明日は風邪を引いて会社を休み、高熱にうなされ、ふと気づいたら奥多摩で猫と戯れている予定だったんだが、それをやるなら今日の方が良かった。両日とも晴れるようだが、真のドピーカンは恐らく今日限りで、明日はきっと雲が出る。山間の猫集落は日が翳るのが早いので、行くなら出来るだけ天気のいい日を選びたい。なので明日は風邪なんか引かないで普通に出勤し、奥多摩は次の機会を窺うことにした。
今朝の散歩は東中野バス停から多摩センター駅まで。このコースは始発のバスが6:38と遅く、夏場は散歩時間が短くなってしまってもったいないが、日の出の遅いこの季節は、職場に近い分だけ有利になる。里山の葉っぱの色づき具合を見たかったこともあり、いつにも増してゆっくり歩いてみた。
真っ赤な鳥居の向こうに猫発見。
空が澄み切ってとても眩しい。瞳孔がこれ以上ないくらい細くなってる。
尻尾の先が上を向いているのは、こっちに興味津々だからかな。あいにくお土産は持ってきてないんだよ。
定点の猫民家でキジ白がちょこなんとしていた。相方の三毛は不在のようだ。
強い北風が間歇的に吹いていて、そのたびに頭上から大量のどんぐりが降ってくる。何粒かが俺の背中に入って「あひゃー」と驚き、カリカリを撒く音と勘違いした猫が「にゃー」と鳴く。絶妙な呼吸の俺たち。
ぱらぱら降ってくるものが食べられないと知った六花咪は、南向きの斜面に留まって動かなくなった。
多摩市の森は色づき始めたばかり。冬にならないうちに、また訪ねてみよう。