朝の猫散歩から戻ったあと寝室でお昼寝していたら、腕の中で丸くなっていたサチコが布団から出たので、あとを追ってみると、ちょうどトイレでおしっこを出そうとしているところだった。トイレの横には殺菌済の空き缶を用意してあり、それを後ろ足の下に差し入れたところ、特に嫌がることもなくまんまと採尿に成功。16時からの午後診察に合わせて動物病院に提出してきた。採取から3時間半のおしっこだからまあ新鮮と言っていいレベルだと思う。検査結果は週末ごろになるそうなので、また仕事帰りにでも寄ってみる。
おしっこ提出だけなら本人を連れて行く必要はなかったが、後ろ足の爪鞘が厚ぼったくなって完全に引っ込まなくなっていて、歩いたりジャンプするのが億劫な感じだったので、本人同伴の上、模範演技つきの爪切りレクチャーを受けてきた。サチコのように大人しい猫の場合、後ろ手にして切った方がやりやすいそうだ。
今日の猫は朝の散歩で見かけた何匹か。自宅から近い西府や谷保あたりの桜を訪ねるつもりで出かけたが、結果的にはやや欲張って立川市内まで歩いてしまった。あの辺りは桜が見事なのでつい足を延ばしてしまう。
1匹目は谷保の灰白から。曇って暗かったので出かけるのを遅くしたら、すでに朝ご飯が始まったあとで、お澄まし写真は撮れなかった。
一方、スクーター二毛のねぐらは静かなまま。食前なのか食後なのか分からない。
現在のシートの主は長毛キジ白。スクーター二毛にはもう1年半も会っていない。
猫参道には夥しい数の猫が見え隠れしていたが、カメラに収まったのはほんのわずか。この路地を開発してから日が浅いので、心を開いてくれる子がまだいない。
表情の分かりにくい毛色。胸元の白斑は一般的に知られているS遺伝子で生じるものではないように思う。猫の白斑には様々なレベルがあるが、最初にそれが生じるのは四肢の先端ではないかと経験的に感じている。
この路地にはこのような佇まいの猫がわんさかいる。距離が遠すぎるなどで10匹以上スルーした。
気配を察して様子を見に来るのもいるが少数派で、しかも臆病すぎて近寄れない。
SIGMAレンズを修理に出していた今月6日、4年半ぶりに見かけた三毛ちゃんが今朝もいた。
呆れたような顔つきでこちらを眺めている。かつて面倒を見ていたホームレスの暮らす掘っ立て小屋は、何年か前の河川改修の際に撤去されたが、その跡地にはいつの間にか猫サイズの掘っ立て小屋が建っていた。
景色のいい場所だが付近に民家はない。わざわざ来てくれる親切な人がいるのだろう。
三毛の住むせせらぎに沿ってしばらく歩くうち、民家の敷地の奥に茶トラがいるのを見つけた。警戒されてる?
塀越しにかくれんぼしていると、少しずつこちらに近寄ってきた。これは行けるかも分からんな。
まだ若そうな茶トラ。引っ込むべきか出ていくべきか、ここが思案の思案橋。
ソメイヨシノはすでに散り始め。そもそも一昨日の湿った雪で萼ごと落ちたり、枝が折れているのが多く、かなりダメージを受けたようだった。