8月以降の天候の不順さはちょっと記憶にないレベルで、秋晴れが続くはずの今月になってからも、すでに半分以上の11日が降雨日となっている。雨や雪でも猫は見つけられるので、俺自身はさほど影響を受けないが、この天気でいちばん困っているのは当の外猫たちだろう。猫の宴会場はどこも水浸しで、カリカリが置けないからご飯が食べられない。猫の嗅覚は犬に比べると遥かに劣っているので、いつもと違う場所にご飯を置いても、匂いを頼りに探し当てることは難しい。雨の日の猫たちが、窓辺や玄関先に張り付いているのは、理に叶った行動なのだなと思う。
夜勤前の散歩は西立川駅付近を歩くことにして、正午すぎに家を出た。
猫ヶ丘の民家で茶トラ白が寝ていた。台風21号の強風域に入るのは明朝になる見込みで、雨は強いものの風はないので、縁側はまだ濡れていない。
この家は庇が短いから、天気の悪い日は色んな猫が張り付いていたっけな(一例)。今は大方いなくなってしまったけれども。
西立川では数匹の猫を見かけた。……つってもこの写真じゃ分かんないか。
美人さんの妹には会えなかったが、意外な場所で親戚を見かけた。
お気に入りの場所だということは知ってるけど、今そこにいたらずぶ濡れになっちゃうよ。
某巨大公園で係長やスーダラ君に会うことは叶わず、2匹の拠点から奥へ進むと、木立の下で茶トラ白がぽつねんとしていた。