キティちゃんが猫じゃなかったと聞いて衝撃のあまり仕事が手につかない。
以前やっていた音楽活動でコンサートの演出を担当していた関係で、レコード会社や映画の配給会社と連絡を取り合う機会がたまにあった。ある時、古いアメリカ映画のワンシーンを使いたくて各所と交渉を進めたが、とにかく権利関係が複雑怪奇で辟易させられた。キャラクター商標権もそうした知財の一つだが、キティちゃんはその中でもかなり緩い方で、ちゃんとした企画書(と使用料)さえ出せば快く使わせてくれる。逆にとても厳しいのは世界的に有名な某ネズミで、市井の音楽団体が申請したところで門前払いが関の山。まず絶対に許可は下りない。だからネズミより猫の方がフレンドリーだと思って勝手に納得していたのに、猫じゃなかったとは……。
そんな衝撃から立ち直れないまま散歩に出たせいか、今日の猫関係業務は不調だった。久しぶりに七三ファミリーの婆さんに会えたので、少し元気が出たけれども。
母と爺さんはここのところ見ない。夕方に来ることがなくなったので、会えないだけかも知れないけど。
涼しくて爽やかな日だったにもかかわらず、今日の散歩は本当に不調で、あちこち歩き回っているうちに時間がなくなったので、いちばん近い柴崎体育館駅に向かうことにした。途中、ゆっくり1号の駐車場を通過。
いつもならしばらく足止めを食うところ、今日は時間がないので3分で撤収。またね。
塀の奥には三毛がいた。たぶん黒白とは兄妹。顔つきや挙動が似ているのと、遺伝的に矛盾がないので、何となくそう思っているだけだけど。
隣の家には三毛がもう1匹。最後の3匹は何度も会っているけど、これといった特徴がないので、仮の名前をつけといた方が分かりやすいかもなあ。