今日の夜勤は17時~翌11時と普段より1時間だけ後ろにずれていて、雨雲が切れるころを見計らって家を出たつもりが、思いっ切り被ってしまって雨見の散歩となった。見かけた猫もわずかだったが、散歩ついでに人妻三毛ちゃん邸の現況を確認するという目的は達せられた。1階部分を丸ごと全取っ換えする勢いの大規模リフォームで、基礎と柱だけしか残っておらず、あれでは三毛ちゃんが戻るまでは当分かかりそうだ。
縦格子のフェンスから顔を覗かせた一輪の彼岸花と猫。ここは茶猫タウン北の細い路地。
いつもならだいぶ手前で逃げてしまう黒白だが、今日は余裕かましている。さては俺がそこに立ち入れないことを分かっているな。
とある民家の玄関先に佇んでいたのは、やはり黒白。この家で猫を見るのはとても久しぶり。
ここにはかつて、皺みたいな模様の三毛や鼻黒の黒白など、お気に入りの猫が何匹か暮らしていた。あの鼻黒だったら嬉しいんだが、この子はよく似た別猫のようだ。
あの子たち、もし元気にしているなら、俺が会いたがっていたって伝えておいて。
散歩終盤は17日に歩いたコースと一部重複する。誰かいるかなと思って擁壁の路地を覗くと、軒下で長毛キジ白が雨宿りしていた。
穏やかな顔つきでこちらを眺めている。気温は20℃を割り込んで過ごしやすい。
水辺に住む黒白を訪ねてみたものの、あいにく不在で、がっかりして立ち去ろうとしたら窓辺に猫がいた。
びっくり顔のキジ白。近寄ってカメラを向けたら、丸い目が一層丸くなった。今日はこれでおしまい。