猫の毛色が赤茶ける原因についての考察


川崎市の猫

 今日は早起きして家事をいくつかやっつけた。まず始めに裏庭の草刈りとリビングの衣替えをして、次に甲州街道のガソリンスタンドでからし号に給油し、その帰り道に動物病院に寄ってマコちゃんの検査結果を聞き、さらに中河原でクリーニングを引き取ったあと、お金を下ろしてお昼ご飯を買い込んで一連のタスクが終了。全部合わせて2時間半ほどの作業だったが、何もしないで一日を終えるのに比べれば精神状態は雲泥の差だ。
 マコちゃんの方は血液検査の数値上ほぼ問題なく、去年春〜夏にかけての体重減少で懸念していた甲状腺機能亢進症も心配ないとのことだった。例えば甲状腺ホルモンT4の値を見ると、去年7月の検査で3.58μg/dlと上限値に近かったものが、今回は2.47μg/dlとむしろ改善していたし、GPT(肝酵素)は87IU/l→55IU/l、GOTは59IU/l→29IU/lといずれも異常値が正常値に戻っていた。また、腎疾患で参照されるBUN(尿素窒素)は20.4mg/dl→21.8mg/dl、クレアチニンも1.54mg/dl→1.25mg/dlと至って正常。こうなるとなぜ体重が減っているのかが解せないが、体温が低めだったことから心筋症の可能性もなくはないそうで、心配であれば追加の検査(高感度心筋トロポニンI)を受けてみてはとのことだった。ちなみに今回の検査項目で基準値を外れていたのは総蛋白量(TP)の8.4g/dl→8.7g/dlとグロブリン4.8g/dl→5.6g/dlのみ。これらは体のどこかで炎症が起きていて、現在くしゃみが出て鼻水が止まらないことを示しているものと思う。一昨日処方された抗生物質は今のところ効いているように見えないが、明日まで続けて変化がなければ、様子を見つつ追加の検査を検討することになると思う。
 猫の方は昨日の夜勤明けに見かけた子たちの後編を。いつも偶然に任せてあちこち訪ね回っているので、会いたい子がいてもそうそう願いの叶わないことがほとんどだが、この日はかなりツイていて、行く先々で久しぶりのメンツに再会できた。前回の最後に紹介した大白斑の美人三毛もそのうちの1匹で、喜びのあまりしばらくいちゃついたあと、名残惜しくて元来た方を振り向くと、2匹の猫が茂みから出てきて見つめ合っていた。
川崎市の猫

 いがみ合っている雰囲気じゃないね。カップルかしら。
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 こちらに気づいて直ちに散会。また他人のデートを邪魔してしまった……。
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「フィールドでマッチングするのは簡単じゃないんだから、ホント勘弁してくださいよ」
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 うー、あの子は会ったことあったかなー。似た感じの子は金沢文庫で見たけどなー。
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 ここへ来てようやく1駅進んで定点の猫拠点へ到達。猫はいつもの場所で涼んでいる。
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 時刻は11時ちょうどで気温は20.9℃。日差しが強烈なのでもっと暑く感じるし、茶トラ白は車の下から出てこない。
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 こちらのサビは友好的。呼んだら自宅の敷地から出てきた。
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 サビがいたのは時々立ち寄るミモザ邸。今年も黄色い花が咲き乱れるのを楽しみにしていたが、2月末に来た時、完全に立ち枯れているのを見てからは足が向かなくなっていた。その時の記事にも書いたことだが、わざわざ枯らして放置する意図が分からない。こう敷地に入り込んでいては抜根するのも一苦労だろうが、剪定するなり切り倒すなり、ほかにも方法はあるはずなのになあ(内政干渉になるので文句はこのくらいにしておく)。
 木陰を失ったサビは玄関ポーチや車の下で涼を取っているようだ。
川崎市の猫

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 暑そうなので車の下へ促した。前回(去年8月)より少し痩せたかな。
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 サビの次は鉢割れサバ白の出番だよ!
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 この子も会いたかった子。去年のクリスマスイブを最後に何度来ても空振りだったので、元気な姿を見られて嬉しい。
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 再会を祝してぐりぐり。
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 前回までは懐きすぎて写真を撮るのにかなり苦労したけど、5ヶ月という冷却期間を置いたからか、今回は泣きが入るほどではなかった。というかこのコースには会いたい猫が多いし、今さらだけど仮の名前をつけようかなあ。あと2ヶ月半ぐらいで終わりだし悩んじゃうな。
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 登戸〜稲田堤のサイクリングで最後に見かけたのは黒。日の当たらない道端の草むらで舟を漕いでいた。
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 去年の9月以来だけどずいぶん赤茶けた。以前、黒煙ちゃんの毛色が黒くなったり赤茶けたりするのを見て、ターニッシュだろうと思って記事にもそう書いたが、様々な猫を観察しているうちに、赤茶けているのは首から下だけというケースが多く、それは毛繕いで舐めることのできる範囲と一致することに気づいた。今のところ根拠の希薄な想像でしかないが、このように後天的に首から下が赤茶ける現象は、食餌の内容や体調によって唾液の成分が変化することが原因ではないだろうか。例えば猫の唾液のpHは7.5~8.5だそうだが、人間がブリーチ剤で髪を脱色するように、何らかの原因で唾液がアルカリ性に傾くと毛色が脱色されるのではないか。猫が相手でもpHなら比較的簡単に測定できると思うので、機会があったらぜひやってみようと思っている。
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 最後はシャカシャカで見送られてこの日はおしまい。
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