そろそろ馴染の猫たちに最後の挨拶をする時期になってきたので、夜勤明けの今日は六花谷と日野の2箇所を自転車でハシゴした。最高気温25.6℃とそれなりに気温は上がったものの、日差しがなかったので過ごしやすく、猫探しにはいい条件だったと思うが、目的の達成度としては今イチな結果だった。
六花谷で会えたのは池のほとりの妻のみ。ゴンの祠のトラちゃんや二重橋の妻にも会いたかったし、何より黒白ボスに挨拶しておきたかったが、草木が生い茂る季節になってねぐらの見通しが悪くなっており、いるのかいないのかすら判然としない。いたとしても気が向かなければ出てこないので、根気強く挑戦するしかない。
仮の名前を付けている猫には今後もたまに会いに行くつもりだが、この場所はほかの猫拠点と繋げにくいこともあり、職場が異動になったらほとんど来られなくなると思う。
空振りもあれば予想外の再会もあるのが猫散歩。ニュータウンの緩い坂を下っていると、顔見知りの巨大三毛が家の前に出ているのを見つけた。
全盛期(?)よりも少し痩せたかな。今日は飼い主の奥さんとお話しできて、ふくちゃんという名前だったことが判明。近所で拾われた子で御年12歳だそう。
緑で埋め尽くされた駅前通りで馴染の黒に遭遇。目立つ毛色で助かるよ。
呼べば返事するほど人懐っこいけどカメラが苦手で、以前のようには近寄ってこなくなった。
甲州街道でモノレールを降りて、オートフォーカス迷う君のねぐらを覗いてみると、いつもの寝床に姿がなく猫の気配もしない。気づかれて隠れてしまったかと思って付近を見回すと、敷地の隅に里親募集の貼り紙があることに気づいた。それによるとオートフォーカス迷う君は4月に怪我をして入院し、現在は回復して屋内で過ごしているとのこと。本名を「モドキ」といい年齢は推定10歳。7年ほど前から居ついた野良猫だそうで、俺が初めて会ったのもちょうどそのころだったようだ(2017年1月)。
FIV(猫免疫不全ウイルス)陽性ということを加味しても、長い間気にかけてきた子なので里親募集には心が動くが、21歳の老いぼれ猫に加えて闘病中のを抱えている身にはさすがに難しい。「穏やかで温厚」で「人慣れしている」そうなので、いい里親に恵まれることを祈っている(俺は目が合っただけで見えなくなるまで逃げる姿しか知らないけど)。
次に見かけたのは砂利の地面で寛ぐ三毛。
説得に努めて何とか思い止まってもらったけど、表情には不審感がありありと現れている。
今日はいつもの黒じゃなくてキジトラっぽい。
背伸びしてカメラを向けたら面倒臭そうに視線をくれた。眠くない時は割と人懐っこい子。
奥の方にもう1匹いるね。ここで猫を見ることは少なくなったけど、天気が穏やかだと出てくるんだなー。
誰かと思ったらエキゾチック美人キジ白だった。初めて会ったのは2018年6月で、当時はちょうど妊娠中だったらしく、今とは別人のように細面で目の大きな子だった。
会うのも一昨年7月以来の約2年ぶり。写真を撮っていなければ知り合いとは気づかなかったかも。
こちらのきれいな霜降りは2020年12月に見かけた子だと思う。当時の写真には霜降りが2匹写っているけど、眉間のM字ラインの形からするとたぶん真ん中の子。やっぱり日中たまに来るだけじゃなかなか会えないものだな。
マコちゃんのことなどがあって忙しく、1ヶ月以上会っていなかったけど元気そうで良かった。肝腎のマコちゃんは一昨日の転科初日から抗癌剤治療を始めていて、そろそろ副作用が出始めるころなので体調を懸念しているが、今のところとても元気で食欲も旺盛だ。多剤併用療法ということで投与する薬剤は通院のたびに変わるが、1日1錠のステロイド剤(プレドニゾロン5mg)は共通。このまま順調に推移してくれればいいんだけどなあ。