明日は日勤なのに夜勤だと思い込んでいて、今朝の散歩は少し無理して西国立から立川北まで歩き、たくさんの猫に会ってしまった。なぜそのことが「しまった」なのかというと、あまり写真の数が多いと、帰宅してから現像などの作業に時間がかかって、寝るのが夜遅くなるからだ。日勤が続く時は少し抑え目にしないと、夜更かしと早起きを繰り返すことになり、仕事中眠くて死にそうになってしまってとても辛い。
そんなわけで、翌日の勤務を勘違いしていたため、今朝の散歩は日勤前としては長めの1時間半。西国立駅をスタートして猫影のない怒りんぼさん路地を通り過ぎ、閑静な住宅街へ差しかかると、塀の上の黒い物体が周囲を睥睨していた。
刺激しないよう正面に回り込んでみる。視線は俺の背後へ向けられている。
この子、見たことあるかもと思って、帰宅してから調べたら、去年12月18日の朝に会っていた。あの時も何匹かでつるんでいたから、みんなお友達なのかも知れない。
学校裏の猫アパート。猫ボックスで縮こまっているのが見えるかな。
ほらいた。あれは個性的な顔をした息子の母。
今朝の母はとても機嫌が良くて、出てきて地面でごろーんしてくれた。写真もたくさん撮ったんだが、曇って暗くてみんなブレてしまった。息子は最近まったく見ない。
その後、二等兵の防犯連絡所に立ち寄ったが空振りで、次に見かけたのはさらに先に住むシャム姐さん。最初、家の周りを覗いてみたが見当たらず、諦めて立ち去ろうとしたら、気ぜわしげな鈴の音が聞こえてきて、振り向いたら空き地の奥に立っていた。
「写真撮らせてー」と声をかけたら、お澄まししてくれた。エキゾチックな顔立ち。
訝しげに見つめている。写真撮ったらすぐ行くから、一つ頼むよ。
こちらのキジトラは最初の写真でお尻を向けていた方。同じ毛色だから分かりにくいかな。
猫旅館では誰にも会えず、時間も押してきたのでモノレールの駅へ向かうことにした。ビルの階段下で朝ご飯中の猫発見。
ビルの隙間に逃げ込んだが、必死になってプスプス唱えたら、立ち止まって振り向いてくれた。たぶんこいつはここに住む2匹のキジトラの片割れだと思う。最初に会ったのが2011年9月で、その後は2~3回見かけただけ。基本的にここには朝しか来ないようだ。
時間は押しているが、ここまで来たら人妻三毛ちゃんに会わないわけには行かない。さっきのキジトラビルから立川駅を通り過ぎ、路地の奥の人妻邸に向かっていると、まるで待っていたかのように、空き地の隅に佇んでいた。