真夏の暑さに晒されるたび、「もう無理」「今年こそ無理」と繰り返してきたが、そうこうしているうちにこのブログは開業11周年を迎えてしまった。最初にやめようと思ったのはいつのことだったか、今となってはもう思い出せないし、本当にやめるのがいつになるかも分からない。歯車が狂い出したのはやはりコロナの流行がきっかけで、発生から2年半以上経っても未だ終息していないことから、最後の締めくくりとして考えていた台湾猫旅にも行けそうにないし、その間にも旧知の猫が相次ぎ死亡するなどしてモチベーションは下がる一方だ。今は本当に先のことが分からない。
今日は妻とともに平山に出かける用があり、ついでに猫探しの散歩をしてきた。猛暑日が1週間も続き、夜は寝苦しく朝はあっという間に30℃を超えるので、一人で出かけるなら5時ぐらいから散歩したいところだが今日は無理。他の予定に合わせて散歩をスタートしたのは6:20で、これでは猫を見つけにくいばかりか、熱中症すれすれ散歩になるのも時間の問題だった。
1匹目は駅へ向かう途中で発見。定点の大きな駐車場を覗いてみると、駐車車両の間に馴染のキジ白が挟まっていた。
たまに駐輪場で見かける子。何度か親睦を深めるうちに、顔を覚えてくれたみたい。
昨夜は熱帯夜だったので6時半の時点で28℃ほどになっており、あまり期待せずに散歩をスタートしたが、1匹目はすんなり見つけられた。あれは会えて嬉しい外斜視のキジ白さん。
車の上でまったり中。見かけるのは去年10月以来。
背後で飼い主の奥さんが見ていたせいか、指を差し出しても逃げずに嗅いでくれた。
ここは暴れん坊彗星の落下推定地点に近い農村地帯。周囲に遮るものが少ないので日差しが容赦なく、猫はとても分かりにくいところで伸びている。
あれは農家で暮らす長毛キジトラ。広い屋敷のどこにいるか分からないので、ここで会えるのはツイている。
長毛キジトラ邸から路地の向こうを見ると、ちょうど猫が横切っているところだった。
朝の巡回から戻ったキジトラは顔見知り。子供がいたころはもっとスリムだったが(一例)、避妊手術の影響なのか、ここのところずいぶん体形が変わった。
ここは先月9日、京王線猫行脚の時に見つけた猫アパート。あの時は5〜6匹いた猫の大部分が逃げたが、この子は割と持ち堪えたので印象に残っている。
時刻は7時半をすぎ、気温は30℃を超えた。まさかの日なたで地面を嗅ぎ回る猫に遭遇。
うーん、あの顔、どこかで見たような気がするんだけどなあ。ここは初めて歩くエリアだし、きっと気のせいなんだろうなあ……。
気温はまだ大したことないにせよ、地面はどうなのよと思って触ってみたら、意外にぬるくて全然歩けそうだった。アスファルトの温度と気温の関係について調査した記録があり、それによると1967年8月某日、7時半の気温が29℃の時にアスファルト表面は36℃だったとある。人間や猫が火傷するとされる45℃に達したのが9時半ごろで、気温は32℃。13時半に最高気温の38℃となり、アスファルト表面は58℃まで上がったとある。晴天と曇天で大きな差はないようで、真夏に犬を散歩させるのは、せいぜい8時半か9時ごろまでにしておいた方が良さそうだ(あくまで肉球の火傷防止の観点から。輻射熱による熱中症の危険性などを考慮していない点に注意)。