今日の八王子は朝から晩までずっと5℃台を維持したままで、雨は今も降り続いているし風も少しある。3月ってこんなに寒かったっけと思ったりもするが、6年前の2010年は4月半ばに雪が積もったぐらいだから、5℃ぐらいなら普通なのだろう。あのころはハバネロやブート・ジョロキアといった激辛唐辛子の栽培に熱中していたんだが、その時の積雪で全滅してしまった。前年の秋に収穫した実はペペロンチーノにして試食したものの、あまりにも辛すぎたため、残りは自家製のラー油を作ったり、乾燥させた実をみかんネットに入れて、米びつなどの虫除けにしたのだった。特にブート・ジョロキアは素手で触るとひりひり痛むほどで、焼いたり炒めたりすると刺激物質が飛散するので、保護手袋と保護メガネが必須だった。ただ、人間が大騒ぎする傍らでサチコやマコちゃんは平然としていて、猫はそうした物質に感受性がないのかも知れない。さすがに食べさせたりはしなかったが、匂いを嗅がせてもきょとんとしていた。
さて、今日は予定通り、12日の猫サイクリングの続きを紹介する(前回はこちら)。
某巨大公園を通り抜けたあとは、いくつかの猫拠点を回るつもりで、ゆるゆると走るうちに、とある住宅街に差しかかった。
民家の玄関先に黒が佇んで、こちらを眺めていた。ここは先月26日に訪れた猫民家の道路向かいで、こいつはその時に見かけた2匹の黒のどちらかかも知れない。ただしあの時はほかにも黒がいて、どれがどれだか判別はついていない。
少し近寄ってきて、様子見。美味しいものを持っているか、見極めているのかな。
待ち人ではないことが分かったらしく、このあと横の茂みに隠れてしまった。
「正解発表。最初のごろーんだけお母さんで、2枚目から4枚目までは私だよ」
この子はとても久しぶりで、前回会ったのは一昨年9月。あの時はまだあどけない顔立ちだったが、しばらく見ないうちに、すっかり立派な大人になっていた。
そんな様子を遠巻きに眺める母。次回は2匹の子供たちが遊ぶ様子から紹介する予定。