啓蟄まであと4日もあるのに今日はヒキガエルが道を歩いていて、「出てくるのはまだ早いよ」と教えてやったら、目も合わせずに草むらへ逃げてしまった。失礼なヤツだ。
ちなみに台湾では啓蟄を「驚蟄」と書き、去年は3月6日、今年は3月5日で日本と同じなのだそうだ。台湾の3月なんて日本の初夏みたいなものだし、カエルも虫も年中活動しているのに、何をもって「冬籠りの虫が這い出る」節目としているのか分からない。ネットで調べてみたところ、立春から始まる二十四節気は戦国時代の中国で考案された季節区分法で、1年を24等分して、それぞれの区切りに名称をつけたものだとある。なのでこの区分法に従えば、世界中のどこでも3月になればカエルや虫が土から顔を出し、6月には穀物の種を蒔かなければならないことになる。
さらに調べたところ、古代中国が春秋戦国時代を経て秦に統一された時、その領土の南端が現在の荊州市(話題の武漢市から西に200km)あたりなので、種子島と同じ北緯30°くらいの緯度となる。種子島ではハブが冬眠するらしいので、3月に這い出てくることに矛盾はない。秦の時代の中国人は、北緯21~25°に住む人々が二十四節気を使うとは想定していなかったのだろう。
逃げられたのはカエルだけではなく、今日は猫の方も不調に終わった。
あれに見えるは近所の黒白。日差しの心地よい昼下がり、死角にもう1匹いる可能性は高い。
今日の散歩は東中野バス停から多摩センターまで。うまく行けば無尽蔵レベルのコースだが、今日みたいな日の日中帯は、みんなお昼寝に入ってしまって、猫影もまばらだ。
一時停止してくれたので1ショット余計に撮れたが、この直後、床下の奥に隠れてしまった。
淋しい結果ではあったが、最後に六花咪に会える(かも知れない)ので、このコースはいつも楽しみ。ほら来た。
お尻を撫でてやったら軽くごろーんして、まったりモードに入った。
木漏れ日の六花咪に見送られて職場へ向かった。先月、大出血大サービスをかましてくれたボス的黒白は不在だった。