三連休最終日の今日は俺にとっての夜勤明けで、明日も夜勤が続くことから散歩は大人しめにしておくべきところ、ほど良い曇り具合で涼しかったので仕事帰りに新宿へ足を延ばしてみた。あまり帰宅が遅くなると後々辛いので、9時に仕事が終わって唐木田9:33発の急行に間に合えば新宿のサファイアちゃんとデート、間に合わなかった場合は近場のはるひ野〜黒川辺りを回ることにしていたが、連休中は月末でもなければ基本的に暇なので、特に急ぐこともなく9時半には車中の人となった。新宿で山手線に乗り換え、スタート地点の高田馬場に降り立ったのは10:24。唐木田という辺境の地から正味50分でここまで来られるなら御の字だ。
久しぶりのデートには最短距離を全力で向かいたいところだが、猫の巣窟たる新宿区まで来てそれではもったいない。なるべく猫密度の高そうな路地を選んで歩いていると、案の定、5分もせずに1匹目を発見した。曇りの日は猫の行動パターンが拡散しがちで見つけやすい。
警戒するような表情は見せるものの微妙に視線が逸れている。もしかしたらこの子は目が不自由なのかも知れない。
20分ほどでサファイア邸に到着し、舌を鳴らしながらその辺を歩いていると、マンションの駐輪場から本人が飛び出してきた。以心伝心で嬉しいねえ。
5月上旬以来のサファイアちゃん。定期的に会ってこその親密度はまるでときめきメモリアルのよう。あれ油断するとすぐにパラメータが下がっちゃうからな。
指でご挨拶。人間の記憶が匂いと強く紐付いているように、猫だって匂いで覚えてくれるはず。プルースト効果ってやつね。
今の会社に籍を置いている間は健康診断などで今後も訪れる機会はある。次は11月かなあ。
今日のゴール地点は丸ノ内線の西新宿。顔見知りの美人キジトラに会うのもこのコースの定番。
首のシュシュがよく似合ってる。会うのはこれが5回目だけど、まだ触らせてはもらえない。
昔はたくさんの猫が暮らしていたとある路地。先を歩くおじさんが横を向いて手を振るので、何かと思って覗いてみたら猫がいた。
ずいぶん前にここで黒を見た気がして帰宅してから調べたら、2019年3月に会っていた。光彩とかちゃんと確認していないけど、面影からしてこれは同一人物だろうなあ。
真っ赤な鳥居をくぐって振り向くと、そこにはうどん屋の茶トラ白がいた。
うどん屋の子という確たる証拠があるわけじゃないけど、時々この家の屋根に上っているのでそういうことにしている(一例)。
兄弟と思しきもう1匹は最近見ない。11月になれば日差しが恋しくなるだろうし、健康診断の日が晴れてくれれば再会できるかも知れない。サファイア一家のベルちゃんやカミナリちゃんにも会いたいし、今から楽しみ。