先日に続いて今日の夜勤もなかなか仕事が片付かず、駆け足の紹介になってしまうかも知れない。なぜ「かも知れない」なのかというと、現在進行形でだらだらと問題が発生し続けているからで、それがどのくらいの頻度でいつまで続くのか、蓋を開けてみなければ分からないという世界だ。IT稼業では時々こういうことが起こる。
今日の散歩は2本立て。ここのところご無沙汰の上矢印ちゃんとその相方に会いたくて、最初は北町バス停から立川までの5.7kmを1時間半かけて歩いたが、上矢印ちゃんどころか、カメラに収まったのはわずか2匹という体たらく。日差しもなくて寒い日だったとはいえ、これではちょっと淋しすぎると思い、モノレールを途中下車して多摩センターまでの2.0kmを追加で歩くことにした次第だ。
最初のスタート地点である北町に到着したのは12時半。4ヶ月ぶりにゴメン顔の茶トラ白が住む駐車場に行ってみると、そこには戸建て住宅が建築中で、ねぐらを追われたゴメン顔は、相方の黒とともに近所の家の猫ボックスに収まっていた。たった4ヶ月だというのに街の様子は目まぐるしく変わっていく。写真は撮れなかったが無事ならまた会えると思い直し、廃線跡の路地をしばらく南下すると、とある団地の緑地帯で1匹の黒が寛いでいた。
たぶんこの子は近所の黒。黒だけに特定は難しいが、立川勤務時代から知っている子だと思う。
……と言っても、猫旅館は取り壊されてしまったけれど。跡地にはすでに建築確認の表示板が掲示され、それによるとここには木造アパートが建つようだ。
10年や20年行くかどうかという外猫の人生も、様々なことが起きるものだなあ。
その後、立川北からモノレールに乗り、多摩センターの手前で途中下車したのは14時半。2km弱という短い距離なので、会えても六花咪くらいのものだろうと高を括っていたが、今日は予想外に盛況だった。
枯れた芝生の上でちょこなんとする茶トラ白。臆病なので、これ以上接近することは無理。
前回見かけたのは去年10月で、その時に一緒だった黒白の子猫は里親の許へ貰われて行ったそうだ。出産を経て貫禄が増したようにも見えるが、ほぼ冬毛のせいだと思う。
崖上の木立から2匹の猫の鳴き合う声が聞こえてきて、回り込んで覗いてみると、茶トラが植え込みの向こうの何かと対峙していた。
懐いちゃった。植込みの向こうからすごい唸り声が聞こえるけど、放っておいていいの?
鈴をつけた茶トラは階段を下りてどこかへ行ってしまい、それを見計らったかのように、植え込みから次の猫が飛び出してきた。
誰かと思ったら君だったの。ずいぶん野太い声で鳴いていたから、黒白ボスがブイブイ言わせていたのかと思ったよ。さっき緑地帯で会った黒白だって、ボスと付き合って子供産んだらしいんだから。
ちなみにこの子は顔見知り。会う頻度こそ低いが、とても人懐っこくて可愛らしい子。初めて会ったのは2017年3月に遡る。
肝腎の六花咪には会えずじまいかなと思い、諦めて谷間の階段を降りようとしていると、遥か向こうからにゃあにゃあ鳴く声が近づいてきた。あれはもしかして……、
しばらくの間ごろごろすりすりが止まらず、10分ほど遊んで飽きてきたところを1枚。六花咪もやっぱり可愛いねえ。
最後は微笑んだようににゃあと鳴いた。今日は全体的に茶系猫の多い日だった。