昨日は仕事帰りの散歩中からすでに肌寒く感じていたが、夜になってさらに気温が下がり、約2週間ぶりに長袖を着て過ごした。16.7℃という最低気温は猫たちにとっても寒かったようで、寝入り端から布団に入り浸りだったサチコに加え、明け方にはマコちゃんも現れてお腹の上で香箱を組んでいた。痩せぎすとはいえ2匹合わせて8kg以上あるのでさすがに寝ていられず、予定よりだいぶ早起きする羽目になったが精神的充足度は高かった。
今日の散歩は久しぶりに谷保からスタートしてみた。最終的にはオートフォーカス迷う君をカメラに収めることが目標だが、いつも日野~甲州街道という同じコースを行き来して飽きてきたので、自転車であちこち寄り道しながら走ってみようと思い立った。正午すぎの立川行きに2駅乗って谷保で降りると、日曜日には似つかわしくない乗降客の多さで、何ごとかと思っていたら今日は谷保天満宮の例大祭なのだった。駅前は山車や神輿で賑わっており、人混みを避けるうちに次第に駅から遠ざかり、とある細い路地に入るとそこにも人混みから逃れたと思しき猫が佇んでいた。
若いキジ白は警戒心が強く、最後の1枚を撮るのに15分ぐらいかかった。ちなみにこの路地は初めてではなく、以前は人懐っこいペルシャ顔クラシックタビー薄色三毛とよく遊んだ場所。訪れることはほとんどなくなったが、今も少数の猫が細々と暮らしているようだ。
朝のうちは涼しかったが日が差すとやはり汗ばむレベルで、猫たちも見えるところにはいてくれない。ペルシャ顔の路地から8km走ってオートフォーカス迷う君を見つけてしまい、今日の目標は呆気なく達成と相成った。道中6匹ほどの猫を見かけたが、どれも敷地の奥で眠りこけるなどしており打つ手がなかった。
意外に持ち堪えるオートフォーカス迷う君。同じアプローチでも日によって反応が違うのはなぜ?
目つきは湿っぽいけど毛並みはよさげ。俺のお土産なんか食べてくれるかなあ。
予想外に淋しい結果だったのでコースを延長し、結局日野駅まで自転車を漕ぐことにした。頼れる住宅街では早速2匹の猫を発見。
この子は7月10日以来の霜降り二毛。活きは悪いけど庇の上で寝るようになったのだから真夏よりはマシ。
暑い暑いと言いながらも季節は進んでいて、まだ14時前なのにずいぶん影が長くなった。出歩く猫も俺も避難場所がたくさんあって助かる。
顔馴染のこの子は限りなくキジトラに見えるけど実は二毛。背中のわずかなレッドを目視確認したので間違いない。
レッドの被毛というのは、どんなにわずかでも四肢の指先や眉間のM字ラインには出るものだけど、この子はそれすらほとんどないので見分けるのは極めて困難。しかもこの近所にはそっくりなのが何匹もいるので(こちらやこちらなど)、個体を識別するのも極めて困難。観察者にはとてもツライ路地なのである。
日中の気温は26.3℃まで上がり、猫たちは日陰に隠れているのが多かったが、その一方で朝は暖を取らなければ寒くもあり、体調を崩しやすいのはまさに今の季節。風邪引くなよと一声かけてその場をあとにした。