りを変えないのだな。
初めてこいつに会ったのは2010年3月のことだった。ブログを始めたころはまだ若くて無邪気だったが、今はカメラを向けると逃げてしまうのが悲しい。また来るから元気でいてね。
シャム混1号に会えたことで大方満足したが、まだ7時にもなっておらず、これで帰るのはもったいない。もう少し歩いてみることにして、駅裏の猫マンションへ足を延ばすと、日陰の暗がりに紛れて黒いのがぽつねんと佇んでいた。
この辺りは黒猫が多くて誰が誰だか見分けがつかない。たぶんこいつと同一人物だと思うが、虹彩の色素沈着がないので今いち自信ない。
次の猫も久しぶり。初めて会った10年前と同じ佇まいで寝ていた。
さては寝ぼけているな。指の匂いで記憶を呼び覚ましておくれよ。
いつもいつも手ぶらで来て撮り逃げしやがってー、などと抗議の声を上げるサバ白1号。和平会談の模様は動画でどうぞ(こちら)。
今日は古馴染の猫が多いので、こいつも初めて会った時(2012年8月)の写真をリンクしておく。猫の10年というのは人間換算で40〜50年に相当する上、外暮らしの苦労が年輪のように刻まれて、このような顔貌を作り上げるのだと思う。
茶トラ白の工場近くでもう1匹。コントラストが高いので分かりにくいかな。
キジトラのヅラを被った茶トラさん(というか麦わら)。二毛というのはX染色体の不活性化により、モザイクが完全にランダムに起きると思うんだが、多くの場合、二毛や三毛の模様にはこのような規則性がある。
日が高くなってきたので帰途につくことにして、駅へ向けて引き返していると、先ほどのサバ白1号が日差しを浴びて眠りこけていた。
間もなくすれば暑さで目を覚まし、秘密のねぐらへ帰っていくだろう。今日はたくさんの古馴染に会えて嬉しい散歩だった。