一時は右肩下がりだったマコちゃんの体重は2ヶ月ほど前からほぼ下げ止まっている。もし甲状腺機能亢進症だった場合でも、カロリー消費と補給が均衡しているだろうことが想像できる。7月末に動物病院を受診してからというもの、マコちゃんに多動の傾向がないか観察してきたが、体重減少前と著しく変わったというようなことはやはりなく、「敢えて言うなら」というレベルでシャカシャカの回数が増えたような気がするのと、以前より甘えるようになったことぐらいだ。近いうちにもう一度動物病院を受診する予定だが、こうした観察結果や血液検査などを踏まえて今後の方針が決まっていくものと思う。
夜勤明けの今日は暗く曇って気温も上がらず、府中アメダスでは最高気温24.3℃と夏日にもならなかった。昨日の願いが叶って汗だくになることもなく、むしろ少し肌寒いと感じながらの散歩になった。選んだコースは登戸〜京王稲田堤で、その大部分をシェアサイクルで移動した。9.2kmという距離は以前なら歩いていたレベルだが、いま夜勤明けでそれをやると寝込むぐらいダメージを受けるので無理。
今日の1匹目は登戸駅近くの空き地で発見。
この子に会ったのは2年前の夏の一度だけだが、今でもはっきり覚えているし、近くを通るたびにまた会えないものかといつも思っていた。現在登戸駅周辺は大規模再開発中で、古い家屋が次々に撤去され、ビルやマンションの建設が急ピッチで進んでいる。かつてここで暮らしていた猫たちの行く末が気になっていたところであり、この子はその象徴的存在でもあった。
あの子が身を寄せていた古い民家は今月4日にはまだあったが、いつの間にか更地になって猫だけが人待ち顔で佇んでいる。毛並みも体格も良く、親切な人に恵まれているものと思うが、それは今まで長い時間を一緒に過ごしてきた人ではないのかも知れない。
こちらは定点の猫民家。あれに見えるは3月以来半年ぶりのキジ白。
1年半近く会っていなかった隻眼の茶トラは少し衰えたようにも見えるが、人懐っこい性格は変わっておらず、軽く撫でたら甘い声でにゃあんと鳴いた。
雨雲が流れてきているらしく、今にも降り出しそうな空模様だが、幸い一滴の雨にも当たっていない。猫も見えるところに出てきている。
近所の喫茶店で何度か見かけたことのある子(一例)。小山のように盛り上がった背中が可愛らしい。
相変わらずいい毛並みで惚れ惚れするね。もう少し懐いてくれると嬉しいんですけど。
定点の猫農家まできて自転車を返却し、ここから京王稲田堤までの1km強は徒歩移動。行く手には黒白が見えているけど分かるかな。
飛び降りる素振りを見せたところ、何とか思いとどまってもらってもう1枚。常駐のオッドアイや茶トラ白は見当たらなかった。
移動距離は長かったがさして疲れもせず正午すぎに帰宅。駅から自宅へ向かう間にも何匹かに遭遇した。
車の下から出てきてくれたのは、親密度が上がってきたからか、それとも単に涼しいからか。
今シーズン初めて猫と彼岸花をカメラに収めた。右奥のぼやけた赤い物体がそれ。
昔は黒煙ちゃんも同じように佇んで武蔵を監視していたものだった。最後に会ってからもうすぐ2年になるのだなあ。
黒煙ちゃんほど天真爛漫ではない黒白。近寄る素振りを見せるとそそくさと自宅の敷地へ戻っていった。