ここのところ体調不良が続いていて、今日も散歩に出られる気がしなかったが、朝飲んだ薬が多少効いてくれたことが幸いして、ブログ開業10周年に休載することは何とか免れた。とはいえ最悪レベルであることに変わりはないので、手短にちゃっちゃっと済ませて明日はまたお休みする。明後日以降のことはまだ決められない。
今日は天気も悪かった。家を出たのは9時すぎだったが、端から強かった雨が時間の経過とともにさらに強まって、六花谷で猫たちと遊んでいるうちにずぶ濡れになってしまった。あの谷の猫たちは俺の知る中でもとりわけ人懐っこく、一時もじっとしていないので、傘を差しながら片手で写真を撮ることなどほとんど不可能だ。それでなくとも10日間も伏せって体力が落ちているのに、猫と一緒にあっちうろうろこっちうろうろして死ぬかと思った。体調不良時の猫モデルは冷淡な子の方が適していることを初めて知った。
まあそんなわけで一日一猫、11年目のトップバッターは六花谷の茶色。
表情から分かるように、一通りごろごろすりすりして、だいぶ飽きたところ。
六花咪はトンネルで雨宿りしていた。大きな鳴き声が響いてくる。
通りすがりの人がカリカリを置いていってくれたらしく、それじゃ足りないと訴えているところ。今あげるからしばらくじっとしていてね。
約1年ぶりの猫俯瞰ポイント。2匹の猫が惰眠を貪っているのが分かるかな。
逃げかけた茶トラ白は被毛が湿っている。この家の猫って濡れるのぜんぜん厭わないよなあ(一例)。
出てきたところで鉢合わせ。この直後、予定調和的に見えなくなるまで逃げていった。
散歩コースはここから猫ヶ丘一帯に遷移する。固く雨戸の閉ざされた民家の裏庭に猫が張り付いていた。
胸元に赤い鈴が見えている。ここにいて何かが出てくる見込みはあるのかしら。
猫ヶ丘というと、最近はちょん突きの三毛に会う機会が増えた。空き地の奥を覗いてみると、すでにバレてこちらを睨んでいた。
でも、何度会ってもまったく懐く兆しがない。触らないまでも、せめて指の匂いで挨拶したい。
写真じゃ伝わらない低い唸り声が悲しいぜ(でもなぜか近寄ってくる)。
久しぶりにアビちゃんちで猫を見かけた。といっても今日の猫は窓の向こう。
アビちゃんちの新メンバー、ロシアンブルーと思しき灰色子猫。恐らく現在この家にはこの子とアビちゃんの2匹が暮らしているものと思う。うちの妹もかつてアビシニアンとロシアンブルーを飼っていたことがあり、これは人気の組み合わせだったりするのだろうか。
帰宅したのは14時半前。雨はすっかり上がっていて、近所の猫路地では武蔵が一人で遊んでいた。
今日の猫はこれでおしまい。次回更新は体調次第だが、とりあえず明後日は出勤するつもりなので、散歩も多少はできるかも知れない(雨を突いて歩くほどの元気はない)。
今後の猫活動をどうするかについては、体調回復後に折を見て考える。ワクチンパスポートが発行されれば、海外渡航の再開(台湾猫散歩)も見えてくるだろうが、これから真夏を迎えることもあって、正直言うと体力的にはかなりきつく感じている。ある日突然「もう無理」となる可能性もあるので、もしこの10年間で登場した中に、ブログを通してもう一度会いたいという猫がいたら、俺が動けるうちにリクエストして欲しい。なお、このブログに登場するのはほぼすべて外猫であり、偶然に頼って出会うことが多いため、時間の経過とともに大部分が消息不明となっている。望まない結果をお知らせする場合もあるので、その点あらかじめご承知おき願いたい。
まさか本当に10年も続けるとは思っていなかったが、過ぎてみて幸いだったと思うのは、サチコがまだ元気でいてくれることだ。この日を迎えるよりも先にサチコが旅立つと思っていた。